中の人などいない: @NHK広報のツイートはなぜユルい? (新潮文庫)

  • 324人登録
  • 4.03評価
    • (31)
    • (48)
    • (19)
    • (3)
    • (1)
  • 43レビュー
著者 : 浅生鴨
  • 新潮社 (2015年5月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101268811

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
又吉 直樹
ピエール ルメー...
西 加奈子
朝井 リョウ
西 加奈子
有効な右矢印 無効な右矢印

中の人などいない: @NHK広報のツイートはなぜユルい? (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 2015年12冊目。
    同じ新潮文庫の、震災についてのノンフィクション『できることをしよう。』がとっても良い本だったのだけど、その中に、NHK広報局のツイートに関するお話がありました。
    それで、この本が気になって読んでみました。
    震災時のエピソードはもちろん、Twitterのもつ可能性や危険性など、やさしい文体なのに内容は深〜くて、勉強になりました。

    広報と広告(宣伝)のちがい。
    PRのためではなく、みんなと仲良くなるため。
    企業にとって、こんなTwitterを運営する社員がいたら、かなり面白いと思います。

  • NHKなのにあのゆるいツイート。
    思わず大丈夫なのか?と心配してしまうゆるさですが大ファンです。
    そのゆるツイートの裏側を見れて面白かったです。

    311の日の話が一番印象的。
    あの日からしばらくは混乱の中にいたので直接のツイートは見ていなかったのですがやっぱり批判はあっただろうな。それと同時に勇気づけられた人もたくさんいたと思います!!

  • 「中の人などいない」ちくたくさんに、また会えました。こちらが心配になるくらい、率直。でも暖かくて楽しいツイートが楽しみでした。時々の応酬も嫌みがなくて、切れる方なんだなぁと。

  • チープな言い方だけど、自分のやるべきこと、できることに対して信念を持って、真摯に向き合い続ける様にはほんとうにグッとくる。
    すごく読みやすいけど、311の回を始めときどき涙しそうになるので危険。
    どうすればいいのか、という思案について、「その方が良いに決まってます」のかいとうがすごく心に残ってる。

  • 単行本で発売されたときに読みそびれたので、このたびの文庫化で手に取った。

    NHK広報のtwitterアカウントは私も時々見るけれど、あのスタイルがどういう経緯で出来上がったのにはすごく興味があった。それを元「中の人(いないことになっているけど)」の浅生さんが「外の人」になった今の立場から、担当していた当時を振り返ってつづっていらっしゃる本。

    基本的には浅生さんがこっそり一人で始めたプロジェクトだったはずのNHK広報のtwitterアカウントが、既成事実的に周りを巻き込んで定着していくさまが描かれており、筆運びは全体的に知的に上品で軽やかで嫌味がない。ほぼノンフィクションでお書きだと思うけど、浅生さんご自身や、登場するご友人など、周りのかたの人物造形と配置がライトノベルのようにも感じる。ゆるふわぼんやりめの主人公+表面上は良識ある社会人で、内面キレッキレのサブキャラたちとか。しかも浅生さんの業務もろもろにGOサインを出すNHK内部の人たちがおっそろしく大人で、個人スキルも判断力も優秀。バッシングを受けることも多い放送局だが、浅生さんの思い出美化分を差し引いても、日本の放送の一角を確かに担っていることもうなずける。

    twitterを利用して4~5年経っている人なら、「ああ、あれね」と記憶にあるようなレスポンスや炎上案件がひと通り取り上げられているが、3.11当日からしばらくのやりとりを記した章はやっぱり読んでいてつらい。浅生さんは目配りの行きとどいたtwitter担当者ではいらっしゃったけれど、やっぱり魔法使いではないので、生命の危機にあるユーザーさんから悲痛な声が届いても、実際に何かをしてその人の危機を取り除くことは難しい。というよりもほとんどできない。変なたとえだけれど、レーダーから機影が次々と消えていくのを黙って見ているしかない管制担当者(ゲーマーでも可)の気持ちに近かったんじゃないかと思う。私の知人にも、「あれから更新のなくなったアカウントは、twitterなんかいらない充実した生活を送ってるんだ、と思うことにした」と言っている人がいるくらい、ヘヴィな時間だったと思う。この時期の運営で心を病んでしまったとしても非難できない重さを救ったのが、浅生さんが緻密かつ適当に作り上げたアカウントのキャラ設定だったのかもしれない。ほんとうにお疲れさまでした。

    単行本が発売されたときに、浅生さんが運営していらっしゃったNHK広報のツイートとシンクロさせて読むこともできただろうが、そういうリアルタイムの熱が収まった今読むのがいいようにも思う。一つのツールに振り回される個人の七転八倒ぶりを楽しむこともできるし、過剰にSNSに入れ込んで病み疲れてしまいそうなときのブレーキ役にもできる(かもしれない)、素敵な体験記でした。たかが中の人、されど中の人です。

  • リアルタイムで追いかけて楽しんでいたクチなのだけど、本の中にもある「不謹慎ならあやまります。でも不寛容とは戦います。」で本格的に惚れたので、この人は、どういう人で、どういう考え方の人なんだろう?っていうのに興味があって読んだ。
    想像を絶する状況の中、報道機関にいたり何十万人の前で発言するというのは、私だったら逃げ出してしまうだろうなぁ…語り口はユルいし、文章がうまくて面白い人がたくさん出てくるからするっと読めてしまうのだけど、芯は強いし、きっとブレない何かをきちんと持っている人なんだろうな、それに従ってきちんと生きてきた人なんだろうな、と感じた。

  • セルフブランディング&思い出話

  • ○ツイッターのお手本の秘密
    これを読めば、公式ツイッターの運営の基本がわかると言っても過言ではない。
    どういう意思を持ってツイッターを運営するのか、企業の戦略と中の人の工夫が肝心ではあるが、そこを切り開いたNHKというのはとてもすごい。

  • NHK放送局のTwitterのゆるさは、以前からすきだな、と感じていたので
    この本に出会ったときに迷わずレジに向かった。

    NHKだからこうでなければ、という固定概念を一新させるTwitterアカウントの登場は、NHKにも日本人にも新鮮な空気として流れてきただろう。

    番組の魅力、NHKの魅力をより伝えられる言葉の紡ぎ方に悩む、アソウカモさんの姿は 素敵だった。

  • 数時間で読み上げた。

    「公式アカウントを運用するとは何か?」に対する一つの答えと感じる。
    語り口調も優しげで、筆者の人となりが感じられた。
    やはり、3.11の下りは興味深い。

全43件中 1 - 10件を表示

中の人などいない: @NHK広報のツイートはなぜユルい? (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

中の人などいない: @NHK広報のツイートはなぜユルい? (新潮文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

中の人などいない: @NHK広報のツイートはなぜユルい? (新潮文庫)の作品紹介

お堅いNHKらしくない「だめキャラ」で、公式ならぬ軟式と呼ばれて人気の@NHK_PR。いまや企業広報の「お手本」と名高いNHK広報局のツイッターアカウントも、はじめはひとりの職員がこっそりと始めた非公式なものだった。ゆるいツイートに秘められた真意、炎上騒動、そして東日本大震災の日――。笑いと感動の舞台裏を初代担当者が明かす。後日談「外の人になりました」収録。

中の人などいない: @NHK広報のツイートはなぜユルい? (新潮文庫)はこんな本です

ツイートする