ヒコベエ (新潮文庫)

  • 23人登録
  • 3.67評価
    • (2)
    • (0)
    • (4)
    • (0)
    • (0)
  • 3レビュー
著者 : 藤原正彦
  • 新潮社 (2014年4月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101248134

ヒコベエ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 社会福祉学科1年 まっちさん


    戦中の引き揚げをノンフィクションで綴った自叙伝。決して明るい内容でも、ユーモアある文言ではないが、その時の情景がふっと浮かぶ巧みな言葉選びが読んでいて惹きつけられる小説。
    戦中・戦後の歴史に興味がある人は没頭すること間違いなし。
    実母である藤原てい著の「流れる星は生きている」も併せてお勧めする。


    資料ID:C0035845
    配架場所:本館2F文庫書架

       

  • 『国家の品格』で有名な数学者、藤原正彦の自伝的小説『ヒコベエ』
    藤原正彦さんらしく随所に自虐的な笑いをちりばめ、時に国家観や歴史を語る。
    少年時代の甘酸っぱい恋の話なんてのもあって、、少し意外(笑)

    少しずつ読んだのだけれど、毎度「ヒコベエに会いたいな」という気持ちで本を広げた。
    まっすぐなヒコベエ、ヒコベエとともに、笑い、楽しみ、悔しさをかみしめ、考え、驚き・・・と様々な体験ができた。
    爽快な小説!

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより】
    満州で戦禍に巻きこまれ、命からがら日本へ引き揚げてきたヒコベエ一家は、信州諏訪に身を寄せる。なだらかな稜線を描く山や緑深い自然に囲まれヒコベエは腕白坊主に成長する。やがて一家に訪れた転機。母の小説がベストセラーになり、父も作家の道を歩み始め……。貧しくとも家族は支え合い励まし合って生きていた。日本そして日本人が懸命に生きた昭和20年代を描く自伝的長編。
    ———————
    【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
    藤原/正彦
    1943(昭和18)年、旧満州新京生れ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。お茶の水女子大学名誉教授。’78年、数学者の視点から眺めた清新な留学記『若き数学者のアメリカ』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ユーモアと知性に根ざした独自の随筆スタイルを確立する。新田次郎と藤原ていの次男
    ————————
    【目次】
    第1章 五歳のガキ大将
    第2章 信州の夏
    第3章 学校の孤独
    第4章 武蔵野のわが家
    第5章 クラスのために
    第6章 思いがけない告白
    ----------------

  • 自伝ではあるが,幼少期より自己を客観的に冷徹にメタ認知する姿勢は研究者だな,と感じる.如何に,現在の人間性が形成されていくか,幼少期の家庭教育が手に取るように判る.“流れる星は生きている”をはじめ,御両親の作品群の横糸的役割でもある.

全3件中 1 - 3件を表示

ヒコベエ (新潮文庫)の作品紹介

満州で戦禍に巻きこまれ、命からがら日本へ引き揚げてきたヒコベエ一家は、信州諏訪に身を寄せる。なだらかな稜線を描く山や緑深い自然に囲まれヒコベエは腕白坊主に成長する。やがて一家に訪れた転機。母の小説がベストセラーになり、父も作家の道を歩み始め……。貧しくとも家族は支え合い励まし合って生きていた。日本そして日本人が懸命に生きた昭和20年代を描く自伝的長編。

ヒコベエ (新潮文庫)はこんな本です

ヒコベエ (新潮文庫)の単行本

ヒコベエ (新潮文庫)のKindle版

ツイートする