刺客―用心棒日月抄 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101247168

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの藤沢作品でした。斬り合い、権謀術数の数々…「やっぱり、これだよな」と、安定したおもしろさです。

  • 藤沢周平先生どれを読んでも面白い。佐知がいいね。凶刃を飛ばして読んでる。

  • 用心棒日月抄シリーズ第3巻。。
    各章で携わる用心棒稼業に人情味や滑稽さを感じさせる典型的エンタメ時代小説です。
    その中で、全体としてはどこか情感が漂うのが藤沢さんの良い所。
    シリーズの進行に従い主人公の青江又八郎に近づいて行くヒロインの佐知さんのお陰かな。

  •  藤沢周平「刺客」、用心棒日月抄シリーズ№3、1987.2発行。青江又八郎は、今度は佐知の父親、筆頭家老で10年間執政をつとめた、今は嗅足組(かぎあしぐみ)の頭領である谷口権七郎の命により、佐知を守るため脱藩して江戸に。江戸では用心棒の仕事と佐知を守る本業が交互に。役目を終えた夜、佐知から「私を青江様の江戸の妻にしてくださいまし。ひとには内緒で。」と。

  • 2020/3/12再読、読了予定。

  • 20代後半で口数の少ないヤルときゃヤルさ!のイケメン藩士(職業:上司に脱藩指示されて江戸で浪人稼ぎで真の悪人を斬る。加増ほとんどなし。でも美女との出会いあり。要はブラック自治体の優秀な地方公務員さん。残念ながら上級職ではない。)青江又八郎さんシリーズの第3弾。

    今回も面白かったです。
    コメディではなく格調高めな文体なのに、自然と次がとても気になるし、読み終わった後は続きが読みたくなる。
    こういったお兄ちゃんは、少なくとも2人は奥さんがいてもいいねぇ♪

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    お家乗っ取りを策謀する黒幕のもとから、五人の刺客が江戸に放たれた。家中屋敷の奥まで忍びこんで、藩士の非違をさぐる陰の集団「嗅足組」を抹殺するためにである。身を挺して危難を救ってくれた女頭領佐知の命が危いと知った青江又八郎は三度び脱藩、用心棒稼業を続けながら、敵と対決するが…。好漢又八郎の凄絶な闘いと、佐知との交情を描く、代表作『用心棒シリーズ』第三編。

  • 相変わらず主人公青木又八郎は人を斬りまくる。

    この人には、人を殺したことに対する自責の念はないのだろうか。

    などど、あまり関係ないことを考えながら読んだ。

    あいかわらず面白い。

  • 面白かった。用心棒での出来事を絡めながら進んでいく内容が飽きさせなくてよかった。

  • 黒幕が呆気ない終焉を迎えたのは物足りなかった。これまでもそうだが、シリーズの完結が窺える。シリーズ全般明るさを感じる。ユニークと爽やかさ。期しくも「凶刃」が残っている。勿論手に取るつもり。2016.4.3

著者プロフィール

1927-1997。山形県生まれ。山形師範学校卒業後、教員となる。結核を発病、闘病生活の後、業界紙記者を経て、71年『溟い海』で「オール讀物新人賞」を受賞し、73年『暗殺の年輪』で「直木賞」を受賞する。時代小説作家として幅広く活躍し、今なお多くの読者を集める。主な著書に、『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』『白き瓶』『市塵』等がある。

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