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オー!ファーザー (新潮文庫)

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著者 : 伊坂幸太郎
  • 新潮社 (2013年6月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (557ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250274

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有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印

オー!ファーザー (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 現実的にはあり得ないような設定だが、読み進めていくうちに、ありかなって思えてくる。
    主人公の母親はどんな人だろう、本当の父親は誰なんだろうという疑問が回収されることはないが、むしろ知らなくていいような、スッキリとする物語。

    最後に、オー!ファーザー!語録を少しだけ紹介します。

    「人が生活をしていて、努力で答えが見つかるなんてことはそうそうない。答えや正解が分からず煩悶しながら生きていくのが人間だ。そういう意味では、解法と解答が必ずある試験問題は貴重な存在なんだ。答えを教えてもらえるなんて、滅多にないことだ。だから、試験にはせいぜい、楽しく取り組むべきだ。」

    「女性が何かを頼んできたら、よほどの悪条件でなければ引き受けろ」

    「いいか、女の子の前では自分の話ばかりするんじゃないぞ。相手の話をよく聞くんだ。悩みを口にされても、絶対に、自分の意見を言うな。とことん相手の話を聞いて、それは大変だね、と言ってあげればいい。聴きながら頷くのも忘れるな。絶対に自慢話はするな。自慢話ほどつまらないものはない。」

  • お父さん達がどこか頼りなくて、読んでいてスッキリしなかったんだけど、最後の最後に魅せてくれました。
    お父さん達めちゃくちゃカッコいいよ。笑

    物語は面白いし、駆け足気味だけど最後に伏線もある程度回収されててそこも良かったと思う。
    あとは、知代が謎だらけ過ぎて。知代の話をもう少し書いて欲しかった。笑

  • お父さんが4人いる話。
    誰が本当の父親が最後までわからない。けどそれでいい、と思える。こんなお父さん欲しいわぁ。
    色々と伏線が張り巡らされていたが、回収があんまりすっきりしない。なんだかよくわからない。やはり伊坂幸太郎は合わないかも・・・

  • 普通は考えつかない設定。それがごく自然に。
    うらやましくなってきた。

    軽快な会話が、やっぱ伊坂さんって感じ。

  • ありえない設定だけど、面白かった。
    4人のお父さんが個性的すぎて、そしてそれに付き合う冷静な息子がおもしろい。

    手旗信号、役に立つなあ。

  • ヒロインが鬱陶しくて読んでる間イライラしてしまった…

  • 父4人。フィクション?いやいやありそうで。ラストの母の言葉がふっと(笑)

  • 伊坂さんらしい作品。全員のキャラクターがよい。事件が起こり伏線を回収しつつで面白かった。

    映画にもなっていたのは読み終わってから知りました。配役が案外イメージどおりで興味がわきました。

  • 四人のオヤジ!?も、同級生も、キャラクター良すぎ。

  • 『陽気なギャングが地球を回す』の響野、『チルドレン』の陣内、『砂漠』の西嶋。伊坂幸太郎作品に登場する困った男達はとても魅力的ですが、この作品ではそれが四人組。とても楽しくて仕方ない作品でした。
    ちょっと困った、でもハートが熱い男達が、楽しそうにしているこの感じ、自分のような昭和世代には、『大追跡』、『俺たちは天使だ!』、『あぶない刑事』シリーズといった日本テレビのアクション・ドラマを思い出しましたよ。昭和時代の舘ひろし、草刈正雄を脳内でキャスティングしてしまいましたね。
    父親の息子への愛情を感じる内容も、一人息子がいる自分には尚更感動的でしたよ。

  • 四人の父とその息子が紡ぐ家族の物語。

    例に漏れずこの伊坂作品も、男性登場人物の格好良さがすごい。ハードボイルドで軽やか。格好良い大人を描かせたら、伊坂さんの右に出る人はいないと思う。

    一見関係のない様々な事件が同時期に起き、それがまるまる伏線となって、ひとつの事象を収束させていく。偶然発せられたはずの会話の一言一言も伏線。だからこそ、読者はこの作品の世界観にのめり込める。

    事件を通して家族愛を表現する物語はゴマンとあるけれど、その多くはお涙頂戴ストーリーだと思う。そのような題材をユニークに、それでいて温かく描いているこの作品は、まさに「深刻なことを軽やかに伝える」第一期伊坂作品の真骨頂だ。

  • 読んでいると同作者の作品『ガソリン生活』のようなワクワク感が有りました。巻末の解説ではどちらも新聞での連載だったらしいです。

    さて本作品は作者本人が言うには伊坂幸太郎の第1部のラストを飾る作品のようです。
    伊坂幸太郎の作品群第1部は物語には荒唐無稽な設定がまず有り、散りばめられた伏線が夜の星座を思わせる様に繋がりを持ちはじめ最後にはその星座同士がさらに物語を紡いでいくと言った感じに加え、登場人物達の言葉に感心させられるのが特徴かと思います。
    本作品も正にその通りで、さらに付け加えるのであれば出来ることならこのままずっと読んでいたくなる様なお話です。

    主人公の由紀夫には父親が4人います。
    ギャンブル大好きな『鷹さん』
    女の子大好き『葵さん』
    本大好き『悟さん』
    鍛錬大好き『勲さん』
    この4人と由紀夫の関係が親子なのに見ていて楽しい。
    そしてトラブルメーカー『鱒二』とノーテンキガールの『多恵子』が由紀夫に色々な面倒事を持ってくる。本当に楽しかった!

