あるキング: 完全版 (新潮文庫)

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著者 : 伊坂幸太郎
  • 新潮社 (2015年4月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (782ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250281

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伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
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あるキング: 完全版 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 伊坂幸太郎ぽくないというレビューもあったが、読み終わった感想は、やはり伊坂幸太郎だった。
    正直おもしろかった。
    野球好きには、たまらないような、嫌気がするような。
    フェアでファウルな小説

  • さすがに三回も読むと、お腹いっぱいって感じ。
    単行本版、雑誌掲載版、文庫本版が入っているとのことだが、これを出せちゃう新潮社もすごいな、と思う。
    そして、この順番も分かりやすかった。

    単行本版を読んだ時は、その癖の強さにビックリしたし、怖さも感じた。
    授業で初めて山月記読んだ時のような感じ・・・だろうか。

    その後の雑誌版はかなーりストレートというか、余分なものというか、気味の悪いものを綺麗に取り去って、すっきりさせた感じ。

    最後の文庫版は、最初の癖の強さをユーモアでうまくカバーしつつ、スマートさも意識したような・・・たしかに、読者に寄り添った感じで、伊坂さんらしい読みやすさだった。そしてかなり分かりやすくなった。

    三度も読んだせいか、王求に親しみが湧いた。
    またシェイクスピアにも挑戦してみたくなった。

  • 3種類のバージョンを収録した何とも贅沢なファンへの贈り物。
    贈り物というより拷問じゃないかと感じる人もいるでしょうね、はい。

  • 単行本版、雑誌版、文庫本版の「あるキング」3部作。それぞれのストーリーに変わりはないが、作家の加筆訂正の跡を追っていくような感覚を楽しめる。調和を乱す者は悪として排他的に攻撃する世間。善を貫き通し生きていくことのままならなさに苛まれながらも小さく微かな救いの手に助けられていく主人公。生きていくことの幸せとか喜びを感じさせられもした。人に捨てられることもあるが、人によって支えられ生かされるということもある。背負わされていた重荷がすっと下ろされたような安堵を感じた。

  • 単行本が出たときに読んだ際は正直ピンと来なかったけど、この完全版は面白く読めた。最後の文庫版でfair is foul, and foul is fairがより前面に出るのは必然で、伊坂幸太郎はどの作品もらしさがあるとあらためて思った。これ読むとミュージシャンがリミックスやリマスター、セルフカバーをやる気持ちがわかる。

  • 日本の野球の話。
    『あるキングhardcover』に続き『あるキングmagazine』を読むと、同じストーリーであることに気付く。「?」と思い、二つを比べると若干の違いはあるものの、やはり同じストーリーである。内容もファンタジーっぽい要素があったり、野球小説っぽさもあるのだが、どちらともなく「うーん」ということで、二話目の途中でやめた。三話目の『あるキングpapreback』は読む気すら起きない。
    気になるのはなぜ同じストーリーで三つも収録されているのかというところ。『あとがきに代えて 伊坂幸太郎インタビュー』を読むと謎が解けた。
    それぞれ「単行本版」「雑誌版」「文庫版」とあり、三つがそろったので「完全版」ということのようだ。と謎が解けたところで、三つの同じストーリーを続けて読む気にはならず。

  • 野球の話か。
    なんか、超人的な才能を持った人が活躍するなんて単純な話じゃないんだ。
    しばらく伊坂幸太郎から離れていたけど、やっぱ独特の文章と癖と毒があるなぁ。

  • 結構ダメかもしれない。
    開いて少し読んだのだが、もう長い間開いてもいない…
    そもそも野球にそこまで興味がないということもあるし、正直、私にはあまり興味深いストーリーではない…
    いつか時間ができたら、またチャレンジしようかな…

  • 最初に発表された雑誌連載版。
    寓話的色彩を強めた単行本版。
    そして、皮肉を練りこんだような揶揄的表現が加味されたような文庫版。
    発売形態が変わるタイミングで著者の加筆修正が入ることは珍しくない。
    どこがどう変わったのか。
    読み比べてみるにはそれぞれ形態の違う物語を用意しなければならず、興味はあってもなかなか実際には読み比べることは出来ない。
    「あるキング 完全版」は雑誌、単行本、文庫と違う読み味の三篇を一気に収録したものだ。
    大筋のストーリーは変わらない。
    けれども、伊坂さんによって違った味付けをされた物語は、読んでいて少しも厭きなかった。
    こんな形の完全版も、企画としては面白い。
    残念に感じたのは伊坂さんらしさが薄かったことだ。
    あえて意図的にこれまでの伊坂ワールドとは違ったことを目指したのかもしれないけれど。
    良いは悪い、悪いは良い。
    わかりにくいこの表現が、読み進むうちに何となく心に入ってくる。
    けっして形には表れない、目には見えない人の心情。
    そこにこそ人の真の姿があるのだろうと、怖さも感じた物語だった。

