砂漠 (新潮文庫)

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著者 : 伊坂幸太郎
  • 新潮社 (2010年6月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (546ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250250

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砂漠 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 西嶋は目の前の人を全力で助ける。他は見て見ぬフリをする。矛盾しているが、矛盾してはいけない法律はない。

  • 5人の男女大学生の物語。読むきっかけとなったのは、好きなYoutuberが伊坂幸太郎の本をよく読んだと話していて大学生には「砂漠」がオススメと言っていたことだ。
    5人の中の1人の西嶋という男が、序盤では変なヤツで現実にいたらウザくて関わりもしない性格の持ち主だった。物語が進むうちに根はいい奴で行動力が素晴らしい人間だと思った。
    フィクションであると言っても、この5人の関係は羨ましく、つい自分と照らし合わせてしまう。友人関係が希薄な自分の大学生活の中で必要なのは、頼ったり頼られたりすることなのかもしれない。作中にある「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」がまさにそうだなと思わされる本でした。

  • 大好きな本。
    とにかく西嶋が素晴らしい。
    小太りな男、西嶋。砂漠に雪を降らしてくれそうな男、西嶋。ロック。
    オレンジデイズに並ぶ、大学の青春物語だと思う。(並べちゃダメか

  • 学生生活というオアシスから社会という砂漠に放り出された時人はどうやって生きていくか、、
    たいていの人は砂漠での生き方を周りから学んで、なんとなく周りに合わせて生活していく。
    しかし、砂漠にだって雪をふらせることができると信じている青年は疑うことなく自分を信じている。
    そういう人は周りから見たらおかしな人に見えるだろう。笑われることもあるけど実はそんな人がカッコよく見えるて、みんなそういう風に本当は生きていきたいのかもしれない。

  • 『みんな正解を知りたいんだよ。正解じゃなくても、せめてヒントを欲しがっている。』

  • アヒルと鴨のコインロッカーに続いて
    伊坂作品2作目でした。
    大学時代の仲間との日々が綴られており
    読みやすい文章ですいすい読めます。
    南ちゃんの設定のようにあり得ない部分もありつつ
    でも「学生時代ってこんなだったな」と
    思える部分もありで,面白く読めました。
    前作の時もそうでしたが,影の部分も描かれているのに
    全体的には明るい雰囲気がします。
    好きな作家になりました。

  • もう10年以上前になりますが、大学に通っていたころの気持ちを思い出してなんだか懐かしい気持ちになりました。入学したころのドキドキ感や、ダラダラ友人たちと時間を過ごす無駄であるけれど今思うと貴重な時間。ぼくも鳥瞰型に入る部類だと思うので、北村に自分を重ねながら読んでいました。

    それにしても西島のインパクトが強いです。ここまで自分の信念に沿って行動できたらどれだけ楽なんだろうと思うけど、同時に敵を作るリスクも高まるわけでなかなかここまで思い切ることはできないな~と思います。ただ彼の言う、目の前に困っている人がいたら助ければよい、主観で行動すればよいという考えは同感です。常々「考えていても行動に移さないと考えていないのと同じ」ということは思っていて、何か困っている人が回りにいたらとりあえず手を差し出せる人になりたいと改めて思いました。

    なんとなく青春小説を読む気持ちで読んでしまったので、超能力のくだりやプレジデントマンなんかはあんまりいらないかなって思ったけど、その辺りが逆に伊坂さんらしいなって思いました。伊坂さんの本、久しぶりに他の本も読んでみます。

  • 魅力的な登場人物にだんだんと惹きこまれていく。

    大人になった彼らに思いを馳せるのも楽しい作業だった。

  • 処分直前のシェパードを保護するシーンが好き。
    平和主義な西嶋が、現実的な北村になんでシェパードを保護したか聞かれて、目の前で困ってる人がいたら助ければいいというセリフ。
    もちろん世の中の困難を全て取り除く事はできないけど、西嶋の言う通りで、目の前で困ってる人に手を差し伸べたいな。

