ぼくの住まい論 (新潮文庫)

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著者 : 内田樹
  • 新潮社 (2014年12月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101260624

ぼくの住まい論 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 内田先生が建てた道場付き自宅の凱風館にまつわるあれやこれや。
    普段考えない視点からの語り口なので考えさせられることの多い本でした。
    日本の林業や瓦職人、左官など今まさに滅びつつある人々の手によって作られた凱風館。
    安いものに飛びつくだけでなく、多少の身銭を切っても国内の(コミュニティ内の)産業を相互扶助によって支えていくべき、という論にはなるほどと納得させられました。
    高度資本主義社会(金中心社会)になり、こういう考え方はあまり聞かなくなりましたが、大事にすべき考え方だと思いました。

  • どちらかというとエッセイ的な趣が強く、写真がふんだんに使われていることもあって、肩肘張らずにサラサラッと読める内容。でもさすが、どうでもいいという内容では決してなく、これから新居への引越しを控えた今、参考になりそうなことも多かった。書棚の考え方、当たり前のように思えるけど、やっぱり自分的にもこだわりたいところなんで、頑張って整頓します。家というよりは、公共の道場みたいな感じを目指したということですが、思い通りのものが出来上がっているところが素晴らしいです。

  • こだわりますねぇ。建築家としてもやりがいがあるのではないでしょうか。

  •  内田氏、とうとう道場も建てられた。もう3年になるとのこと。一度拝見したい。カラー写真があり、様子がよくわかる。小国というわけではないが、おもしろい世界が兵庫県の極一部に展開されている。

  • 大学教授であり合気道の師範でもある著者が、パブリックな道場件住宅「凱風館」を建てるまでの経緯や設計や施工を進めていく中での思考、気づきなどや発見などを綴っている。
    人との繋がり、空間に対する考え方はとても楽しく共感できたけど、建築を学んできた者からすると、もう少し凱風館そのものの空間が詳しく紹介されているともっと面白かったと思う。設計した建築家も、凱風館について著書を出してるみたいなので、機会があったら読んでみたい。

  •  内田樹が自宅を作るまで。
     もともと戸建住宅を建てる気はなかったが、合気道の道場を作りたいとの思いから、一階は道場、二階は住宅という変則的な自宅を建てる。

     美山で育った杉の木、左官職人に瓦職人、そして設計は新米設計士。

     人が集まる理想の家を作る。

  • 内田氏の道場兼自宅、素晴らしい、憧れるぅ!こういうかんじで人の出入りがある空間が欲しいなぁ。いつか自分もそんな建物を建てて、いろんな人達と遊んで暮らしたいなぁ。(笑)

  • 住まい一つから,個人の思想の広がりの詰まり様を感じる.住まいが,精神的な母港,帰る場所としての存在意義を説いており,よもや内田先生と考えの一致をみることがあるとは,とびっくり.

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ぼくの住まい論 (新潮文庫)の作品紹介

南から吹くやわらかい風、“凱風”。神戸の一隅にその名を冠した著者の自宅兼道場「凱風館」が竣工した。この手で道場をつくりたいと願い、「宴会のできる武家屋敷」を目指した思想家・武道家の家づくりの哲学とは――書斎、合気道稽古、能舞台、寺子屋学塾、安眠……住まうことは生きること、教育の奇跡を信じ、次世代への贈り物としてウチダタツルが考え抜いた「住まいの思想」。

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