ポケット版 大阪名物: なにわみやげ (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101263922

作品紹介・あらすじ

「食いだおれ大阪」には、自慢できる名物がもっとあるはず! 筋金入りの大阪人である著者ふたりが、店を訪れ、客あしらいを確かめ、五感を総動員させて選び抜いた極上の品々。「お土産に何を買ったらいいの」と悩む大阪人に、「大阪らしいものを買って帰りたい」と惑う来訪者に。ポケットに入れて町を歩けば、「ほんまもんの大阪名物」にきっと出逢えます。『新版大阪名物』改題。

感想・レビュー・書評

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  • 大阪の名物を紹介。名物といっても、大阪城とか太陽の塔ではなく、お土産になるもの。寿司、ケーキお菓子からソース、ポン酢といった調味料、食べ物だけではなく、石鹸や包丁もあります。

  • 大阪を楽しみたい、という憧れに似た思いをずっと持っている。しかし、なかなか彼の地を訪れることなく今に至っている。そんな時に書店で見かけた本書。名物に旨い物なしとの俚諺があるが、本書に紹介される名物はなかなかに美味そうだし、食べ物ではない名物も興味深い。

  • 題名の如く、大阪の好いモノ、他地域の人達への土産にでもしてみたいモノが満載という一冊で、愉しく読了した。
    「大阪の好いモノ、他地域の人達への土産にでもしてみたいモノが満載」という“だけ”なら、恐らく入手して読んでみようということにもならなかったかもしれない。本書が面白いのは、2人のライターが話題にしようとするモノが製造されている、或いは販売されている現場を訪ね、辺りの様子や関係者の雰囲気や表情のようなもの、食べ物であれば実際に自身で頂いた感じ、雑貨であれば自身や家族で実用した感じも交えて綴られていて、本書はモノが満載の“カタログ”ではなく、「愛すべきモノを題材にした、活き活きとしたエッセイ集」に纏まっているのである。御蔭でスッカリ引き込まれ、昨年に少し滞在する機会が在って親近感が湧いた大阪に「また行きたい…」という想いが募ってしまった。

  • <目次>略

    <内容>
    食というと京都ばかり気にしてたが、「大阪」を忘れてました。この本は食にかぎらず、「大阪名物」を軽い筆致で大阪人二人が紹介したもの(原本は『新版 大阪名物(2011年刊』)。でもやっぱり食べ物かな?お菓子や惣菜にかぎらず、しょうゆやソースや出汁なども。大阪に行かねば!

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著者プロフィール

井上 理津子(いのうえ・りつこ):ノンフィクションライター。1955年奈良県生まれ。タウン誌記者を経てフリーに。主な著書に『さいごの色街 飛田』『葬送の仕事師たち』『親を送る』『葬送のお仕事』『医療現場は地獄の戦場だった!』『師弟百景』など多数。人物ルポや食、性、死など人々の生活に密着したことをテーマにした作品が多い。

「2024年 『絶滅危惧個人商店』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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