ジャイロスコープ (新潮文庫)

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著者 : 伊坂幸太郎
  • 新潮社 (2015年6月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250304

ジャイロスコープ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • デビュー15周年を迎えた伊坂幸太郎からの「文庫のおくりもの」。バリエーションに富んだ色んなタイプの作品を集めた短編集。

    「浜田青年ホントスカ」
    1番伊坂さんらしい作品だった。困った事があっても稲垣さんには相談したくない。

    「ギア」
    1番よくわからない作品。「セミンゴって何だ、本当にいるのか…。」同じ世界観で続編があるらしい。読みたくないような、読みたいような。

    「ニ月下旬から三月上旬」
    これもちょっとわからない作品。インタビューを読んでわかったような、やっぱりわからないような。

    「if」
    こういう作品は好き。誰だってあの時をやり直せたらって思う。もしも、をうまく描いた作品。

    「一人では無理がある」
    この作品は素敵やぁ。夢がある。この会社が世界のどこかにあるといいなぁ。12月に読めてよかった。

    「彗星さんたち」
    1番好きな作品。素敵な言葉がいっぱいで心が温かくなった。少しの不思議が入っているのもいい。これ伊坂さんの作品?って思ったけど、働く女性のためのアンソロジーに書いた作品らしい。メリーポピンズのところ好きだな。「スプーンひとさじの砂糖」を見つけながら私も頑張っていきたい。

    「後ろの声がうるさい」
    色んなところで書かれた作品達を伊坂さんが上手くまとめてくれました。色んな人が出てきて楽しかった。

  • いろんな伊坂さんが読めて面白かったです。
    なかでも、
    #一人では無理がある
    優しくて夢があってすごく好き♪
    十二月に入ったころから自分で体重調整をするトナカイ。ツボです。

    #彗星さんたち
    新幹線清掃のお仕事小説。
    彼らが出会った乗客を同僚の人生にあてはめて
    空想するところはわくわく。
    パウエル氏の言葉は、ひとつひとつが教訓。
    「常にベストを尽くせ。見る人は見ている」
    日々家事に追われる身にも、勇気づけられる一言です。

    #後ろの声がうるさい
    最後はほろり。
    つながりのない短編も、こうして回収してくれるとなんか安心します。

    巻末のインタビューも良かったです。
    今まで数多く読んだ伊坂さん作品の中には、残念ながら合わないものもあって、
    このグループ分けを見て納得しました。

    読者が求めているであろう「伏線とその回収」「変わった登場人物」「楽しい会話」
    ああ、確かに。

  • 短編集、心躍る伊坂ワールド!

    雑誌やアンソロジー掲載で読めてないものばかりだったので、とても嬉しかったです。

    「一人では無理がある」
    「彗星さんたち」
    「後ろの声がうるさい」
    がお気に入りです。
    特に書き下ろしの「後ろの声がうるさい」は短編集のエンディングのような感じのお話でとてもほっこりしました。
    「一人では無理がある」のような辛い現実に対する優しいシステム、舞台設定が好きです。「鉄板」て…!笑

    「ギア」はセミンゴ怖すぎる…。スパムメールが実話だったら…発想がさすがです。「ブギ」、「ギブ」読んでみたいー!

    いろいろな伊坂さんがつまった一冊!

  • こんなに短いのに、やはり騙される。
    伊坂さんの思考とは、ほど遠い所に置き去りにされていた。

    アイデアに富んだ短編集7編。

    「一人では無理がある」「彗星さんたち」が大好き。
    この世に無駄なものはないと信じていても
    面倒なことの連続がどんどん暗い顔にしてしまう。

    この2作を読んで、ちゃんとしようと思いなおします。
    特に「彗星さんたち」の国務長官の言葉に
    かなり励まされましたね。
    (本当に本が出ているみたいですし、読まないと)

    不運つづきだとばかり思っていたのに、
    時が過ぎて気が付いてみると、かえってその方がよかったって思えることもあるものね。
    誰かは見ていてくれる、大丈夫いけるいけると
    少し明るくなった一冊です。

    ひとつ、あっ!と思ったことが…。
    「ギア」に出てきた、敵とたたかいに行くアリの話。
    私も、知ってました!
    以前にアリの本を読んだことがあったので☆
    伊坂さんに1つでも追いついたことが、
    何よりもうれしいです。

