静かな木 (新潮文庫)

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著者 : 藤沢周平
  • 新潮社 (2000年8月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101247243

静かな木 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 表題の静かな木の他に、岡安家の犬と偉丈夫の3編の短編集。いずれも読者の期待を裏切らない安心して読める展開。架空の藤沢周平空間にすっと入り込まされる。作中人物の感情と同化させる作風は心憎い。息抜きの時間に読み始めても最後まで読ませる誘導と苦にならない分量、短編の使い方がうまい。

  • 晩年の小品3編で、ボリューム的には少ないけど、どれも読後爽やかな作品でした。

  • 短編三篇の中に、澹々とした中に気迫あり、人の世の哀歓、
    滑稽味もある。
    さすが作者の練達の筆みごと。

  • 藤沢周平の小説の文庫化されたものは全て読んでいたと思っていましたが、偶然本屋で未読の本書を見つけました。わずか115頁、それも非常に大きな文字の文庫です。帰るなり読み初め、読みきってしまいました。内容的には”岡安家の犬”が面白かったですが、著者最後の短篇となった偉太夫は、なんだかこの人らしくなく感じました。
    私は一般的に作家の比較的若い時期の作品がすきです。ただ、藤沢周平と山元周五郎については晩年になればなるほど、文章に透明感や枯れた良い味が出てきて好きなのですが、なんだか最後の作品は力尽きた/気力の衰えのようなものを感じてしまいました

  • H29.4.9 読了。

  • 著者晩年の短編3つ。淡々と進行し、淡々と終るような作品だが、どれも含蓄のあり、爽やかな読後感が味わえる。2016.8.26

  • 3つの短編はどれも佳品。「岡安家の犬」は犬好きの家族。隠居の祖父・十左衛門はイヌの喧嘩が大好きという変わり種の楽しいキャラ。そこから一気に世界に惹きこまれる。孫の当主・甚之丞、妹の八寿たちが愛犬アカを喪ったことから起こる騒動、そして最後の微笑ましい姿。「静かな木」は次男の果し合いの知らせを元に動き出した58歳のご隠居・孫左衛門の藩の中老の旧悪への闘い。「偉丈夫」は無口で不器用なキャラである権兵衛が本藩との交渉で活躍する一言の大きな声「それは出来申さん」が微笑ましい。

  • 表題作、良かったです。

  • 藤沢周平さん晩年の作品とか。主人公がケヤキを見て思う内容は本人のものだったんだろうか。犬鍋の話、驚いたー。えーーー!!って思った。とんだジョークだ。日本の図書館があったら、全作品を読んでみたい。

  • 心に残ったのは表題作。
    倅の果たし合いにまきこまれた男が、過去の恥辱を晴らすために暗躍する。最後は報われるので、溜飲が下がる傑作。

    藤沢周平の描く男たちは美しい。
    どんなに不遇の環境にあっても、人間、こうあらねば、と思う。

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