山彦ハヤテ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (481ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101265414

感想・レビュー・書評

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  • 主人公ハヤテ、三代川正春、狼の尾ナシの視点と書き分けていて大菩薩峠に似た感じで、私は好きです。この時代の知識も深くきちんと調べているなあと感心します。
    ほのぼのしているので、疲れた時などお勧めです。

  • 今まで読んだ中で、ありそうでなかった主人公のハヤテ。
    そして、退屈姫君シリーズ、その他から少し真面目?な感じの話になっています。
    それでも、やっぱり米村さんらしい軽い語り口で面白かったです。
    ハヤテも成長していっているし、続編も楽しみ~と思ったら出ていますね続編。
    新年始まって早々にあれですが、今年中には読んでみたいですね。

  • 山童と若殿の交流を中心に、周囲の人々と狼を巻き込んで描かれる冒険活劇風歴史人情小説?
    ジャンルがよくわからない、かつ、不思議な文体だか、各キャラに妙な魅力あり。ハヤテ、徳念、あたりの続編がでるとイイかも。

  • 米村圭伍の山彦ハヤテを読みました。
    東北新幹線を連想させる題名のとおり、奥羽山脈と北上山地に囲まれた折笠藩を舞台にした物語なのでした。

    折笠藩の若き藩主三代川正春は、腹心の側近に裏切られて天狗山で死にかけていたところを山童のハヤテに助けられます。
    正春とハヤテ、そしてはぐれ狼の尾ナシは山の小屋で生活していくうちに良い友達になっていくのでした。

    折笠藩のお家騒動やハヤテが弟子入りした黒鐵屋伝右衛門からの遣いで箙を届けに行く途中の騒動などが物語られていきます。
    正春とハヤテの立場と性格のコントラストが鮮やかな物語になっていて面白く読みました。

    友人のおすすめだった作家なので、退屈姫君伝シリーズもそのうち読んでみることにしましょう。

  • 186 10/6-10/9

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