漆黒の霧の中で―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)

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著者 : 藤沢周平
  • 新潮社 (1986年9月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101247151

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藤沢 周平
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漆黒の霧の中で―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • L 彫師伊之助捕物覚え2

    飽きさせない展開。が、前作よりも話が寺から大奥まで及んででかくなりすぎた感じがしないでもない。殺人鬼っていうのもピンとこないし。一町人には手に余る感じも。

  • 伊之助シリーズ2作目。
    前回と同心が変わりましたが、半沢に比べ石塚のほうが小ずるくて好きになれない。
    伊之助を無償でいいように使っていて腹が立つ。

    伊之助の体術の描写には毎度息を呑む緊迫感があって、藤沢周平の筆力に改めて感嘆します。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    竪川に上った不審な水死人の素姓を洗って、聞きこみを続ける伊之助の前にくり広げられる江戸の町人たちの人生模様―。そして、闇に跳梁する謎の殺人鬼による、第二、第三の殺人―。伊之助の孤独な探索は、大店の主人や寺僧たちの悪と欲の世界を明るみに出すが…。元は凄腕の岡っ引、今は版木彫り職人の伊之助を主人公とする、絶妙の大江戸ハードボイルド。シリーズ第二弾。

  • かつての、岡っ引きの血が騒ぐ。連続する殺人事件の最中、彫り師伊之助は勤務先の藤蔵にやきもきされながらも、隙を見て、探索に出る。報酬を得ず、好奇心の赴くまま活動する姿はかっこいい。2016.8.4

  • 唸るくらいに読ませる。
    地味ながらもかなり面白い。
    少しずつ犯人に近づいていくのだが
    絶妙に焦らして話が展開するので、
    読むのがやめられん。

    って、この本一回読んでるにも関わらず、
    また買っちまったじゃんか。とほほ。
    ブクログ感想書くときに気づいたワイ。

  • シリーズ2作目。最初のわりと長めの風景描写に先ず感嘆。ちょうど読んでいた季節と同じで、頁から若葉の香りが薫ってきそうなくらい美しい描写。
    藤沢氏はこの季節が好きだったのだろうか、などと思い巡らせた。 1作目よりは軽めな読み心地だけれど、一気に読ませる得も言われぬパワーは健在。
    3作目も楽しみ!

  • 彫師伊之助シリーズ2。

  • いのすけ〜。小説の中の人にこんなに恋焦がれたのは初めてかも。

  • 彫師伊之助シリーズのひとつらしい。もちろんこれだけでも十分楽しめる。ひとつの殺人から次々と起こる事件を地道に解き明かしていく伊之助と、彼を取り巻く人々、藤沢周平の表現力に感服。江戸の情景が目に浮かぶ。とくに長屋でのやり取りなど、人情がよく顕れている。そこに自分が立っているような感覚にすらなる。しばらく藤沢周平に浸りそうだ。

  • 前にも書評に書いたように、この物語は地味なのだけど、伊之助の探索ってか捜査がこつこつ、ひとつひとつ積み上げていき無駄がなくて、読んでてほんとに自分の「足」でもって道筋を少しずつ辿ってゆく気がして、面白い。
    こう、現代風な突飛なところからの展開、みたいのがなくて、あくまで伊之助という男の目を通し、慎重でソツのない調査法で解決に導くのだ。
    ・・・それにしても伊之助って、やっぱり「隠れ岡っ引き」だと思う^^;
    十手持ちから離れたクセに、事件に足を突っ込んでしまい抜き差しならぬところにきて、謎が謎を呼び闘争本能・探索本能をくすぐられると・・・
    もう、表の仕事を半分放り出しながら事件追求にのめりこむ。
    それでいて彫師という表向きの職場でも、親方に睨まれながらも上手く立ち回ってこなしている。
    まったく、器用な奴だと思う。(笑)
    しかしこの物語の中で伊之助が持っている「心の闇」、自分がその道のスペシャリストであるが故に招いた過去の不幸が、その後の伊之助の「女性」に対する接し方に表れている。
    女に対する愛情の面では、伊之助は繊細な人なのかもしれない。

    このシリーズもあと一冊で終わりみたいだ。
    ちょっと残念だなぁ・・・もっとこのシリーズ、書いてくれたらよかったのに。

  • 前回よりは事件の進みがテンポいいのは、人の命がかかっているという焦燥感がないからか。それとも同心が後ろについているからか。
    色々思いがあるにせよ、何で手札を貰わないかなーと思ってしまう私は、まだまだ若いのかもしれない…

  • タイトルかっこいい。
    捕り物帖の作家はみんな洋本好きなんだ。。。
    私の読書の順番もあってるんだな。
    今度は岡本綺堂を読んでみよ。

  • 藤沢周平全集第11巻

    3作シリーズもの「消えた女」「漆黒の霧の中で」「ささやく河」



    元岡っ引きの彫師伊之助が,やむなく事件の探索にかかわって事件を解決していく。

    同心の半沢から代わった同心石塚宗平とのコンビの行く末と,伊之助とおまきの仲が

    どうなってしまうのか。シリーズが完結していないのが残念でもある。

  • 捕り物が好きで、いろいろ読んでみたのですが、この話の主人公はかっこいいヒーロー系じゃないところがいいです。
    でも見た目とふだんの生活はさえないけれど、それは表向きの顔で、実は強くて頭もよくて・・・というところがだれかに似てるんです。
    え〜っとだれだっけ!?とずっと悩んでいたのですが、やっとわかりました。フリー・マントルの「消されかけた男」ですよ。うん。
    話の内容ですが、事件は一応解決するのですが、それがすっきりした終わり方でなくて、やるせなさが残る部分があるのです。
    本当はそういう終わり方は好きでないのだけど、この話はすんなり受け入れられました。なんでだろ?うそくささがないからかな。
    小説なのにうそくさくないって変だけど。

  • 時代物は楽しいですな。

  • 伊之助シリーズ第2弾。ラストシーンの会話での台詞がいまだに胸に残っています。

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