- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101248332
感想・レビュー・書評
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電波女に、変態暴力夫、息子大好き姑に、病んでしまった息子、復讐に動く元彼に、手伝う保護観察、登場人物がイカれ過ぎてお腹いっぱいなのに、物語のスピード感で手が止まらない、読後は爽快感すら覚えたが、また人にはおすすめ出来ない1冊に出会ってしまった。
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202006
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刹那的な快楽を追い求め
息をするようにその場しのぎの出任せばかり言い
首尾一貫性を問われたならば相手の揚げ足とりに走る
都合の悪いことには蓋をし
自分のことはいつも棚に上げて
弱者と見れば暴力をためらわない
そういう連中の集まりが
お行儀のいい家族を演じ続けることには限界があった
けれども、いろんな偶然が重なって
家族ぐるみの殺人事件に手を染めたとき
まるで、ギャングのファミリーみたいな連帯感が生まれるのだった
でもまあだいたいみんな死ぬ -
最低なことだらけの小説ですが、だいたい誰でも大なり小なり心のひだに泥を抱えてるもんでしょうから、これを受け付けられないという人は、汚いものに蓋をしたりしてみなかったことにするんでしょうがそれすらう事実として認めないでしょうね。そしてこれを好んで読む人間は人の汚点にも優しい眼差しを向けられる人、、ではなく、悪趣味で性格に難ありでしょうね。そしてそれも開き直って受け入れるタイプ。
どちらが正しいとかないです。良くも悪くも、ですよね。 -
ただただ事件見てるだけで
何か感情が揺さぶられることはなく
気持ち悪いやつばかり出てくる話 -
読者は何の共感も同情もなく、ただひたすらに暴れ狂うおかしな人たちを遠巻きに眺めるしかないって感じ。
発生する事件や振るわれる暴力に一切の弁明(「若気の至りでー」とか「社会が悪いんだー」とか「心神喪失状態だったー」とか)がないって、逆にスゴくないですか?
その態度はいっそ清々しくもあるものの、私は1回経験してお腹いっぱいになっちゃいました。 -
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運転していると車の後部座席から「ひゅーひゅー」と空気のもれるようなそんな音が聞こえる。「まだ生きてるのか。早く死ねよ!」…。こんな感じのプロローグから始まる。これは先が知りたくてたまらない。
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中学生の夏に入院していたとき、父が持ってきた小説の重松清や梨木香歩や宮部みゆきや小川洋子に混じって一冊だけこの本が紛れていた。
とんでもなく暇だった入院生活が二日間ジェットコースターみたいにぶっ飛んじゃったくらいの威力はあった。
もう、今じゃ当時ほど楽しんで読めないなぁとは思うけど。 -
すばらしく、パワフル。