眠れぬ真珠 (新潮文庫)

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著者 : 石田衣良
  • 新潮社 (2008年11月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101250526

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眠れぬ真珠 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 会社の同期が誕生日プレゼントにサジェストしてくれた本。最初帯だけ読んだ時は45歳の女性が17下の男の人とと抱き合ってて少しびっくりしたが(なぜこの本を私(22)に勧めたってw)、その同期曰く「主人公の女性がとってもかっこよくてさ」って目を輝かせて言ってて。実際本当に素敵な大人の女性だった。ただ少し孤独だった。そしてこの本自体とても幸せな恋愛の話だったので、当時辛い恋愛をしてた私の癒しだった。

  • 45才の版画家と17才年下の映像作家の恋。
    リアル感がない。
    私のまわりに、こんな恋、ない。
    感情移入できない。笑

  • 全編を通して流れている雰囲気は好き。
    でも、ストーリー展開が予想通りというか、まあ安心して読めるというか。
    NHKの10時のドラマでやってそう。
    石田氏の女性心理の描き方は見事だけど、同時に激しい男性側の性も描かれていて、せっかく咲世子目線で読んでいると急に落ち着かなくなる。
    最後のタヒチの場面はグッときた。
    2016/10

  • ハッピーエンド?だけど、何だか寂しさの残るお話。それにしても、石田衣良さんの作品は、登場人物の素敵さ、表現の豊かさ、自然に感情移入させてくれる感じ、、etc、、、何をとっても完璧。今回の作品のサヨコさんのような年齢の重ね方や捉え方の出来る大人になりたい。大人の対応の出来る大人だと思った。どちらかといえば、自分もダイアモンド<パールかな?パールの女に近づけるように中身を磨こう!と思わせてくれる作品。

  • 大人の付き合いとかはよく分からないけど、老いに対する不安感や諦めの気持ちなんかは分かる気がした。

  • 真珠のような女と、ダイヤモンドのような女。
    この表現がとても好き。石田衣良の恋愛小説は、表現がとても細やかで繊細。情景が細部まで浮かぶよう。
    私も主人公のような恋してみたい!と思った一冊。

  • 年下男性との恋で、世界が変わっていく。
    漂着物も、今までは単なるガラクタとしか思えず、気にも止めなかったのに、
    キラキラして輝いてみえるように
    変わっていく。

    そんな世界に刺激を受けて版画のタッチも変わり、またあらたな才能を生み出す咲世子。

    とても男性作家が描いているとは
    思えない小説でした。

  •  主人公の咲世子は男の手に魅力を感じる女性。今まで男としてしか生きてこなかったからよくわからないが、そういう女性はけっこう多いらしい。なんでも、セックスのときの「触る」「触られる」の関係が大きく影響しているらしい。男性は能動的に触る部分である女性の胸やお尻に、女性は触ってくる男性の手に性的な魅力を感じるんだって。もちろんこれは一般的に言って、という話だけど。
     個人的には、「黒の咲世子」のエピソードがすごく好きだ。学生時代にお金やインクが飛ぶからといった理由で服装を黒一色にして、黒という色の中に無限の階調と色味を見出し、自分の版画のスタイルとして確立させるという部分だ。後半で卓治と学生時代を回想する場面では、黒服に身を包んで版画一筋に情熱を注ぐ咲世子の姿を読者に想像させることで、「版画家になれなかったら死んでやる」「命がけだった」という二人の言葉により深みを与えている。そして、素樹との出会いにより自信をつけた咲世子が新たな表現を模索し、アーティストとして成長していくというストーリー展開にも大きな役割を果たしている。
     そして、解説に書かれていたことと重複するが、やはり石田さんの女性を描く力はものすごいと思った。きめ細やかな心理描写が必要な恋愛小説で、異性の主人公を書ききってしまうのだから、驚くしかなかった。
     石田さんが過去に「小説家はモテる」と言っていたのを見たことがあるが、そこまで女心がわかるなら、小説家は関係なくモテるんでしょうなと変に納得したのだった。

