西の魔女が死んだ (新潮文庫)

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著者 : 梨木香歩
  • 新潮社 (2001年8月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101253329

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西の魔女が死んだ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • この作品の魅力は、プロットや登場人物の個性でないと思った。

    個人的には、主人公の精神的挫折への共感が一番自分に響いた。例えば、感受性が強いゆえに、周りで起こる自分の価値観から大きく外れる事(出会い頭で冷たい言葉を受ける、エロ本を捨てる)にいちいちショックを受けてしまう感覚。小さなことで嫌悪感を抱いてしまった相手に過剰な憎しみ・疑いを持ってしまう気持ち(いきなり「あんな汚らしい奴は死んでしまえば」と言ってしまう)。

    そして「また読み返してみたい」と思えたのは、おばあちゃんの「魔女の修行」が何だか「社会の波に疲れた時に立ち返るべき基本」のような印象を覚えたから。
    魔女の修行=自分で物事を決めて実行する精神の強さを鍛える。そのためには日常生活を規則正しく実行すること。
    社会の波に揉まれていると、主に人間関係で精神に悪い影響を受けたり意思自体が周りに流されて「自分」を持てなくなってしまうことはある(主人公はその結果学校が嫌になった)。自己啓発本や何かみたいな内容ではないけど。

  • 渡りの一日がとても好きです。勿論本編も。

  • 新潮文庫の読書アンケート1位。他のHPでも話題になっていました。
    しかし、私には一寸受けませんでした。何故でしょうね。
    なんか中途半端な気がするのです。ファンタジーならもっとファンタジックにしてって言う感じです。何となくしっくり来ないまま読み終えました。むしろ併録されていた短編・渡りの一日の方がスッキリしていて良かったかな。

  • 人がひとり死ぬことを物語のクライマックスで控えているというのに、微塵も絶望を感じさせない。あるのは淡い切なさと温かさ。

  • 読みやすい文章でサクサク読めました。西の魔女の穏やかさは見習いたいし銀龍草はわたしも見て見たいと思ったし、最後の書き置きは普通に最高でした。脱出成功、ていう表現がとてもいい。

  • 表題作の他に、「渡りの一日」という話も収録されています。

    ◆西の魔女が死んだ
    中学に入ってすぐ、まいは学校へ行きたくなくなる。
    母親の勧めで、まいはおばあちゃんの元で暮らすことになった。

    おばあちゃんはイギリス人で、独りで山の中に暮らしていた。
    ジャムを作ったりシーツをたらいで足もみして洗ったりしていた。

    おばあちゃんは不思議な人で、色々なことをまいに話してくれた。<br />お ばあちゃんが魔女だということを知ってから、まいは魔女修行に励む。

    魔女とは言っても、魔法は使えない。
    薬草の知識が豊富で、予知夢を見ることが出来るそうだ。

    魔女修行は、規則正しく暮らすことのようです。
    これって、嵌められたんじゃないか?

    当作を読んで、死について考えさせられました。
    まいは小さい頃、父に「死んだらどうなるか」と尋ねたことがあります。
    父親は「死んだらそれまで」と答えたので、まいはショックを受けます。
    おばあちゃんに質問すれば、「死んだら魂が自由に動けるようになる」と言います。
    「もしそうなった時はまいに知らせる」と、おばあちゃんは約束してくれます。

    あることで気まずくなり、まいはおばあちゃんと別れてしまいます。
    まいは転校して、新しい学校では友達が出来ます。

    二年が過ぎて、おばあちゃんが亡くなります。
    ラストで、おばあちゃんは約束を果たしてくれました。

    台所のガラスのドアに書かれたメッセージは、亡くなる前に書かれたものか、魂が自由になってから書いたものかは明らかにされていません。
    残されたメッセージを見て、まいはおばあちゃんと別れる時に言えなかった「大好き」を口にします。

    タイトルは物騒ですが、話自体は穏やかです。
    冒頭で既におばあちゃんが亡くなっているもんね。

    ◆渡りの一日
    まいと転校先で仲良くなったショウコの、ある一日の物語です。
    渡り鳥の観察をするつもりが、ショウコの寝坊で駄目になります。
    ショウコの母親に頼まれて画集を買いに行こうとしたら、何故か、クラスメイトの兄のユニフォームを届けることになります。
    計画通りに進まなくて、まいはイライラします。
    オチは、結果オーライという感じでした。
    藤沢くんが可哀想というか、おバカといいますか。

  • 映画を観た帰りに映画館で購入
    原作で文字での描写を読むことで、映画で観た映像が膨らみました
    原作も映画も好きです

  • 夏の夜に読んでたらさ、泣いてたよ

  • 過去ログ

  • 課題。Memo.
    一文で表すとしたら、おばあちゃんや家族の絆について考えさせられるなぁと。

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西の魔女が死んだ (新潮文庫)の作品紹介

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも…。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。

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