道草ハヤテ (新潮文庫)

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著者 : 米村圭伍
  • 新潮社 (2012年9月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101265421

道草ハヤテ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 前作「山彦ハヤテ」から暫く鳴りを潜めていたと思ったらいきなり続編は文庫で登場。書店で本書を目にした時も「なんだ旧作の文庫か」と新作とは思いもよらず、ついつい買いそびれるところであった。

    自然児ハヤテが前作で命を救った折笠藩主・三代川正春の弟で、頭を丸めた僧侶・徳念と江戸から東北の折笠藩まで珍道中を繰り広げると云うのが本作。だが前作で見せた時代小説とは思えぬ自由闊達な物語の飛躍がそこには見られず、意に反して常識的な展開の物語に落ち着きつつあり物語の魅力は半減。ハヤテの山での友である狼・尾ナシも旅に加わるのだが、尾ナシの話が冗長であることが気になるし、一方で狐につままれる話も現実世界のパロディを意図しているとは思うがやや空振り気味だ。

    折角、面白いキャラクターを生みだした「ハヤテ」ではあるが本作では今ひとつ吹っ切れていない印象で残念である。

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道草ハヤテ (新潮文庫)の作品紹介

折笠藩の若藩主・三代川正春を救けて、身分違いの親友となった元・野生児のハヤテ。今度は正春の弟、イケメン僧侶の徳念と、江戸から一路ふるさと折笠藩へ。でも、旅の空には危険が一杯。陰謀渦巻く牧に異国の巨大馬がいななけば、旅人を妖しく誘うキツネの魔界に金が舞う。頼れる相棒、はぐれ狼の尾ナシにも恋の季節が訪れて、てんやわんやの珍道中は続く!新感覚時代活劇第2弾。

道草ハヤテ (新潮文庫)はこんな本です

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