ストロボ (新潮文庫)

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著者 : 真保裕一
  • 新潮社 (2003年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101270234

ストロボ (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • あぁ、そういうことか。
    フィルムと同じという。すごく良かった。読みやすいのに、少し時間が掛かってしまったのは、心理描写が丁寧に書かれていて、それを読み落としたくないと思ったからか。男性の作者にしては、出てくる女性が魅力的。晴美の章が一番グッと来て、最後は涙が出そうになった。逆に第4章で期待が高まった分、その後それを超える章がなかったなぁとは思ったが、それは読む人や読むタイミングで違うのだと思う。そして最後の回収で納得できるのだろう。

  • こういう、エピソード多き人生を送りたい。一瞬一瞬これだけ濃くて一生懸命生きてても、歳をとって振り返ると後悔が残るものかとちょっと怖くなった。カメラ欲しい。

  • 喜多川光司50歳。写真家としての地位と名声は手にしたが、写真に対するかつての情熱がなくなっているのを感じた彼は、自らの来し方を振り返る。
    40代、30代、20代…時を遡るように配置された5つの章からなる短編。
    人の行動にはその人なりの理由がある。そんな出来事をミステリー仕立てにして読ませる。
    同じ世代の男性なら、我が身に置き換えてひりひりと、身に詰まされるものがあるかもしれない。
    これまで読んだ長編ミステリーとは印象が違う作品だった。

  • とあるカメラマンの人生を、記憶をさかのぼるように描写した話。
    読み始めて、若干違和感があったが、進めるうちに、その意図が理解できて、ハマり込んでしまった。

  • 人生のアルバムをめくるように、若い頃のがむしゃらや、自分の写真家としての信念を見つめ直して行く

  • いい意味で、男臭い感じの小説
    男の矜持がガンガン伝わってくる感じが好き

  • 結論から話がはじまり徐々に話が戻る不思議な構成です。
    青春時代を逆戻りしていくので話がわかりずらいです。

  • 今回は、第五章から始まり第一章で終わる
    という構成で初めてのパターン。
    カメラマンが、過去を遡っていく。
    短いストーリーが繋がってるのが良い。
    面白かったです。

  • 『50歳。写真家としてまずまずの成功を収めている主人公。安定した生活を手に入れた自分を肯定しつつ疑問を抱く。そして不安定だったが尖っていた昔を思い出す。』
    って話でしょうか。
    だれしも「あの頃の未来に僕らは立っているのかな」と思う時があると思います。ここへ来るまで色々あった。でも今が最良の選択の結果だったはず。それでも振りかえってしまう時があるのでしょう。50歳になって過去を振り返る時どんな感慨を抱くのでしょうか。

  • ある有名写真家の人生を50歳から22歳までを
    写真を軸にしたストーリーの作品。

    「ホワイトアウト」や「奇跡の人」とはまた、テイストの全く異なりました。引き出しの多い作家さんです。

    第五章からはじまとこり第一章で終わる構成の面白さはもちろんですが、各年代で変化している「写真」を捉える価値観の変遷、恋愛を含めた人間関係の変遷が、時間軸を逆に進むスタイルのせいか、じんわりと心に届いてきました。

    特に40~50代の男性には、胸がぐっと熱くなってくる作品ですね。

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