らんぼう (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 232
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101260310

作品紹介・あらすじ

185センチ・柔道部出身の「ウラ」、小柄ながら空手有段者の「イケ」。凸凹刑事コンビの共通点はキレやすく凶暴なこと。検挙率は署内トップだが無傷で彼らに逮捕された被疑者はいない。ヤクザもゾクもシャブ中も、彼らの鉄拳の前ではただ怖れをなすばかり。情け無用、ケンカ上等、懲戒免職も何のその!「最凶最悪コンビ」が暴走する痛快無比の10篇。

感想・レビュー・書評

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  • 大沢在昌さんて、こういうのも書くんだ!と読み始めは只々笑いながら読んだ。ハードボイルドな所も軽い感じで読める。
    けど後半からラストに向かってはただ単に面白おかしいだけでない、ウラとイケの人となりが見えて…。
    大沢在昌さん!単に面白いだけじゃなかったんですねぇ。もっともっとファンになりましたデス。

  • はちゃめちゃなコンビの刑事の活躍? 強面で誰もが近寄らないが人情の厚いところがちょっぴりある。痛快な連作。2021.3.29

  • なんか楽しかった。

  • 乱暴な刑事コンビが活躍する痛快無比の10篇。巻末の西原さんの漫画解説も笑えます。

  • 2022/10/7読了(再読)
    バイオレンスでおバカな勧善懲悪(?)もの。肩の力を抜いて楽しめました。

  •  収録されてる「あちこちら」を他で読んだことがあって、全部読みたくなって、この本を手に取りました。
     全部読んでみて、「あちこちら」が2人の凶暴性が一番低いのかなぁ…て気がしないでもなかった。

     これだけのキャラ……この時代だとしても、実在したら大問題だよね。

     てか、初出以来、いろんな出版社から出てるみたいですが、この本の表紙が一番好き。

  • 面白かった。

  • 乱暴な警察官の二人組のお話。
    新宿鮫シリーズのような、ハードボイルドではなく、どちらかと言うと、コメディか?(コメディは言い過ぎ)
    深く考えずに、ラクに読むには良い本。

  • ひさしぶりに読みたくなって手に取りました 。
    大柄な柔道部出身のウラさんと小柄な空手有段者イケさんの凸凹刑事コンビの痛快劇 。
    この2人は検挙率署内トップだけど被疑者受傷率もトップな史上最悪コンビ
    短編集なのでさくさく読めちゃいます 。
    中でもおっとっとが一番すきかなぁ !
    映像化されてるから知ってる人もいるかも …

  • 凸凹刑事の10編からなる短編集。
    ドタバタ劇が面白い。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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