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砂漠 (新潮文庫)

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著者 : 伊坂幸太郎
  • 新潮社 (2010年6月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (546ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250250

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村上 春樹
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砂漠 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 久しぶりの伊坂さん。とても面白かった。個性的な5人の織りなす学生生活だけれども、それぞれが良い方向に影響し合って少しずつ考え方や意識が変わっていくのも良い。社会に出たら砂漠、これは社会人になってから本当に実感する。それでも生きていかないと行けないし、過去を振り返っては行けない。はたしてオアシスは見つけられるだろうか。

  • 再読。
    ほぼ内容を忘れていたので、初読のように楽しめた。
    主人公は北村だが、西嶋の物語。
    西嶋は全くカッコよくないのに、かっこいい。
    小説全体としては、大学生活の雰囲気がよく出てる。
    なんてことは、まるでない。

  • ゾッとするような描写やできごとがなくても、会話やエッセンスだけでファンをうならせることができる作品だと思いました。
    「ラッシュライフ」や「重力ピエロ」はグロ描写のため再読しようと思わないけど、これなら西嶋の潔いセリフなんかをまた読みたいなと思えます。

  • 西嶋最高ーーー!!

  • 西嶋がとっても素敵……!
    西嶋みたいな心、少しでも持てたらいいな。

  • 入学した大学で知り合った5人の男女が仲良くつるむようになり、伊坂さんお得意の『犯罪に巻き込まれる』展開を経て、

    『砂漠に雪を降らせるような』鮮やかな再生や、友情恋愛で輝く時間を過ごす青春小説。

    いつもながら、変人を魅力的に書く点と、
    犯罪に巻き込まれながらもスタイリッシュな会話で悲壮感や暗さを極力感じさせない点は見事で、
    特に、変人だけど愛すべきキャラクター西嶋君に心奪われました(^-^*)/

    ちなみに再読する前から思ってましたが、
    初読み時は現実世界が満たされてなく孤独感も大きかったので、『こんな素晴らしい青春時間を、自分も過ごしたい』という思いでいっぱいでしたが、

    読書面でも当時より満たされてる読書や交流が出来るようになり、
    現実世界でも奥さんと毎日幸せな生活を送っていて、
    『今がこの本以上に、幸せな青春真っ最中』と思え、
    初読み時よりも魅力が減ったので☆4でした(^-^*)/

    ただ作品最後の卒業式で、『学生時代(作品内の世界)を思い出して、あの頃は良かったなと逃げるような人生を送るなよ』という校長からのメッセージがあり、
    そのメッセージ通りの今を生きていられる事は本当に良かったなと思いました!

    一風変わった大学青春作品を読みたい時はオススメな作品ですO(≧∇≦)o

  • 伊坂幸太郎流の青春小説。
    40を手前にしても、この作品好きだ。
    青春を思い出すから?そういうことでもあるけど、そうでもない。

    麻雀すると、平和のためにピンフをあがろうとする。
    砂漠に雪を降らすことだって余裕で出来ると豪語する。
    そんな見た目もイマイチで変なことばかり言っている西嶋こそが本当の主人公。

    西嶋は<陣内>のお世話になっている過去がある。
    そう、彼は弟子なわけだ。

    そういうわけで、「チルドレン」「サブマリン」が好きな人にお勧めしておこう。
    伊坂幸太郎が好きな人はもちろんだけど、
    中でも軽い感じのほうが好きな人に受けると思う。

    軽いけど、深い。

    パンク・ネタ多数。
    クラッシュ、ラモーンズ、そしてTHE ROOSTERS。
    セドリックは新型じゃないと駄目なんですよ。

  • 自分の中では一番面白かった。

  • 長男からの超超お薦め本として読了。
    なんだか眠くて眠くて、読むのに時間がかかりましたが
    面白かったです。さすがです、伊坂氏。
    さずがです、仙台。(行ったことないけれど)

    大学生達5人、それぞれに尖がったキャラクター。
    なかでも西嶋は突出している。
    「その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ」
    そうだ、彼ならできるだろう。
    そういう人は生きづらい。
    でも、彼は出会う、
    「俺は恵まれないことには慣れていますけどね、
    大学に入って、友達に恵まれましたよ」と言うべき友達に。

    面白かった、
    やっぱり伊坂さん、好きだな。

    出会う場所はいろいろだろうけれど、
    大学生の年齢で出合う仲間は格別だろう。
    格別であってほしい。
    はめをはずすのも若さの特権。
    腕を失くさない程度にしてほしいけれど。

    「人間にとって、最大の贅沢は、人間関係における贅沢のこと」
    いい言葉です。

    おそらく長男は、なんとなく、気持ちとか年齢とか
    仲間とかそういうことを小説とだぶらせたと思われる。

    彼の大学生活が贅沢な大学生活であればそれは素晴らしいこと。

    母は友人関係においてはとても贅沢と胸を張れるぞ!

