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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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しかし、真の理解などということは、ほとんど不可能に近いほど難しいという自覚が必要である。
― 29ページ -
・・・黙っているのは辛いことだ。だからといって、発言すれば楽になるなどというものでもない。自分の意見を言うだけでなく、相手の意見も聞き、話し合いを続けるのは、黙っているのと同じくらい苦しさに耐える力を必要とするだろう。どちらをとるにしろ、人生というものは、それほど楽なものではないのである。
― 32ページ -
そもそも人間は誰かに依存せずに生きてゆくことなどできないのだ。自立ということは、依存を排除することではなく、必要な依存を受けいれ、自分がどれほど依存しているかを自覚し、感謝していることではなかろうか。
― 96ページ
みんなの感想・レビュー・書評
好きな先生(女医さんです)が薦めてくれた本
すぐタイトルを忘れてしまう私ですが、今でも覚えてる大切な一冊。ぼんやりしたい時に読むとリラックスできます
易しい言葉で、優しく語りかけてくれます。まさにこころの処方箋。
高い専門性を持っているであろう方ですが、カウンセラーとして「上から」語るのではなく、私たちと同じ目線で語ってくれます。意見の押し付けらしいこともなく、こころにすんなり染み込んできます。
色々と勉強になりました。普段、毎日人間社会を生きていると、葛藤したり、嫌な気持ちになってしまうことはどうしてもあります。
そんなとき、ここに書かれている言葉・・・例えば、人の心なんてわかるはずないとか、ふたつよいことさてないものよ、とかを思い出して唱えれば、少しはその場を切りぬけやすくなりそうです。
良書でした。次は対話集を読みます。
示唆に富んだ言葉。村上春樹や谷川俊太郎、安部公房など多くの文筆家の信頼を得ていた人物というのが読んでいて分かる。(だから読む、というわけではないけれど、なにしろどこの誰かも分からない人に生きることについての示唆を文章という形で与えられるのは抵抗があります。わたしの信頼する人の信頼していた河合隼雄だからこそ読んだ。これは文章から得られる情報というのが実際に対面で対話することで得られる情報と種類が全然... 続きを読む »
「ものごとは努力によって解決しない」(クリシュナムルチ)、「権力を棄てることによって内的権威が磨かれる」など、示唆に富んだ言葉が随所に出てくる。うん、座右の銘にしよう!
中学受験対策リストにあったので、その折に。その時はよもやこういった世界に入っていくとは思っていませんでした(笑)
不思議なご縁のある本です。
・灯りを消すほうがよく見えることがある ・人間が生まれてくるということは、その中に「創造の種子」をもっている、ということであろう。その種子から芽がのびてゆくときに、その人が属する集団のもつ価値観と一致する部分の多い人は、それを伸ばしてゆくのが容易であろう。しかし、その場合のその人の創造性は他に見にくいし、つい安易になって、全体の傾向に合わせてしまって、そのなかにある自分の創造性を見出すこと... 続きを読む »
辛い時、ページをめくると必ず自分の心が軽くなる一言がある。
今話題の「ページをめくれば自分に必要なメッセージが書かれている本」みたいな読み方をしています。
この本に何度救われ泣いたか分からない~!
55個の表題を追っていくとあっという間に読めてしまう一冊。
いかに「何が正しくて何が間違っているのか」とか「何が良くて何が悪いか」と言った白黒はっきりさせたい概念にとらわれているのかを改めて問いかけてくれる。答えがないところが更に脳を活性化させてくれる。
数ある表題の中で自分にヒットしたBest3は
3位「41.危機の際には生地が出てくる」
2位「54.幸福になるためには断念が必要である」
1位「29.生まれ変わるためには死なねばならない」
必ず自分にぴったりの表題があるはず!
