- Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101267715
感想・レビュー・書評
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家に眠っていたこの本をなんとなくペラペラめくってみると、読み出してからもぅ異様な感じがあって、気付いたら必死に読んでました。
『愛能う限り、大切に育ててきた〜』
この家族にまったく共感できず不快と好奇心で読み進めた。理解できないものをしりたいという本能かもしれない。
母性とはなにか、
最後の最後で、納得できる文章があった
読んでよかったと思えた!
もう一度読んだら、少しまた解釈が変わると思うが、しばらくは読む気にはなれないかな、、
今まで感じたことのない『愛』の形を感じた
世の中には理解できないものもある
嫌なことがあって逃げ出した誰かさんとは確かに違う。
この母親の感覚は普通ではないとおもうが、世の中色々な感性の人がいて、否定はできない。辛い環境のなか、たしかにこの人なりに愛能う限り娘を育ててきたと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
湊かなえらしく、わかりゆすい伏線の回収が読んでいて心地よい。事件をめぐる、2人の語り部の回想と、事件を追う人の3つの視点から描かれている、と思いきや…な感じも、湊かなえっぽい。同じ本に複数の視点を持たせる技法。
女は娘から母のどちらかだ、という言葉は印象に残った。
最近読んだ小説では語り部の描写に嘘や事実の歪曲があるという前提に立たずに読めていたので、今回の「信頼してはいけない語り部」のスタイルは、書いてあるものをそのまま受け止めてはダメという感覚が新しかった。共通なのは常に「女」の視点であり、男がどう見られるかもうまく表現されていた。 -
親になったばかりのタイミングだからこそ、親とは母とは子供とは、と言う点がとても胸に響き、子育て面の勉強ともなるもの。
クライマックスの盛り上がりがあまりなかった点は残念。 -
うーん、不愉快すぎて4章でギブアップ。
農家に嫁いでこき使われる嫁の描写がキツイ。読んでてずっとイライラ…笑
毒親というか、母と娘の満たされなさ、みたいなものも描いているんだろうけど、それ以上に陰湿な内容が延々と続くのがキツイ。
湊かなえの他の本は楽しめたのになぁ。この本はちょっと嫌な部分が出すぎているような。好きな人は好きなんだろうけど。 -
テーマの苦手意識と筆者の力量とを、引いて足して星3つです。
一番苦手なテーマ。
自分が経験者であるわけでも、知り合い等にこのタイプがいるわけでも、共感できるわけでもないが、兎に角、読んでいて気持ち悪い。
母性、というよりは、極端な自己愛。
或いは、母性と自己愛が混ざり合った感情がリアリティを伴う表現で書かれている。
精神異常者の物語。
下手なホラー小説より、ずっと怖い、ゾッとさせる
筆者の表現力は、凄い。 -
歪んだ愛、憎しみ、
読んでて辛いのに
何度も読み返してしまう…
さすがイヤミス女王
個人的に告白より好き -
読み終わった今はなんとも言い難い気持ちになっています。
読み手であるわたしたちに問いかけられている気がします。
今までのわたしが持っている常識や正気、弱さ、愛を確認してみてくださいと言われているかのようです。