あなたの知らないガリバー旅行記 (新潮文庫)

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著者 : 阿刀田高
  • 新潮社 (1988年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101255101

あなたの知らないガリバー旅行記 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 私たちが美しいと言っているのは、健康的なもの、生命の輝きを謳歌しているもの、物理学の法則にかなって安定しているもの、一言でいえば、生きていくのに都合のいいものから出発しているのではあるまいか。

    かの有名なガイバー旅行記に「あなたの知らない」ものなんてあるのか疑問だったのだが、ガリバー旅行記が4編の旅行記から構成されていること、イギリス政治の風刺であることなど、知らないこと満載だった。ガリバー旅行記の解説本としてではなく、阿刀田氏のエッセイであり人生観が語られたもの。二度も三度も美味しい本。

  • ガリバー旅行記をいま楽しむならば、どう読むか。当時のイギリス、欧州、宗教に対する風刺をわざわざ紐解いて読むことはしまい。阿刀田高は、大掛かりな風刺の仕掛けを記した著者ジョナサン・スウィフトの作家としての面白さをこの本で教えてくれる。そして同じ物書きとして、世間と激しく闘うことの厳しさを讃えるのである。

  • 20130504読了
    スウィフト作「ガリバー旅行記」の解説本。有名な小人の国を描いた第1作目だけでなく、続く2,3,4作目も含めた紹介。日本にも立ち寄るガリバーだが、日本に対して「断片的な知識しか持たなかったのだろう」と著者が推察しているように、自分が原作を読んだときにスウィフトさん、日本のことあんまり知らないよね?と首をかしげたことを思い出した。

  • ただでさえバシバシ攻めちゃう阿刀田さんが、これまた諷刺ユーモアだらけのガリバー旅行記について解説しちゃう攻めまくりの一冊。

  • 私が知らなかったガリバー旅行記 作者J・スウィフトの人物像や当時のイギリス社会を分かりやすく解説し、名作の桁はずれの面白さを紹介した阿刀田流古典鑑賞読本。
    ガリバー旅行記は、イギリスの有名な風刺小説です。
    「ガリバー」とは愚か者の意味で、この名前にもスウィフトの寓意が込められているそうです。
    この本には、スウィフトが生きていた時代を知らない私達には判りにくい風刺や洒落やユーモアなどが含まれていますが、著者が判りやすく解説してくれます。原典を読む前に、このエッセイを読んでおけば、理解度も深まるでしょうね。。。たぶん。

  • 阿刀田高の『ガリバー旅行記』の入門書。
    作者スウィフトの生涯やイギリスの歴史について。
    『家畜人ヤプー』についての解説。

    市川図書館
     2010年3月2日再読

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  • この方の古典解説本は最高!エッセイ交じりで、楽しくお勉強できる本です。
    阿刀田さんの視点に染まってしまう可能性はありますが(笑)。

  • 阿刀田さんのこのシリーズはほとんど持っているのですが、そういえばガリバーは持ってないかも、と購入。相変わらず面白かったですよ。

    ガリバー旅行記は実はきちんと読んだこと、ないのです。それこそ絵でガリバーが小人族に縛られているところとかガリバーが敵の船を引っ張っているところを見た、くらいでしょうか。実は皮肉と風刺のきいたお話なのだ、ということは知ってはいたのですが。一度読んでみようかな、と思ってはいたのです。が。阿刀田さんの本を読んであらすじを知り、うん、これでいいかも、と溜飲を下げてしまいました。

    それにしても一度さらっと読んだくらいではこんな解説はかけないよなあ〜 人生の幅もあるでしょうがいろいろと物をよくご存じだなあ、と。尊敬します。
    He went to seaで船乗りになる、なんだ。ふ〜ん。しらなかった。イディオムって難しいな…

  • 絵本のガリバー旅行記しか知らないで読むと目から鱗です。ショッキングかもしれませんが、原作のスウィフト版ガリバーを読んでみたくなると思います。ラピュ○が好きな方は原作を読むと考え深いと思います。

  • ジョナサン・スウィフトの『ガリバー旅行記』について、阿刀田さん流に解説した本。

    阿刀田さんの、解説本シリーズはほぼ全部読んだけど、どれも最高におもしろい。絶対原著を読みたくなるもんね〜。

    ここではスウィフトの生い立ちや人柄にも言及してるんだけど、それによると、スウィフトはめちゃくちゃ尾篭な話が好きだったとか。

    あと、かなりのアイロニストだったみたい。『奴婢訓』とか、皮肉たっぷりで書かれてるようなので、是非読んでみたいわぁ。

  • 一連の入門シリーズの中では、一番「読んでトクした」感が得られた気がする。知らなかった知識量≒トクした感、かも。

  • 皮肉ばっかりで、つまんない本でした。あんまりガリバーとは関係ないし。

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