    勝手なイメージですが街の雰囲気はイタリアっぽいというか、杜王町っぽいというかそういう雰囲気です。
    それも良い!

    最後に鷹さんは仕事してないのか?とそれだけ気になる。

  • 伊坂作品で、一番楽しく読ませていただきました。一人の女性に4人の夫が居て、?なんて常識の無い設定の家族なんだと憤慨しながら読んでも、変な形の家族でも「家族だよね」と気持ちよく読み進められました。

  • 様々なネタがぎゅぎゅっと集められていく気持ちよさと、キャラの素敵さ。ああやっぱりいいなぁ。
    素敵で楽しそうなパパたちだなぁ。とても楽しかった!

    最後の悲しさが四倍、ていうのに切なくなって、だけど幸せだからそう思うんだよね、と。

  • 何なんでしょう、この父親達
    伏線とその回収
    最後の最後で母親登場

  • 2017年1月30日読了

  • 久しぶりの伊坂幸太郎。
    またいっぱい読みたくなった。
    ーーー
    父親が四人いる!? 高校生の由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好き、博識卓識、スポーツ万能。個性溢れる父x4に囲まれ、息子が遭遇するは、事件、事件、事件ーー。知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。

  • 相変わらずな伏線。これも繋げてくるか!というものもあったし、これが後々…?と思っていたものが特に何もなかったパターンもあった。特に富田林さん関連。全体的にまとまっているし、伏線回収も気持ちいいんだけど、どこか物足りなさも感じた。十分面白いから、贅沢なのかもしれないけど、、もう一捻り、衝撃がほしかったかな。面白いとハードルも上がってしまう…。
    主人公の発言や、会話に思わず笑ってしまうことが多くて、そこも楽しめたポイント。途中、少し飽きてきた気もしたけど、話の盛り上がりとともに気にならなくなった。お気に入りは「屁理屈じゃない。露骨に嫌がってるんだ」コメディではない、言葉遊び的な笑いも楽しいなぁ。

  • 父親が4人というよく考えるととんでもない設定だが上手くまとめている感じ。こんな冷めた高校生で大人びたやついないだろと思うが皮肉や切り返しのうまさが伊坂幸太郎の味だし。ただこの人だから最初からずっと伏線を気にしながら読んでしまうので良くないな。

  • 父親が4人!それぞれタイプが異なり面白い。学問、スポーツ、恋愛は勿論、ギャンブルまで教えてくれる父親がいるなんて最高!人生博打ですものね!

  • 楽しく読めた。

    伊坂幸太郎は、まぁまぁ好きだから、ぼちぼち読んでいきたい。

  • 刊行は『ゴールデンスランバー』の後だけど執筆時期はそれより前なので分類としては伊坂作品第一期になるらしい。第一期要素の寄せ集めといった感じで目新しさは全くなく、ラストもさほど感心しなかった。

  • 4人も父親がいるという奇想天外な設定で、新聞連載を夢中で読んだ作品。あらためて文庫で読んだらやはり面白かった。 文句なしのエンターテイメント。クライマックスは笑えるし、また感動的だ。終盤で「ファミレス」をしみじみ語る父親たちがいい。本を読んだらまた映画を観たくなった。

  • まとめ方がすっきりとした爽快な話。
    不思議な設定だけどそれを違和感に感じさせない。
    セリフで良かったものがいくつかある。

  • 伊坂幸太郎の本を読むと、いつもどこかで胸にグッとくるセリフに出会う。今回は勲のセリフで「それでどうにもならなかったとしても、大丈夫だ。俺たちで、おまえと鱒二は守ってやるよ」あと、言葉遊びが無数に散りばめられていて、思わずくすりだとかニヤリだとかしてしまいます。
    実際に自分に4人も父親がいたら、ぜったいにウザいと思うけど、これは愛(家族愛)の物語。単純に由紀夫がうらやましいな〜と思った。こんな風に、いつも周りで見守り応援し、いちいち口を挟んでくる大人(両親に限らず)がちゃんといれば、現代の子供たちも、もっと生きやすいのにねぇ。将来子供を産んだら、育児本のひとつとして、こっそり本棚の奥に隠しておいて、育児に行き詰まったら、再読しよう!と思ったのでした。

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オー!ファーザー (新潮文庫)の作品紹介

一人息子に四人の父親!? 由紀夫を守る四銃士は、ギャンブル好きに女好き、博学卓識、スポーツ万能。個性溢れる父×4に囲まれて、高校生が遭遇するは、事件、事件、事件――。知事選挙、不登校の野球部員、盗まれた鞄と心中の遺体。多声的な会話、思想、行動が一つの像を結ぶとき、思いもよらぬ物語が、あなたの眼前に姿を現す。伊坂ワールド第一期を締め括る、面白さ400%の長篇小説。

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