ささやく河―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)

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著者 : 藤沢周平
  • 新潮社 (1988年9月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101247199

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藤沢 周平
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ささやく河―彫師伊之助捕物覚え (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • L 彫師伊之助捕物覚え3

    謎の殺人の動機と下手人が明らかになる道筋は巧妙でしてやられた感が。途中読みながら振り返って確認読みしたいくらいで、やっぱり取りこぼして読み進めたらいけないと思う。無駄な文字はないよ、まったく。裏の説明書き読まないほうが吉。
    これで終わりなのが惜しいくらいのシリーズ。同心石塚との付き合い、庄助という下っ引、おまさとの仲、まだまだ続いても良かったー。

  • 彫師伊之助捕物覚え三部作の三作目。

    伊之助が面倒を見ていた行き倒れの男が刺殺された。身元を調べると男は島帰りであり、殺された理由も過去の犯罪が絡んでいると思われる。前巻同様に石塚に協力を要請され、伊之助が江戸の町を探り歩く…。

    おまささんとの関係が進まないまま終わってしまったのが残念でした。
    このシリーズをもっと書いて欲しかったな…。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    元は凄腕の岡っ引、今は版木彫り職人の伊之助。定町回り同心石塚宗平の口説きに負けて、何者かに刺殺された島帰りの男の過去を探るはめに。綿密な捜査を進め、二十五年前の三人組押し込み強盗事件に辿りついた時、彼の前に現れたあまりにも意外な犯人と哀切極まりないその動機―江戸を流れる河に下町の人々の息づかいを鮮やかに映し出す長編時代ミステリー。シリーズ第三弾。

  • 元は凄腕の岡っ引、今は版木彫り職人の伊之助。定町回り同心石塚宗平の口説きに負けて、何者かに刺殺された島帰りの男の過去を探るはめに。綿密な捜査を進め、二十五年前の三人組押し込み強盗事件に辿りついた時、彼の前に現れたあまりにも意外な犯人と哀切極まりないその動機―江戸を流れる河に下町の人々の息づかいを鮮やかに映し出す長編時代ミステリー。

  • 彫師伊之助捕物覚えシリーズ3作目。25年前の押し込み強盗を探るうちに辿り着く殺害事件の犯人の意外な素性。ふと人の一生は?と考えさせられる1作。2016.8.11

  • ううう昔読んでいたのをまた買ってもーた。再読。
    面白い。
    さすが藤沢修平、読みやすいうえに話の展開も飽きさせず
    解けそうで解けない謎を、じわじわひもといていく運びは
    職人技です。

  • 彫師伊之助シリーズ3。
    一気にシリーズ3作とも読んでしまいました。
    元凄腕の岡っ引きだった彫師の男が、事件を追う。
    主な登場人物達の人間関係がいい。迷惑をかけてかけられて、その案配がすごくいい。

  • 江戸時代、ハードボイルド探偵もの

  • 彫師伊之助捕物覚えシリーズ第三弾。長編時代ミステリー作品で、刺殺された島帰りの男にかかわった版木彫り職人の伊之助が、定町回り同心石塚宗平の口説きに負けて、島帰りの男の過去を探るはめに。綿密な捜査を進め、二十五年前の迷宮入り三人組押し込み強盗事件に辿りつくが…新たに疑惑の仲間が刺殺される。探る島帰りの男の過去は母親にも見放されるような人生で、探索で浮かび上がる押し込み仲間も古い事件で確証が無いが、後ろ暗い過去を探られると伊之助に、殺し屋を差し向ける。非道な事件に巻き込まれた意外な犯人が哀れだった。

    元は凄腕の岡っ引だった伊之助も版木彫り職人との二股稼業も限界だし、おまさとの仲も……。探索して報われない結果となったこの作品で続編がなく終了となる。定町回り同心石塚宗平が伊之助を再び部下とするのか?おまさが伊之助を引きとめるのか?読み終え気になる。

  • 最後に来て、「ささやく河」の意味が納得できた。

    伊之助の人物像に好感がもてるし、これで終わりなのが、残念!

    おまささんとの関係も、どうなるのかなぁ・・・?

  • 伊之助、お人よしが過ぎるし。強いし。恋人にはうっすら甘えちゃうし。いいおとこ。 そして藤沢周平さんは上手。

  • シリーズ3作目。
    残念ながら、ハードボイルドと解説にあるような渋さや感慨は持てなかった
    主人公の躍動感にかけ、容疑者の動機を探ることの文が続く。
    最後の最後まで、動機の一つはわからなかった、という、なんとも現実的というか、詰めが甘いというか、、、
    この先、おまさとはどうなるのかな?が、残ってしまった

  • 元岡っ引きが追う江戸のミステリー。江戸の町をともに駆け巡っているよう。切ないミステリー。

  • 彫師伊之助シリーズ最終話。
    とある老人が刺されて死ぬ。
    伊之助の根気良い聞き込みの末、とある押し込み強盗の真相を探るうちにほとんどの者が気づかなかった小さな出来事が、今回の事件の発端になっていることに辿り着く。
    それにしても驚嘆すべきは伊之助の「聞き込み」の巧みさである。
    相手が逃げられないような核心を突いた質問を投げかけ、やむなくついた嘘、それを次々と裏づけを取って打ち壊し・・・じわじわと犯人を絡めてゆく手管は、慎重で隙がない。
    あーいう刑事を敵に回したら恐ろしかろうね^^;
    そして伊之助は、「一体何がそこまでヤツを殺人に駆り立てたのか」
    つまり本当の動機を追求する「心理的理解」が素晴らしいのである。
    誰しも抱えている、心の闇。
    それを最後まで見極め、命尽きる寸前の犯人に向かって
    「お前さんの動機は・・・復讐だったのだね?」
    と伊之助が静かに問いかける様子は、最後の最後で犯人と心を通わす、
    たった一人の人間であるともいえる。
    このシリーズは実に、ハードボイルドな男の話だった。
    暗い話だったけど・・・面白かったなぁ。

  • 彫師伊之助シリーズの第三弾。ただこれ以降書かれていないので最期の作品。

    島帰りの老人が殺される。犯人を追って過去に起こった押し込み強盗の全容を調べていく。

    まさに探偵小説。
    シリーズを読んでいなくても楽しめる作品になってます。

  • シリーズ三作目。今回は珍しく、自分から探索に乗り気。本職があるから事件はなかなか解決しないが、物語自体はテンポよく進む。
    ……つかもう、岡っ引きに戻れば?

  • 3月19日読了。藤沢周平による、元同心の彫物師が江戸の町を舞台に地道な調査から難事件を解決していくシリーズの第3弾。このシリーズ私は初読だが後書きによると江戸を舞台にしたハードボイルド小説、がテーマなのだとか。ふーむ、粋で挑発的、世間を斜めに見て人を食ったような発言を繰り返すような「所謂ハードボイルド」とは違い、主人公伊之助は確かに頭も切れ腕っ節も強そうだがごく常識的な人間であり、シブい主人公が巨悪の圧力に屈せず戦うようなカタルシスはこの小説にはない。繰り返される聞き取り調査における問答、その周囲の人々の生活の息遣い、愛憎などがこの小説のキモなのだろう。が、他の藤沢作品に比べると凛とした美しさ、には欠けるか。

  • もと岡っ引き伊之助の時代劇ミステリーか・・・。
    時間つぶしに読んだ

  • 印刷屋探偵伊之助はみた!みたいなかんじ。

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