退屈姫君 これでおしまい (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101265391

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズやっと読み終わりました。非常に読み易い時代小説でした。めだか姫のことですから、きっと子どもが生まれても冒険はやめられないでしょうね。

  • 「退屈姫君」シリーズ完結篇(積本)。明和元年九月の終わり、諏訪が赤子を宿しめだか姫は諏訪の胎教に毎日付き合わせられることに…。逃げ出したいめだか姫、数馬と一八から聞いたいま江戸で評判菊の品評会の変わり菊競べを見たくてなりません。未婚の姉君猪鹿蝶三姉妹の失踪騒ぎに乗じ屋敷を抜けだすと、そこには名菊「雪見桜」を踏みにじり、選考に不満をわめく田沼意知の姿が。めだかの正義に火が点り、やがて将軍さまも巻き込んだ未曾有の大騒動が始まるのでした。「それからのみんな」は良かったが、暗号解読はしつこく退屈に感じた。

    《自分自身の為の覚書》「退屈姫君」シリーズと、他の作品との流れ。「風流冷飯伝」→「退屈姫君伝」→「退屈姫君 海を渡る」→「退屈姫君 恋に燃える」→「退屈姫君 これでおしまい」→「面影小町伝」

  • 米村圭吾の退屈姫君シリーズ読み終えた。なかなかおもしろい

  • ほのぼのしててちょっと好きなシリーズだった。

    昔あった、あんみつ姫ってアニメの如く、お転婆なめだか姫が周りの迷惑を考えずに騒動を起こし…

    危機に陥れば得意の頓智を利かせ…

    忍びのお仙ちゃんが一番好き。

  • 全1巻。
    退屈姫シリーズ完結編。

    別作品としてこのあと1作あるらしいけど、
    とりあえずこの卷でシリーズ完結。
    最後だけあって今までで一番物語が込み入ってて、
    見せ場も盛りだくさん。
    謎解き有りアクション有りで、
    このシリーズで初めてドキドキワクワクした。

    いつのまにか登場人物達を好きになってしまっていたらしく、
    これでおしまいって言われると、
    寂しくて泣きそうになる。
    最後にみんなのその後がちょこっと書かれてて、
    泣きそうになりながらも爽やかな笑い。

    シリーズ集大成。
    これはよい。

  • 安心して読めるシリーズが終わってしまって残念。

  • あらすじを書くのは簡単~陸奥磐内藩五十万石藩主・西条綱道の末娘・めだか姫は17歳,四国二万五千石風見藩・時羽直重に嫁いだが,国許に夫が戻って退屈している最中に,元守役の老女・諏訪の懐妊を告げられ口惜しい。将棋指南の小文吾と諏訪の胎教のつきあいもウンザリだが,義弟まで門番に借り出され身動きとれない中,根津で行われている菊合わせの噂を耳にする。猪鹿蝶3姉君が菊合わせ会場で行方知れずになったのだと父が直々に教えてきた。外出の口実ができためだかはお仙・一八・一馬を引き連れて,菊合わせ会場へ赴く。選考に間に合っためだかは,京の公家しか目にできない筈の嵯峨菊・銘が京雅の出品者が田沼意知と聞き,その上の位をとった雪見桜の見事さと,それを踏みにじる意知の醜さを目の当たりにする。出合茶屋で役者をくわえ込んでいる3姉を放っておいて,雪見桜の作者を尋ね探し当てると貧乏御家人は借金で首が回らない状況で,将軍に菊を見せれば権勢が増すと考える父に買い取らせるが,田沼の手の者により残った9株も踏みにじられる。将軍主催の菊合わせで京雅が天之位を得て意知の株が上がるのをよしとしないめだかは,火事に備えて保管されていた株の在処の暗号を解いて突き止めるが,菊合わせの時刻に遅れると踏んで,熊野忍びのお仙を大奥に潜入させる。お仙を待ち受けていたのは,御庭番。将軍の放った鉄砲玉は忍び同士の争いを止め,菊合わせが始まる。公家出身の御台所は京雅に心を惹かれるが,天之位を得たのは,めだかが持ってきた雪見桜だった。落ち着いためだかは自らの懐妊を知る~「通町の若旦那」に任せたか?

  • 退屈姫君シリーズの最終巻。
    最後と思って読んだのが良くなかったのか、なんだか物足りない感じが残った。
    とは言え、巻末には、登場人物のその後が載っており、想像して楽しむことができた。

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