ラブレス (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (413ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101254814

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  • <純愛小説が好きな人向け>
    北海道の開拓村で育った百合江と里美の姉妹。百合江はその日暮らしを続け、シングルマザーとして一人娘を必死に育てる。里美は堅実に、美容師として腕を磨く。付かず離れず生きて来た二人の生涯とはどんなものだったのか――。
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    極貧の子ども時代、華やかな旅芸人たち、女性の扱われ方など、昭和とはこんな時代だったのか、と思わされる描写ばかり。リアルに描かれているので、引き込まれた。

    終わり方には賛否両論あるような気がする。個人的にはあのシーンは不要だったのではないかと思う。

著者プロフィール

一九六五年釧路市生まれ。
裁判所職員を経て、二〇〇二年『雪虫』で第82回オール読物新人賞受賞。
著書に『風葬』(文藝春秋)、『氷平原』(文藝春秋)、『凍原』(小学館)、『恋肌』(角川書店)がある。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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