- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101265728
感想・レビュー・書評
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素晴らしい。
他作品とつながる世界観、登場人物もあり、大崎善生作品を楽しむ上でこの上なく奥行きを増してくれるオムニバス。
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大きな事件があるわけでもなく、カタルシスがあるわけでもない。ただひたひたと忍び寄る喪失感、寂寞感が全編を覆っている。青あるいは蒼を基調とした静物画のよう。
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恋 愛 最近こんな本を読まなかったなあ
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久しぶりに大崎義生さんを読むが、良いっ。文章が何故か私の記憶にふれ、「息苦しい」と読めば息苦しくなってしまうような。
他の著書と同様「孤独」がキーワードになっている。私の「孤独」に対する心地よい、寂しい、色々な思いでと感情とシンクロするので、読んでいて懐かしい感じがするのだろうか。
本を読み終わってから気付いた「満員の通勤電車の中で読むものじゃないな」と。キレイな喫茶店で時間を気にせずにボーッとしながら味わいたい一冊。 -
何時間、そこに座っていたんだろう。彼を待ち続けながら…。
でもね、その間の私は本当に幸せだった -
【468】
やっぱ、この人とは波長が合わない。流し読みったー。 -
つい先日『九月の~』を読んだばっかりでよかった。
表紙もなんだかセット物みたいで好き。
熱帯魚話はさすがにもういいかな。。 -
社会との間に薄い壁を作ってうまく馴染めない若者、ヨーロッパの滞在でふっきる経験、熱帯魚の飼育を通じてゆっくりと殻に引きこもるところなど、大崎作品のダイジェスト版のような短編集でした。