- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101267623
感想・レビュー・書評
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前作に続いて読んだが、前作同様面白いのは前半のドキュメント部分だけで、後半の御託部分厚生労働省のガイドライン他の話はいらない。せっかく他の人が出来ない読むに値する貴重な経験をしているんだから、その部分をたくさん書いて欲しかった。ページ数を稼いで売り上げを伸ばす作戦なのかと訝ってしまう。
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ずいぶん前に、『子どもを殺してくださいと言う親たち』を読んだ。
本作は、第1章のドキュメントの分量が多く、重篤な患者と家族の問題が綴られている。
心が壊れていった子どもたちを育んだ家庭には、見えにくい闇が潜んでいる。
様々な問題を抱えた家庭の子どもが必ずしもそうなるわけではないことは明記しておくが、やはり、等身大の自分を受け入れてもらえないであるとか、親の価値観を押し付けられ続けるであるとか、本来与えて然るべきの愛を受けられなかったことに大きな原因がある。
ただし著者は、親に責任を全て求めてはいない。
親の生育歴(地域社会や家庭環境)のほか、変化し続ける社会全体に、問題の根源があることを指摘している。
患者やその家族が関係機関をたらい回しになり、結局適切な治療や支援を得られていない現状を理解することができた。
相談機関を一本化することや、移送のスペシャリスト集団の設立などの提言もあった。
本人たちの苦しみだけでなく、地域住民の苦しみや悲しい事件事故をなくすためにも、国や地方自治体は動くべき時がすでに来ている。 -
子供の死を祈る親たち。
押川剛さん。
「精神障害者移送サービス」の代表をしている著者。
引きこもり。
毒親。
精神障害。
辛い話でした。
どうしたらよいのだろうか?
行政も、辛い。
警察も、辛い。
病院も、辛い。
親も家族も辛い。
本人も辛い。
どうしたらよいのだろうか?