- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101264318
感想・レビュー・書評
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ホントにロックっぽい内容。主人公がミシンでロック!熱いな〜、見習いたいと思った。
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「あぁ、『文藝』っぽいなぁ」というのが第一印象。
最近話題になっている作家というのは、ここの出というか、ここの血脈をついでいるような作家が多いような気がしますね。
綿谷理沙とか吉田修一とか片山恭平とか。
なんていうか何が書きたいのか私にはよく判らなかった。
覚悟とか責任とか社会という言葉の代わりに自分という言葉を書くのが河出書房の本の特徴のような気がするのですが。
偏見か?
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こういうの、すごくスキスキです
不思議ちゃん、いいです(リアルなお相手はイヤですが) -
買った本。
薄いし読みやすい。若手サラリーマンの青春小説。 -
言いたいこと分かるけど、、、ってかんじかな。服を作る工程の描写が丁寧。
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やってみるものの何か違う。というよくある感情を書いた物語。行定勲監督の解説での小説を映画化する過程での難しさについての文が興味深かった。
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サウスケの2nd albumが発売されて、収録曲の「僕らの行方」のもととなったと聞いたので、買ってみた。
いろんなとこ探し回って、結局地元で、購入した。笑
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ファッションで世界征服って言葉に感動!!
かっこいい!!!! -
行定勲の解説はこの作品のことをうまく言っているなあ、と感心。「この物語のもう一つの特徴は、「平行線をたどる」ところにある。最後まで何も変わらないし、始まらないし、終わらない。凌一、賢司、椿、カツオ、四人の人間関係も同じだ。言いたいことがあるのに言えない。好きなのに好きだといえない。椿は凌一のことを思っているのに、なぜか賢司に頼り、賢司はとっくに心の離れた恋人に別れを告げることさえできない。このダメな感じ、逃げる感じ、切ないようなもどかしい気持ち。」三島由紀夫賞受賞作ということで、そういう断片を期待して読んだら、どこにもなくってがっかりでした。
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閉塞感と、根拠のない自信。
薄っぺらなのか、濃いのかわからない友人関係。
を描いた、きわめて現代的な作品。
なのかもしれない。
しかしこの作品もやっぱ「共感の物語」だ。
最近は映画にしろ、小説にしろ、「共感の物語」か、「特別な
複数の人間性の関係性の描写」の二つが多い気がする。
(ちなみにこの二つの性質は、作品の性格としては表裏の関係
にあると思う)
そして僕は、どちらもあまり好きではない。
物語の根底に何があるか。が感じられず、薄さを感じてしまうからだ。
逆にいえばそういうことを、窺わせる作品が、好きだからだ。
ある一定の普遍性か、あるいは社会性。
そういうことが、感じられるものが好きだなあ。
と思う。