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- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101260426
感想・レビュー・書評
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ピアノが上手な女の子が、高知県の集落から都会の音大へと進学する。
プロになれると期待されて進んだ進路で、自分の才能の限界に直面する。
いろいろなことに折り合いをつけながら、誰もがその人の人生を歩んでいく。
すべてが最初に望んだ通りではないが、歩んでいく道の途中で、大切にするべき新しいものに出会うこともある。
結婚、出産、友人、家族
田舎ののどかさと、登場人物の温かさ、素直さ。
これまで読んだことのない、何とも言葉では表現できない素晴らしい感じを味わった。
純粋で、繊細で、リアルで。
私の中では、圧倒的に☆5つです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだか、いけないものを垣間見てしまったような妙な罪悪感を感じてしまった。
ラヴェルの調べに乗せて流れる激情、指が触れるだけでこんな官能を匂わせるとは、すごいなほんと。
来年のあなたのことはそれほど、ただいまのあなただけを手にして、決して消えない傷を刻む。
なんて女だ、さわさんよ。