ホメロスを楽しむために (新潮文庫)

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著者 : 阿刀田高
  • 新潮社 (2000年10月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101255248

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ホメロスを楽しむために (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • イリアスとオデュッセイアは岩波文庫で読んだが、何せ3千年前の叙事詩なので冗長なところ、わかりにくいところも多い。
    そんなところをまとめてくれている本。
    イリアスとオデュッセイアと併せて読むといいと思う。

  • ちょっと例えやジョークが古いけど、くだけた注釈付きでホメロスに親しむにはいい本。
    著者がギリシャの現地取材をしていて、簡単な地図があるのも想像力を刺激する。

  • よきダイジェスト本。

  • ホメロスの叙事詩、トロイ戦争を描いたイーリアスと、トロイ戦争の英雄オデュッセウスの帰還までを描いたオデュッセイア。阿刀田高の古典シリーズは外れ無しです。

  • 古代ギリシャの吟遊詩人ホメロスによって作られたとされる、二つの叙事詩〈イリアス〉と〈オデュッセイア〉を、分かりやすくコンパクトにまとめたエッセイ。
    〈イリアス〉〈オデュッセイア〉は、西暦前1250年頃に起ったといわれるトロイア戦争を題材に、それから400年くらい後の時代に生きたホメロスが詩にまとめたものである。
    トロイア戦争のなんたるかも知らずに読み始めた私でも、三分の一くらい読んだあたりから、何となく事情が分かってくる。
    トロイア戦争はギリシャ対トロイアの戦いだが、これが文学作品となると、大神ゼウスをはじめとした神々が大勢関わってきて、人間と神が入り乱れてもうすごいのである。何と言っても、戦争のきっかけ自体が、「人口が増えすぎたから戦争でも起こして人間を減らすか」というゼウスの発案なのだから。
    エッセイ自体は、トロイア戦争を描いた〈イリアス〉についてまとめた6話と、ギリシャ軍の勇将オデュッセウスを主人公に、その戦争後の帰郷を描いた〈オデュッセイア〉についてまとめた6話とで成る。個人的には〈オデュッセイア〉の方が読みやすく面白いと思ったのだが、私はもともと、日本文学でも軍記物は苦手な方なので、これは好みでしょう。

  • 近所の古本屋さんでの戦利品。平行してイーリアスに取り組んでいるものの、なかなか進みません。困ったときの阿刀田氏頼み。ホメロスの出生の謎に触れた後、二大叙事詩イーリアスとオデュッセイアの粗筋を教えてくれる一冊です。
    そもそもトロイア戦争が実際に起きたことだと証明されたところで、遥か昔の出来事である上に、イーリアスの中では神様が人間と同じように存在してますから、どうやっても架空のお話に思える。ホメロスその人も実在の吟遊詩人というより神話の中の登場人物のように感じていました。しかしホメロスの足跡をたどった記録があるということは本当にいた人な訳で、そしたらアキレウスやオデュッセウスやヘクトルなんかはモデルになった人がいるのかもしれない。それにトロイア戦争からホメロスがイーリアスを成立させ、さらに文章として残されるまではずっと口承だったんだとすると…いやー、すごいロマンです。そういうことを考えながらだと、ギリシャの船団の長々した説明や、神様の不毛な言い争いを我慢してイーリアスを読めそうです。

  • 学生時代に世界史の試験勉強で、ホメロスの「イリアス」「オデュッセイア」という名前を記憶したことがあります。
    全く本の中身を知らないのに、歴史のテストで
    「ホメロスは何を書いたか?」、、、
    「イリアス」と「オデュッセイア」。
    正解!
    テストには正解したけど、中身は全く知らないというのは、ある意味全く知らないよりも恥しいことなので、せめてエッセンスだけでも知っておきたい人にはおススメの本です。原典を読むのは辛いですから。

    ハイライトは、ブラピの主演映画「トロイ」の話です。
    遺跡発掘で有名なシュリーマンが夢中になった話ですが、原典よりも小説家である著者の解説のほうが面白いかもしれません。

  • 巻末に収録されている漫画家、里中満智子さんの解説にもあるように、やっぱり読み易いって言えば読み易い本だと思います。  で、KiKi も「難しいこと≒高尚」という幻想には疑問を持っているタイプの人間なので、そういう意味ではこういう本がどんどん読まれてちょっぴり敷居の高い(ような気がする)古典文学がもっともっと多くの人、特に若い世代の人たちに読まれるといいだろうなぁと感じているので、本屋さんで岩波文庫の「イリアス」や「オデュッセイア」に手を伸ばしてみたものの、肩をすくめてまた本棚に戻しているような若者にはオススメできるような気がします(笑)。

    (全文はブログにて)

  • 長らくの積読本
    2009/9/1~9/9

     出勤途中に阿刀田高氏の「ホメロスを楽しむために」を読了。
    何となく知っている「イリアス」や「オデュッセイア」であるが、阿刀田氏の解りやすい要約で、少しは理解が深まった。が、やはりややこしい。驚きは「トロイの木馬」の話はどちらにもない、ということ。てっきり、どちらかにあるものだとばかり思っていた。

  • これなかなかおもしろかった。
    ギリシア神話はほとんどよく知らなかったんだけど、
    とっかかりとしてはすごく読みやすくわかりやすい本。
    それでも、はじめのほうは誰がなんだかサッパリ(・∀・)
    でも、一度読み切るとわりと理解できてきます。

    カタカナの名前がいっぱいでてくる本は難しいよねー。

  • ギリシア神話がマイブームだったとき関連として読みました。いや〜あいかわらずこのシリーズはおもしろい。勉強になるし、わかりやすい。最高です。

  • イーリアスを読んで消化不良だったので色々探して見つけた、なぜ尻切れで終わってるのかとか、木馬の話は誰が語っていたのか納得、判り易く解説してくれる、オデッセイアの解説も有り

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