アナーキー・イン・ザ・JP (新潮文庫)

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著者 : 中森明夫
  • 新潮社 (2013年8月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101252810

アナーキー・イン・ザ・JP (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • おもしろかった。
    ファンタジーの体をとっていて、さくさく読めながら日本のアナーキズムについて学べる。
    ただ石原慎太郎とか小泉純一郎がアナーキストというのはどうか・・・。
    アナーキストといえば忌野清志郎だろ〜。

  • 「ああ、古くて新しい課題だよ。人はパンのみにて生きるにあらず。政治だけで生きるんじゃない。文学、つまり物語が必要なんだ。過ぎ去ったあのゼロ年代ほど人々が物語に飢えていた時代もないんじゃないか?若い女の子らのケータイ小説ブームから、オタクたちのライトノベル、おばちゃんたちの韓流ドラマ熱と、それにおやじどもの不倫小説や時代小説ブームに至るまでね。誰もが物語を欲していた。日々、安っぽい物語をむさぼり食っていた。逆に言えば、それほど自らの物語を喪失していたんだ、みんな。自分探し、なんてのも、いわばそのクチだよな。この国は完全にロールモデルを失った。希望がないってのはそういうことだ。その代わりに、人々は誰もが安手の物語にしがみついている。だからさ、そんな状況を利用してうまく突いてればいい」(p.280)

  • 革命家の魂が現代のパンク少年の頭に宿るという、設定を聞いただけでワクワクした。
    実在の人物が何人も出てきて、日本の革命の歴史に詳しくなかったが、勉強したくなった。
    死ぬように生きて行きたくはないと、痛切に感じた。私は革命も起こせない一般人だけど、私にしかできない、人生の仕事はあるのだと思った。
    私は精神が好きだ!

  • 金子文子の著作 再読したくなった〜

  • パンク好きな少年がシド・ヴィシャスの霊を呼ぼうとして、間違って大杉栄が憑依してしまう奇想天外なファンタジーを含んだお話。
    文体が非常に軽妙で読みやすく、大杉の難しい思想もさらりと読めた。
    そして、実在する人物が次々と登場し、筆者やこの本を刊行した新潮社に敬意を表したい。
    じつはうーんと前に瀬戸内寂聴(当初は晴美)著の「美は乱調にあり」を読み、さらに気になったので中央公論社から出版されている「日本の名著46 大杉栄」の「自叙伝」のみを読んだが、さっぱり訳がわからなかったのを覚えている(苦笑)
    自叙伝を読む前にこの本が読めたら、もっと理解ができたのではないかと思うと、ちょっと悔しい。
    しかしながら逆に今だからわかる面も多々あり、読後痺れるような感動を得られたことが何よりも嬉しかった。

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アナーキー・イン・ザ・JP (新潮文庫)の作品紹介

オレ、シンジ、パンクロックにハマッたんだ! ――17歳の少年の脳内に突如、100年前の革命家の魂が棲みついた。関東大震災後に虐殺された伝説のアナーキスト大杉栄だ。パンク少年+アナーキストは閉塞した21世紀ニッポンを疾走する。二人の運命は?  アイドル美少女との恋の行方は? 政治と文学、アイドルとパンク、時空を突き抜け元気になる!! 「恋と革命」の痛快パンク青春小説。

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