    これからも昆虫の本は、チェックしないといけませんね。

  • ななつの短篇集。

    久々の伊坂さん。

    最初の2~3つめあたりを読んでいて
    「このままこの空気の作品が短編で続いてたら
     最後まで読めないかも…」と思いました。苦笑

    たぶん、いま訳分からない理不尽を突き付けられても
    ついていけない!NO!っていう精神状態でした。苦笑
    あほなんです、たぶん。苦笑

    「if」「一人では無理がある」「彗星さんたち」は
    読んだ後、なんか元気になれる、そんな作品たちでした。

    ただただ、何も考えずに言葉をそのまま受け取って、
    最後まで運んでもらいたい、という時にぴったりです。
    ついでに、もし落ち込んでるときだったら、
    読んだら必ず少しだけ元気になりたい、なんて時もぴったりです。笑

  • 文庫本「ジャイロスコープ」をふりかえって
    読者インタビュー

    ー「浜田青年ホントスカ」について述べてください
    読者 これって浜田青年って、絶対、濱田岳を想定して描いているよね。

    ー「ギア」について
    読者 スパムメールって、初期の頃は確かにここに書いているように物語があって、それに乗っかって付き合ったら、なんか壮大な物語に入れるかもしれないという面白さがあったよね。したことないけど。

    ー「二月下旬から三月上旬」について
    読者 どの時代のどの日も、「戦前」で、「増税前」だ。ーという記述がまるで「今の時代」に被るようだね。

    ー「if」について
    読者 「A」と「B」の関係って、前作「二月下旬から」と同じ叙述トリックだよね。そういえば、「砂漠」でも使っていたっけ。

    ー「一人では無理がある」について
    読者 くそ。あとがきを見ていたのに、だいたいの話の構成は分かっていたのに、最後の文節までオチが分からんかった。

    ー「彗星さんたち」について
    読者 この短編書くのに、わざわざ直に新幹線清掃の会社に取材に行ったらしい。不思議な話は、あるにはあるが、珍しく直球お仕事小説になっていた。

    ー「後ろの声がうるさい」について
    読者 伊坂幸太郎らしく短編集の受け皿として書き下ろしで短編を書いたらしい。全ての短編を俎上に乗せながら、尚且つ新しいほっこりするエピソードを入れている、この優しさこそが伊坂幸太郎なのである。

    ー「十五年を振り返って 伊坂幸太郎インタビュー」について
    読者 最初は、あとがきの代わりに編集者が付け足したインタビューだと思った。でもこれって、絶対、伊坂本人の書き下ろしだよね。このサービス精神こそが、伊坂幸太郎なのである。

    2015年10月11日読了

  • 「彗星さん」が好き。
    こうだったら面白い、を日常で掬い取ることができて共有できる人がいるのは幸せなこと。今回はたとえ話だったけど、本当に電車でたどる人生の物語を伊坂さんで読んでみたい。

  • 「浜田青年ホントスカ」「ギア」「二月下旬から三月上旬」「if」「一人では無理がある」「彗星さんたち」「後ろの声がうるさい」の七編収録。
    「ギア」のセミンゴ、「二月下旬から三月上旬」の時間軸など謎な部分がありますが、それも含めて伊坂作品だと思える短編集でした。「一人では無理がある」が特に好き。結果オーライの松田さん、これからも間違えて下さい。

  • 短編集?なのも。「彗星さんたち」はやっぱりよい

  • 9/29読了
    最初それぞれの話がよくわからなくてポカーンとしてしまった。伊坂幸太郎によくある短編集同士の繋がりが最初はよくわからなかった。
    一人では無理がある あたりからだんだんと あーー伊坂幸太郎らしい!と思えるようになってきて最後はあるいみスッキリした形で読み終えることができた。
    それにしても発想力がすごいし、短編集それぞれに登場するキャラクターがみんな個性がある。
    短編集とおもいきや一冊全部読んで自分の記憶の中でアレとアレが繋がってたのか!と整理するのが楽しい

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ジャイロスコープ (新潮文庫)の作品紹介

助言あり〼(ます)――。スーパーの駐車場で“相談屋”を営む稲垣さんの下で働くことになった浜田青年。人々のささいな相談事が、驚愕の結末に繋がる「浜田青年ホントスカ」。バスジャック事件を巡る“もし、あの時……”を描く「if」。文学的挑戦を孕んだ「ギア」。洒脱な会話、軽快な文体、そして独特のユーモアが詰まった七つの伊坂ワールド。書下ろし短編「後ろの声がうるさい」収録。

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