- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101255088
感想・レビュー・書評
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アラビアンナイトと千夜一夜物語。
どちらも名称は知っていたけど、中身は????
同じものだったのね。
概要もわかったし、アラジンもアリババもこの物語のひとつだったんだ。
一つ一つの物語を今の大人が読むと陳腐なものだけど、昔々は人々の心を癒やし、楽しましたのでしょう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
11/9
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私、千夜一夜物語は読んだんですよね…だいぶ昔ですが。ところがこの本で阿刀田さんが取り上げられているお話はことごとく記憶にない… おかしいなあ。実はきちんと読んでなかったのかしら?まあ似たようなシチュエーションのお話が多いので後でお話の筋を振り返るのが難しかった思い出がありますが。それにしても同じ本を読んでも感じる点、印象に残る点は人によって違うんだなあ、(まあエッセイとして取り上げるために選ばれた説話ということなので純粋に印象に残った作品とは違うかも知れませんが)と思いました。
自分は語り手がシェラハザード、という名だったと記憶していたのですがここではシャーラザッド、と書かれております。ともあれ彼女が毎度お話を語り終える度に「もし私を明日まで生かしてくだされば明日はもっと面白いお話をいたしましょう」という結び文句が好きでした。お話が進むにつれて面白いお話になっていくはずなのに「このお話あまり面白くないなあ…」と思うお話が出てきたとき、作中でも王さまのセリフで「今の話は前の話より面白くない」と書かれていた時吹き出してしまいました。
阿刀田氏の他のシリーズはいろいろと掘り下げてあってふうん、すごいなあと思うことが多かったのでちょっと他の本に比べると物足りない感じがしました。。簡単にさらりと読める本ですが千夜一夜物語もあまり肩肘はらず読めるので原作を読んでそれで終わりでも良かったかな~ なんて。 -
感想としては「ギリシア〜」と同じだが、アラビアンナイトの内容を忘れている分、まだ面白かった。