  • 若さって、青臭いことを言っても許される特権なのかな?
    学生生活をありきたりに思い出した。
    その時は本気で悩んだり、悔やんだり、試行錯誤したこと全てが思い出なんだろうな。
    どんな未来になるのか楽しみだと思える唯一の時期かも。
    歳食うと可能性がないことに納得し始めてしまう。
    ジタバタするのも若さの特権だなぁ。
    と懐しむオッさんここにあり。

  • 西嶋みたいに自分に正直に生きていけたらよいな…無理だけど。

  • 大学時代を思い出しました。

  • 大学の授業中に軽く読み始めたけど、この先ずっと覚えているかもしれないと思う1冊だった。

  • 大学生は麻雀をやるものなんだなあ。

  • 麻雀はわからないんですけどね。
    そこはすっ飛ばし気味で。
    いや~なんといっても西嶋キャラが強烈。
    ほのぼの、ほんわか。
    東北の灯、というのかな。いい感じの物語でした。
    恋にドキドキとかそういうのじゃないんです。でも、そこをあえて書かないという小説で、そこも味がありました。
    大人になる前の日々の出来事は、とても味のあるもの。
    砂漠に雪が降る……ように。奇跡的な出来事がつまっているのかも……。しれない。

  • その気になって砂漠に雪を降らせる物語。

    鳥井の砂漠に雪を降らせたのは麻雀での西嶋のくだらないアガリ。「俺、好きだよ、こういうの」。そう言われたことを覚えててか覚えてなしにかは分からないけれど、西嶋のくだらないことに真剣に取り組む姿勢が奇跡を起こしたことに感動してしまう。

    「俺は恵まれないことには慣れてますけどね、大学に入って、友達に恵まれましたよ」
    西嶋がキャバクラで東堂に嬉しそうに語るシーンが浮かび、微笑ましくなる。
    卒業式の学長の言葉や莞爾のセリフでも分かるように、この本で最大に描きたかったことは人と人との良い関係性や繋がりやと思う。
    もしかしたら砂漠に出てから人間関係は途切れていくかもしれない、それでもやっぱりそこで雪を降らせたいからこその、最後の一文でなんてことはまるでない、はずだ。このはずだがすごい好き。

    その主題がありながら、実は4年間のトリックやそれを生かした伏線の張り方が巧妙すぎて…!
    ページ数は多いけれど、完成度高くて納得です。

  • 麻雀やボウリングに興じながら、友人関係、恋愛関係を楽しむ彼ら。まるで「人生でもっとも良い時」であるという輝きすら感じさせます。そんな、タイトルの「砂漠」と相反するような「オアシス」な学生時代なのですが、社会の「砂漠」に囲まれているそのなんともいえない、当人たちからするときっと不気味でうすら寒い感覚をふとした瞬間に味わったり、考察の対象にしたりなどして、それでも、そんな砂漠にいつかは出ていかなくてはならないことを主人公は漠然と予感している。しかし、たぶんに、主人公たちかれらはそんな「砂漠」たる社会に足を踏み入れた後にも、砂漠にいる渇きや飢えに苦しむことにはならないように思える。「砂漠」は彼らにとって幻影になり下がったんだと思えます。「砂漠」を予感しながらも、それに捉われず、有意にも無為にもそのどちらに偏り過ぎずに、とにかく、生活してきたこと。主人公・北村の変化や鳥井や南や東堂や西嶋たちみんなの変化が物語るのは、最後の場面、卒業式での学長の言葉そのものが当てはまるのではないだろうか。

  • 共感する人が誰もいないけど笑、自分が大学生の頃こんなに青臭くはないな、と思いつつ惹かれて読んでしまった。2回くらい読んだけど、読む年齢によって惹かれるところが違った気がする。

  • 青臭いセリフが心に残る

  • 面白い、これも大学生のうちに読んでおいて良かった一冊。

  • もし 同じ大学に西嶋くんがいたら、絶対に友達になれない気がする。

  • 4
    大学生の話。西嶋のキャラがとてもいい。オタ外見だが臆せず堂々としており、名言もたくさん。僕たちがその気になれば砂漠に雪だって降らせられる。
    サンデグジュペリからの引用で、人間にとって最大の贅沢は人間関係の贅沢である。もよかった。

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