  • 同じひとつのストーリーを、媒体を変え、手法を変え、3パターンでアプローチしたユニークな合本。単行本版がよかった。

  • 伊坂さん曰く『ゴールデンスランバー』からが第二期伊坂幸太郎らしいけど、本当にガラッと雰囲気が変わったのは今作からじゃないだろうか。伊坂作品独特の(悪い)クセが少なかったので、自分は割とすんなり受け入れられた。

  • 退屈で途中でやめてしまった。
    王求さん

  • 山田王求。プロ野球チーム「仙醍キングス」を愛してやまない両親に育てられた彼は、超人的才能を生かし野球選手となる。本当の「天才」が現れたとき、人は“それ”をどう受け取るのかー。群像劇の手法で王を描いた雑誌版。シェイクスピアを軸に寓話的色彩を強めた単行本版。伊坂ユーモアたっぷりの文庫版。同じ物語でありながら、異なる読み味の三篇すべてを収録した「完全版」

  • 同じストーリーの3つのバージョン。とりあえずハードカバー版を読了。

    超天才野球少年、王求。両親が「仙醍キングス」の大ファンなんだけど、その熱狂ぶりがかなりこわい。

    王求は、天才でまっすぐでフェアに生きようとするのに、まわりの嫉妬など、どす黒い感情に巻き込まれており、読んでいて苦しくなる。でもなかなか読み応えあった。

  • 伊坂作品で1番読み終わるのに時間がかかった。

    ある野球の王様の生き様、同じストーリーを3つの書き味で描く。

    確かに読んでて受ける印象は違ってたけど、
    あまりは変わらなくて、
    3つ目の話でなにかはっとする展開があるかと期待して結構飽きながらも読め進めた…
    が、
    別に3つの話で完結ではなくて、
    一つ一つが独立して描かれてたみたいなので、
    (あとがきで知った)
    やっぱり同じような話としか思えなかった。

    うーん。
    スカッとしなかったから私はあまり好きではないかな。

  • 2016/8/21
    先に読んだ父親が「同じのが3回入ってる…」と半ば呆然と渡してきた。
    驚いたらしい。
    違いを楽しもうかと思ったけど積読がたまってきてるので「伊坂ユーモアたっぷり」という文庫版を読んであとは流し読み。
    なんか寂しくて悲しくてあんまり幸せじゃなかった。
    天才なのに。
    幸せなお話が好きなんです。

  • 資料ID:C0036744
    請求記号: 新潮文庫 ; い-69-8
    配架場所:2F文庫書架

  • いちばん厄介なのは、嫉妬なのだ。

  • 最終の文庫版を読もうとして、勘違いして、単行本版を読んでしまった。

  • 一冊で三度楽しめる小説。

  • 160229読了。
    ゴールデンスランバー以来の伊坂。
    変わっちゃったなぁ。

  • びみょうやった。

  • プロ野球選手になるべくして生まれ育った人物が、苦難を淡々と乗り越えていくのですが、サクセスストーリーではないです。この小説では、未来に起こることが、すでに決まっている予定調和の世界なのです。だから、王求(おうく)は、プロ選手になっても、ホームランの記録を塗り替えても、一切喜ばない。

    フェアはファウル、ファウルはフェア。フェアに生きようとすると、フェアではない人から非難される。そんな現実世界の印象が、予定調和であるこの小説世界に入り込んでいるのが皮肉のようです。

    それにしても、長い‼︎ 同じ内容の小説が3部。若干、登場人物の名前が変わったりミクロな変更点はあるのだけれど、基本的には同じストーリーが3回語られる形。ただ、同じ部分でも、ストーリーによって見る視点が別の人物に変わったりして面白い。しかし、やはり長い・・・

  • ”山田王求。プロ野球チーム「仙醍キングス」を愛してやまない両親に育てられた彼は、超人的才能を活かし野球選手となる。”(背表紙より)

    雑誌版、単行本版、文庫本版の3編を読み比べ出来ます。

    私は断然単行本版が好きでした。マクベスを踏んだおどろおどろしい表現が一番しっくりなじんでいるところが。これは本当に好みの問題だと思います。
    これを読んで、「野球を分かってない」という意見をもたれる方とは、たぶん話が合わないと思います。だってそもそも、野球は王を書くための手段に過ぎないもの。

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あるキング: 完全版 (新潮文庫)の作品紹介

山田王求。プロ野球チーム「仙醍キングス」を愛してやまない両親に育てられた彼は、超人的才能を生かし野球選手となる。本当の「天才」が現れたとき、人は“それ”をどう受け取るのか――。群像劇の手法で王を描いた雑誌版。シェイクスピアを軸に寓話的色彩を強めた単行本版。伊坂ユーモアたっぷりの文庫版。同じ物語でありながら、異なる読み味の三篇をすべて収録した「完全版」。

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