棋士という人生: 傑作将棋アンソロジー (新潮文庫)

  • 80人登録
  • 3.32評価
    • (2)
    • (8)
    • (8)
    • (3)
    • (1)
  • 8レビュー
制作 : 大崎 善生 
  • 新潮社 (2016年9月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101265742

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
宮部 みゆき
三浦 しをん
遠藤 周作
ジェイムズ・P・...
有効な右矢印 無効な右矢印

棋士という人生: 傑作将棋アンソロジー (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 将棋に関するエッセイを集めたアンソロジー。小林秀雄に段鬼六あたりのも収録。村上春樹のはかなり無理矢理。

  • 将棋ファンにはたまりません。

  • 「聖の青春」「将棋の子」の著者、大崎善生氏がまとめた「棋士という人生」(傑作将棋アンソロジー)(2016.10)です。棋士や将棋好きの人が綴ったエッセイ集とでもいいましょうか・・・。将棋という内容は共通ですが、書き手が変化に富み過ぎてw、まとまりのない感じがしました。

  • 坂口安吾、沢木耕太郎、村上春樹など著名人と、現役棋士の短編集が集められている本。

    芹沢先生の生き様、真部先生の最後の対局。根柢に死生観のようなものも感じた。

    棋譜はほとんど載っていないが、将棋好きな方には手にとっていただければと思う。

  • 実家に芹澤九段のエッセイがあった。
    軽妙で慣れた文章を書く棋士だなぁと思っていたが、
    その裏では緩やかな自殺とまで言われるような人生があったんだと初めて知った。

    他、森内九段の竜王戦についての一節が印象的だった。

    大崎さんの言いまわしは、いささか感傷的な部分が目につかない訳ではないが、持ち味なんだろうと思う。

  • 棋士に興味がある。ということで、発売日近くに買っていて、興味のあるところを拾い読みしていたところ、例のカンニング騒ぎが持ち上がって、どうにもこうにも落ち着かず、放り出していたのだが、本日改めて通読。

    「聖の青春」で元将棋世界編集長の大崎善生選だが、作者は、棋士、作家(村上春樹や坂口安吾も)、詰め将棋作家から、対象は無名棋士、奨励会、アマチュアまで幅広く、読んでいて楽しい。全26編。

    しかし、通読してみて核となって核は、芹澤博文であると思った。凡人としてのすごみを持つ中原誠を語る沢木耕太郎の「神童、天才、凡人」。中原の兄弟子であり、才能に恵まれながら中原の後塵を拝し、酒・賭博におぼれ、最後は棋界の鼻つまみ者となる芹澤博文自身による「忘れえぬ人・思い出の人」。両極端ともいえる中原・芹沢の師匠である高柳敏夫による、芹沢の弱さ、愛すべき点を含めて、淡々としかし思いをもって語る「愛弟子・芹沢博文の死」。最後に、博友であった色川武大の痛ましく切ない鎮魂歌「男の花道」。

    心に残った色川の一文。「私の内心としては、遊び友だちのつもりではなかった。芹さんは、そのようなことを一言も漏らすような人ではなかったが、胸の中の深いところで、なにかを深く決意してしまったようなところがあり、私はそれを漠然と感じていて、しかし、男が深く深く決意してしまったようなことを翻意させる手だてがみつからず、ただただ眺めているきりだった。」「その塊がなんであったか、私に断定するすべはない。かりに、死にたい、死ぬということだったとする。それでも私は、見守っているほかない。片刻も眼を離さずに。それしか仕方がない。私は芹さんと、そんなふうな内心を隠しもって、つきあっていた。芹さんはそこいらを感じてくれていただろうか。」

    なお、ラスト近くに、「常識」という機械(人工知能)と将棋を論じた小林秀雄の論考があり、その次に「ボナンザ戦を受けた理由」という渡辺明のエッセイが・・・。何ともいえない気持ちに。一体、この激震、どうなるのだろうか。

  • 編者本人も後書きで言っているけれど、よくぞこんなに集めたな、という印象。将棋に疎い私でも、充分にその深淵に触れることが出来る。天才たちの、すごくて凄まじくて苦い世界。楽しい面白い文章もあれば、とぼけた味わいのもの、破綻の壮絶を垣間見せられるもの、哀切を感じさせられるものもあって、バランスもよいし、編者自身の3つの文章もよい。
    しかし棋士という人生は、全体としては6対4、いや、7対3くらいなのかなーと思ってしまう。不幸と幸。

  • 大崎善生[編]『棋士という人生――傑作将棋アンソロジー』

     吹けば飛ぶような駒に人生を賭けた者たち。日々盤面に向かう彼らは何を追い求めるのか。大山康晴、升田幸三、中原誠ら往年の大棋士たちの横顔、才能空しく脚光を浴びずに消えた悲運の棋士の肖像、孤独に戦い続ける若手棋士の苦悩……作家、記者、そして棋士自身が綴った文章の中から二十余の名品を精選。将棋指しという職業の哀歓、将棋という遊戯の深遠さを写し出すアンソロジー。
    http://www.shinchosha.co.jp/book/126574/


    【目次】
    守られている(大崎善生)
    そうではあるけれど、上を向いて(中平邦彦)
    将棋が弱くなるクスリ(東公平)
    神童天才凡人(沢木耕太郎)
    京須先生の死(山田道美)
    忘れ得ぬひと、思い出のひと(芹澤博文)
    愛弟子・芹澤博文の死(高柳敏夫)
    詰パラとの出会い(若島正)
    九段(坂口安吾)
    棋士と寿命と大山さん(内藤國雄)
    男の花道(色川武大)
    不世出の大名人(河口俊彦)
    わが友、森信雄(大崎善生)
    待ったが許されるならば…(畠山鎮)
    牛丼屋にて(団鬼六)
    超強豪の昨日今日明日(炬口勝弘)
    『棋を楽しみて老いるを知らず』より(二上達也)
    完璧で必然的な逆転劇(島朗)
    漂えど沈まず(先崎学)
    4二角(小林宏)
    床屋で肩こりについて考える(村上春樹)
    竜王戦(森内俊之)
    常識(小林秀雄)
    ボナンザ戦を受けた理由(渡辺明)
    退会の日(天野貴元)
    「将棋世界」編集部日記(大崎善生)

全8件中 1 - 8件を表示

棋士という人生: 傑作将棋アンソロジー (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

棋士という人生: 傑作将棋アンソロジー (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

棋士という人生: 傑作将棋アンソロジー (新潮文庫)の作品紹介

吹けば飛ぶような駒に人生を賭けた者たち。日々盤面に向かう彼らは何を追い求めるのか。大山康晴、升田幸三、中原誠ら往年の大棋士たちの横顔、才能空しく脚光を浴びずに消えた悲運の棋士の肖像、孤独に戦い続ける若手棋士の苦悩……作家、記者、そして棋士自身が綴った文章の中から二十余の名品を精選。将棋指しという職業の哀歓、将棋という遊戯の深遠さを写し出すアンソロジー。

棋士という人生: 傑作将棋アンソロジー (新潮文庫)はこんな本です

ツイートする