  • 評価は様々なようだが、わたしは大好きな作品。
    3回読み返した。

    主人公のように45歳になっても前のめりに生きていきたいという、憧れもあるのかも。

    著者は男性だけど、女性が書いているよう。

  • 海辺のカフェで仕事をして愛犬と暮らす、逗子での咲世子の生活スタイルは憧れる。
    それに年下の男の子に言い寄られるなんて夢のような人生!
    官能小説っぽい描写以外はきれいな描き方だった。

  • 【状態】
    貸出中(予約0)

    ++1

  • 穏やかに進んでいるけど、登場人物はそれぞれに一生懸命で悩みながらも進んでいく感じ。
    終わり方が良かった。

  • 年の差恋愛物語。

    独身で芸術家の女性。ホットフラッシュをよく引き起こす。
    同業者で時々セックスをする相手。

    だが、年下のカメラマンの男性に恋をする。

    相思相愛。お互いがお互いの事が好き。
    だけど…ふたりは笑顔で別れた。
    年下の男性の為にも…。

  • 見落としがちな小さな物にも流れてきた時間と愛がある。

  • 年の差の恋愛って、よく、一時は燃え上がるけれど
    現実に戻っておしまい、みたいなパターンが多い中で
    年下の彼がよく粘ってくれたなぁ。嬉しかった。
    あぁ、ほんとうに運命で結ばれていたんだなって思えてよかった。

    元カレと朝食をとっているところへ(何もなかったけど)
    年下の彼が出くわして、誤解をとくこともできただろうに
    彼女はそれをしなかったのよね。誤解させたままにしておくの。身を引こうと。彼には自由に思うままに生きてほしいと。そんな気持ちで。
    あのシーンは泣けたなぁ。。。
    よかったです。はい。


    DVDも出たんですね。
    そっちも観たけど。。。。残念。惜しい。

  • さよこって恋愛が本当に好きだな、と思う。
    愛が人生を彩るって感じ。羨ましいと思う。

  • 45歳の版画家咲世子と、28歳の映画監督志望の素樹、設定はリアリティがないけれど、更年期を迎えた咲世子の恋愛観や人生観は男性作家が書いたとは思えないほど女性的だった。
    咲世子がラストで予感したように、先々どんなことがあるかは判らない。
    でも、最後はあの終わり方で良かった。

  • 45歳でもこんなに性欲ある女性っているのかな、と思いつつも。男の側の欲望も女の側の願望も掬い取って書かれたファンタジーなのだと思った。ふつう、17歳下のオトコを手に入れたら、しがみついてしまう気がする。

  • 更年期を迎えた女性を主人公とした恋愛小説。一言で言ってしまえばそれまでだが驚くことは女性を主人公とした作品を男性作家である石田衣良氏が書いていてそれが何とも自然なことである。女性特有の悩みなど取材を通して分かったことを描いているのだろうが違和感なく描写している点は読み終えて作者を考えた直したとき大変驚いた。

  • 比喩が好き。言葉選びが本当に好き。
    咲世子さんの大人な恋愛の仕方を羨ましく思う。相手のために自分が傷つくなんてできないと思うから。そしてこの小説を、男性が書いているなんてね。信じられないほど繊細な小説。

  • 村上春樹氏の「ねむり」から感じた静謐な闇の気配をそこはかとなく感じた。不穏さと、穏やかな幸福。
    相反するようでありながら、矛盾なく同居する夜の世界。

  • 逗子を背景にした恋愛小説

  • 咲世子と同じ世代なので、共感と、こんなふうにできたら素敵だなと、憧れを持って読みました。
    読んでいると、鮮やかにシーンが浮かんできて、映像化向きの作品だと思います。
    人生の中盤以降に、独りであっても、こんな恋愛かできたら良いですね。

  • 【本の内容】
    出会いは運命だった。

    17も年下の彼に、こんなにも惹かれてゆく―。

    孤高の魂を持つ、版画家の咲世子。

    人生の後半に訪れた素樹との恋は、大人の彼女を、無防備で傷つきやすい少女に変えた。

    愛しあう歓びと別離の予感が、咲世子の中で激しくせめぎあう。

    けれども若く美しいライバル、ノアの出現に咲世子は…。

    一瞬を永遠に変える恋の奇蹟。

    熱情と抒情に彩られた、最高の恋愛小説。

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