こんな話を聞いた (新潮文庫)

著者 : 阿刀田高

• 新潮社 (2007年8月28日発売)

感想・レビュー・書評

[しめじひめさんの感想 · 2009年8月21日]

淡々とした文章がまたぞくりとさせるものがある。

[てつさんの感想 · 2009年6月21日]

この本を好きな自分があまり好きではない。

[tomyiさんの感想 · 2009年6月14日]

「銃声」「案内人「骨細工」「鏡の中」など18の短編集。すべての物語の導入部に「こんな話を聞いた」で始まる古今東西のエピソードがあり、それが示唆する如くに物語の展開ある。
思わず背筋がゾクッとするブラックユーモア
怖い話もあるけど、人生のアイロニーもうかがえる。

[お茶さんさんの感想 · 2009年4月30日]

阿刀田さん好きなんだけど、最後のほうけっこう惰性で読んだな。
読み終わることに意味を見出してたような。

たぶん途中でちょっと飽きてたんだと思う笑

[sunhui629さんの感想 · 2009年2月21日]

友人が薦めてくれた。
必ず最後に「ゾッ」とする作品ばかり。
でも、次、次…と読みたくなる。
これを読んだあと、当分阿刀田高ばっかり読んでしまった。

[みやさんの感想 · 2008年9月5日]

「衝撃の最後が待つ短編集」こんなあおりが付いていた気がする。ブラックユーモアが売りの本だったかな。
個人的には先が読めちゃって、衝撃の最後を感じられなかったのが残念な本。
短編集なので、ちょっとずつ読みたい人や、あんまり何も考えず本を読みたい時には良いかも。

[ツヅラさんさんの感想 · 2008年1月28日]

「こんな話を聞いた」という一文で始まるショートショート。不条理ものやオカルト系が多いんだけど、ときどきフツーにいい話が混じってたりするので、オチが見えないまま楽しめました。

[さゆみ1194さんの感想 · 2007年10月3日]

『風の組曲』改題。おもしろい。物語の最初の1ページにある『こんな話を聞いた』で始まる小咄がよりお話をおもしろくしてます。何度読んでも、いや、読めば読むほど阿刀田作品はおもしろい。最高です。

[とりさんの感想 · 2007年9月21日]

すべて「こんな話を聞いた」から始まる短編集。
寓話のような短い話から連想できる現代話を綴っている。

少し怖いものから、面白いものもある。
阿刀田さんらしい短編。どれも見事にまとまってる。
表紙の絵がかわいいのにブラックでいい。

[モンタナさんの感想 · 2007年9月20日]

「骨細工」「靴が鳴る」「猫婆さん」の３話が印象に強し。ただのホラーとも呼べず、ミステリアスな、何とも例え難く、だからこそ「アトーダワールド」なのだろう。「こんな話を聞いた」その始まりの余韻だけで、十分なのである。物語好き特有
のこの感覚、伝えるのは至難。

著者プロフィール

作家
1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞。日本ペンクラブ会長や文化庁文化審議会会長、山梨県立図書館長などを歴任。2018年、文化功労者。

「2019年 『私が作家になった理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」