中学校のときに先生に勧められて一番影響を受けた本です。箱庭療法を日本に導入した人でもあるので、心理学を学ぶ人には必読書なのかなとも思います。
一言で言うと、人間に対して、ふところの深いエッセイである。
一般にマイナスと思われていることに、意味を見出したり、正しいと思われていることに、水を差したり、変幻自在である。
軽く読めてしまうが、その内容を芯から味わうには、人生を賭ける必要がある。
河合隼雄は概して優しい。しかし、これほど恐ろしく、厳しい人もいない。
本書では、「ウソでも真実でもない表現」や「逃げるときは徹底的に」というくだりや、ものが豊かな時代の子育ての章が大変、気に入った。
つらくなったとき、ページをめくるとこころがすっと軽くなる。
何度も読み返したのは
6.言いはじめたのなら話し合いを続けよう
11.己を殺して他人を殺す
19.男女は協力し合えても理解しあうことは難しい
22.自立は依存によって裏づけられている
29.生まれ変わるためには死なねばならない
何度も読み返しているのに、読むたびにはっとする。
その時々によって一番心に響く言葉も違うところが「処方箋」なのかな。
『臨床』心理学の現場から得た教訓、いわばボトムアップの声。だからこそ響く。答えはひとつじゃない、という当たり前のことも学究だけでは忘れがちになってしまうのかも。筆者の人間的温かみに敬愛の念を強くもつ。目の前の現実を直視する強さを持ちたい。
まだ読んでる途中だが、もっと早く読んでおけばよかったと思った1冊。
言われてみれば当たり前のことだけど、忘れてること、考えてなかったことがたくさん書かれていた。
読みながら思わず頷いてしまったほど。
これからも時々読み返したいと思える本だった。
専門書ではなく読み物として。1つの話題につき4ページ程なので隙間時間にピッタリ。真新しいことは言っていないようでそうだったのか、こういう見方もあるんだと新しい気づきが沢山ありました。
『生まれ変わるためには死なねばならない』
■自分がちょうど本の虫になった頃に出会った本なので、十年以上前の本。なのに内容がほとんど色あせていないのはすごい。本棚を整理しているときに再会してぱらぱらと読んでみると、目の明くような感覚だった。ひとつひとつの言葉がすとんとこころに落ちてくる。特に上記のフレーズは、割と最近身に覚えがあるものだったので衝撃を受けた。「こころと向き合うための本」が世の中に多くあるうちで、この本には信用する価値がある。まさに良心の書。おおげさかな?
人の感情や心に対する考察が、臨床心理学をいう立場からの柔軟な考え方を知ることが出来て、自分自身の考え方が広がります。
臨床心理学者である筆者が、心にのはたらき関して語ったエッセイ集。
処方箋というと心が病んだときに読む本という感じだが、むしろ普段から知っておいた方がいい心構えが多く書かれている。
誰しもが経験する日常的なテーマばかりだが、それに対する筆者の視点が柔軟で、「こういう考え方もあるのか」という感じで、いちいちハッとさせられる。
また、言い回しや言葉の使い方がユニークで面白い。
読んだばかりではあるが、自分の中で名言、格言化してしまったものも既にいくつかある。
置かれた状況で読後の印象が変わりそうな本ではあるが、読めば誰しも一つは発見があるのではと思う。
河合隼雄の説得力のある心理学の教書。
人間関係に病める時、もう一度心をリセットするのに
とても役立つ本。
精神的につよく、やさしく、まっすぐになれる本。
昨年亡くなった河合氏の著書
この本を買うのは実は2回目・・・
何年も前に1回買って読んだけど、その後手放してしまっていた
また自分の手元にあって欲しいと再度購入しました
「こころの処方箋」ってタイトルとおり、こころが病みそうな時に
効く薬のような本です
その時々の自分の状態によって効く個所は違うんだろうけどね
時には厳しくバッサリと、だけど根底にあるのは優しさなんだろうな
厳しいなぁって思っても傷つかない感じ
多分、これからも何度も読み返しそうな1冊です

この本について、河合先生は「こころには「処方箋」というような特効薬みたいなものはないっていうことを書いているので、羊頭狗肉だ」みたいなことを書いてたと記憶しています。後書きかなあと思っていたら、違った...