  • 西嶋は目の前の人を全力で助ける。他は見て見ぬフリをする。矛盾しているが、矛盾してはいけない法律はない。

    みんな正解を欲しがっている。せめてヒントを。

    人間にとって最高の贅沢は、人間関係における贅沢である。

    広く浅く「オレたちって友達だよな」的な人間関係、莞爾のような人間関係を築くことが勝ちのように見える大学生活で、こじんまりとだがお互いの違いを認め合う深い関係を築く。贅沢な人間関係が描かれている。
    「こんなこともあったなぁ」と昔観た映画と同じ程度の感覚で思い返すくらいになり、僕たちはばらばらになる。
    なんてことはまるでない、はずだ。

    膨大に時間が余る大学生ならではの、損得関係なく「おもしろそう」による行動。無駄なようで、ずっと心に残ってしまうような日々。

  • 5人の男女大学生の物語。読むきっかけとなったのは、好きなYoutuberが伊坂幸太郎の本をよく読んだと話していて大学生には「砂漠」がオススメと言っていたことだ。
    5人の中の1人の西嶋という男が、序盤では変なヤツで現実にいたらウザくて関わりもしない性格の持ち主だった。物語が進むうちに根はいい奴で行動力が素晴らしい人間だと思った。
    フィクションであると言っても、この5人の関係は羨ましく、つい自分と照らし合わせてしまう。友人関係が希薄な自分の大学生活の中で必要なのは、頼ったり頼られたりすることなのかもしれない。作中にある「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」がまさにそうだなと思わされる本でした。

  • 大好きな本。
    とにかく西嶋が素晴らしい。
    小太りな男、西嶋。砂漠に雪を降らしてくれそうな男、西嶋。ロック。
    オレンジデイズに並ぶ、大学の青春物語だと思う。(並べちゃダメか

  • 学生生活というオアシスから社会という砂漠に放り出された時人はどうやって生きていくか、、
    たいていの人は砂漠での生き方を周りから学んで、なんとなく周りに合わせて生活していく。
    しかし、砂漠にだって雪をふらせることができると信じている青年は疑うことなく自分を信じている。
    そういう人は周りから見たらおかしな人に見えるだろう。笑われることもあるけど実はそんな人がカッコよく見えるて、みんなそういう風に本当は生きていきたいのかもしれない。

  • 『みんな正解を知りたいんだよ。正解じゃなくても、せめてヒントを欲しがっている。』

  • アヒルと鴨のコインロッカーに続いて
    伊坂作品2作目でした。
    大学時代の仲間との日々が綴られており
    読みやすい文章ですいすい読めます。
    南ちゃんの設定のようにあり得ない部分もありつつ
    でも「学生時代ってこんなだったな」と
    思える部分もありで,面白く読めました。
    前作の時もそうでしたが,影の部分も描かれているのに
    全体的には明るい雰囲気がします。
    好きな作家になりました。

  • もう10年以上前になりますが、大学に通っていたころの気持ちを思い出してなんだか懐かしい気持ちになりました。入学したころのドキドキ感や、ダラダラ友人たちと時間を過ごす無駄であるけれど今思うと貴重な時間。ぼくも鳥瞰型に入る部類だと思うので、北村に自分を重ねながら読んでいました。

    それにしても西島のインパクトが強いです。ここまで自分の信念に沿って行動できたらどれだけ楽なんだろうと思うけど、同時に敵を作るリスクも高まるわけでなかなかここまで思い切ることはできないな~と思います。ただ彼の言う、目の前に困っている人がいたら助ければよい、主観で行動すればよいという考えは同感です。常々「考えていても行動に移さないと考えていないのと同じ」ということは思っていて、何か困っている人が回りにいたらとりあえず手を差し出せる人になりたいと改めて思いました。

    なんとなく青春小説を読む気持ちで読んでしまったので、超能力のくだりやプレジデントマンなんかはあんまりいらないかなって思ったけど、その辺りが逆に伊坂さんらしいなって思いました。伊坂さんの本、久しぶりに他の本も読んでみます。

  • 魅力的な登場人物にだんだんと惹きこまれていく。

    大人になった彼らに思いを馳せるのも楽しい作業だった。

  • 処分直前のシェパードを保護するシーンが好き。
    平和主義な西嶋が、現実的な北村になんでシェパードを保護したか聞かれて、目の前で困ってる人がいたら助ければいいというセリフ。
    もちろん世の中の困難を全て取り除く事はできないけど、西嶋の言う通りで、目の前で困ってる人に手を差し伸べたいな。

  • 若さって、青臭いことを言っても許される特権なのかな?
    学生生活をありきたりに思い出した。
    その時は本気で悩んだり、悔やんだり、試行錯誤したこと全てが思い出なんだろうな。
    どんな未来になるのか楽しみだと思える唯一の時期かも。
    歳食うと可能性がないことに納得し始めてしまう。
    ジタバタするのも若さの特権だなぁ。
    と懐しむオッさんここにあり。

  • 西嶋みたいに自分に正直に生きていけたらよいな…無理だけど。

  • 大学時代を思い出しました。

  • 麻雀はわからないんですけどね。
    そこはすっ飛ばし気味で。
    いや~なんといっても西嶋キャラが強烈。
    ほのぼの、ほんわか。
    東北の灯、というのかな。いい感じの物語でした。
    恋にドキドキとかそういうのじゃないんです。でも、そこをあえて書かないという小説で、そこも味がありました。
    大人になる前の日々の出来事は、とても味のあるもの。
    砂漠に雪が降る……ように。奇跡的な出来事がつまっているのかも……。しれない。

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砂漠 (新潮文庫)の作品紹介

入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれ成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。

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