終わらない原発事故と「日本病」 (新潮文庫)

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著者 : 柳田邦男
  • 新潮社 (2016年2月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101249261

終わらない原発事故と「日本病」 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 原発事故とその後の感心しない対応。原発に限らず、人災天災と懲りない悪癖の繰り返し。何が大切か、2.5人称の意識をもつ意味。著者は人生を賭して訴え続ける。2016.5.14

  • 原発事故のことが知りたくて購入したが、それだけではなく水俣病などもっと前に書かれたものも多かった。原発については別にドキュメントを書かれているようだからそちらに期待しよう。ところで、あとがきを読んで初めて知ったのだが、日航ジャンボ機の墜落には、人的な原因が分かっていたのだ。どこかで聞いているはずなんだろうが、全く意識になかった。ずさんな修理の仕方が、当面はそれでしのげても、長い年月の末、重大な事故を引き起こすことになる。安全対策についてはコストとの問題でどこまで手間ひまかけるか難しいところだが、こと人命に関わる案件については、手間を惜しまず、お金もかけて対応しなければならない。何かあったときには取り返しがつかない。肝に銘じておく。

  •  とにかくじっくり読んだ。

  • 福島第一原発事故を始めとする様々な事故や事件で露呈する国や企業の安全管理の脆弱性。それを隠蔽する体質、「いのち」の軽視。こうした今の日本の状況を「日本病」という治癒の兆しの見えない病に集約し、全体俯瞰の視点で描いたドキュメント。

    安全管理を怠り、「いのち」に関わる大事故を引き起こし、さらには事故を隠蔽し、それが露呈した時、立ち行かなくなった大企業…その点、東京電力は国民の血税を大量投入し、政府に守られている。そういう政府も雪だるま式に増え続ける赤字財政に何ら手を打てず、さらなる国民からの集金システムを模索するので精一杯。普通の企業なら、東京電力も政府も、とっくに無くなっているはず。

    今の日本に根深く巣くう「日本病」に効くクスリは無いのか…未来の日本への警鐘…

    考えねば。

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終わらない原発事故と「日本病」 (新潮文庫)の作品紹介

人間の命を守るべきこの国の社会システムは完全に崩壊した。企業は利益を最優先し、安全管理を怠る。重大な事故が発生しても、その事実を隠蔽しようとする始末だ。根底にあるのは「いのち」の軽視――。日本を冒す宿痾が最悪の形となって現れた福島第一原発事故を、政府の事故調査・検証委員会の一員として徹底検証。血の通った人間観を失いつつある社会に警鐘を鳴らす渾身の一冊。

終わらない原発事故と「日本病」 (新潮文庫)はこんな本です

終わらない原発事故と「日本病」 (新潮文庫)のKindle版

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