茶子と三人の男子たち―S力人情商店街〈1〉 (新潮文庫)

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著者 : 令丈ヒロ子
  • 新潮社 (2012年10月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101270418

茶子と三人の男子たち―S力人情商店街〈1〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 単純明快面白い!という作品。さびれつつある商店街で育った中学生4人が、ひょんなことから授かった超能力。この力で商店街を守るように言われるのだが。
    今回は完全に登場編ですね。各キャラクターの紹介と超能力を授かるまでの流れ、そして初めての事件。それがポンポンと歯切れよく展開し、あれよあれよという間にキャラクターも設定も頭の中に放り込まれます。この辺りのストーリーテリングの巧さはさすがですね。キャラクターの色分けもしっかりくっきりとしているので、丁々発止のセリフの応酬でも誰が誰なのかがわかるので、ストーリーの流れを遮らないのですね。
    あとがきで作者による商店街愛が語られていますが、僕自身商店街は大好きなのでこの世界で遊べるのは楽しいです。
    一気にガガーッと読んで、あー面白かったと本を閉じる。そんな素敵な作品です。

  • 商店街の、様々な店の子供たちがある日神社で雷に撃たれたことから不思議な力を手に入れる。未来予知、念写、テレポーテーション、物体移動、と言えば聞こえはいいが、それぞれの力は「商店街を守るため」に使うためのもの。
    生まれ育った商店街を守ってくれ、と、神様から言われても、ピンと来るようなこないような。それでも事件はやってくる…

    ・子どもが秘密基地に出来るような「居心地の良い素敵な場所」
    ・読者も引き込む「商店街グルメ」的な描写
    ・メイン4人の結束力
    ・個性的でしっかりメイン4人を見守る大人
    ・いい感じにユルく事件が起きて行く

    というような、児童文学モノの定番を行く要素満載。起きる「事件」も、商店街の行く末、商店街に住む人たちの感情が引き起こす諸々、など、中学生が解決して行くには程良い具合の。
    作者の「商店街愛」を感じた。

    男性陣の「バカだけどわんぱくで憎めない」「頭脳派メガネっ子」というド定番キャラ設定2人に加えて登場する「心は乙女」花屋の息子・吉野のキャラは結構新しい雰囲気かなあ、と思う。

  • かわいくまとまった児童文学。作者の商店街への愛情が感じられます。続きが読みたいな♪

  • 香月さんの帯ついてたら買わないわけにはいかない気がした、笑
    茶子のサバサバした性格、良かった。
    なんだかんだ、楽しそうだし、次も読みたい、、。

  • 神社に続く寂れた商店街にすむ中学生4人組。雷に打たれてからそれぞれに超能力が与えられ有頂天になったはいいけれど、その力は商店街のために使わないといけない、と…。
    ティーンズ向けのレーベルではなく新潮文庫だったので、大人でも読める作品なのかと思いましたが…残念ながらそうでもなく。現代っ子(彼らの生態に詳しい訳じゃないけど)らしさが感じられない中学生の物語はEテレ辺りでドラマ化したらいいかもしれないです。商店街が好きな人はそれなりの楽しみかたがあるのかも。

  • 前知識なしに本屋で出会った本。
    新潮文庫なんだけど、ラノベふうの表紙で、すごく薄くて、おまけに超能力モノで、極めつけに香月日輪さんが帯を書いている…いや絶対これ児童書だろ、と思ったらやっぱり元は児童書でした。中身もほぼ児童書なので、ラノベ読みかつ児童書読みの人しか面白いと感じないんじゃないかな?私は面白いと感じたし続きを買うけど、人にお勧めはできない感じ。

    その昔、友人と本屋にいるときに平積みになっていた『若おかみは小学生!』というタイトルを見て吹き出したことがあるのですが(若女将という言葉選びがエロビデオかっつーのwwwと思った私たちがたぶん穢れていた)、どうやらその作者さんらしく。本屋で手に取ったとき、それを知って本棚に戻そうと思ったのですが、(そういえばあのシリーズ人気あったらしいよな)と思い出してパラ見しました。ネームバリューってすごい。

    しょぼい超能力モノ、と言われて浮かんだのが『セイギのチカラ』だったんですが、あそこまでしょぼくもエキセントリックでもなく、もうちょっとわかりやすい(エスパーというと思い浮かぶようなメジャーな能力)で、ただ能力の大きさがしょぼいという感じ。エスパーものとして読むには不完全燃焼。

    じゃあ何かといえば、だいぶ昔に昼13:00からTBSでやってたドラマ枠が夏休みだけは子供向けドラマになっていた、あの感じ。もしくは土曜夕方にNHKが放送していた子供向けドラマ。
    小さくさびれた商店街で、その商店街のための力を幼なじみの4人の子供たちが授かって暗躍するけどしょーもない、という。ほのぼのした小さな世界観が、そういう系好きにはけっこう良かったです。でも中学生にしては正直子供っぽすぎるような?最近の中学生っていろんな意味でもっとこう大人な気が。

    まあ、続きが出たら買いますが、恋愛要素が濃くなるようならちょっと嫌になるかも(以降のタイトルがもう既に)。意味も無く逆ハーレム要素ってあまり好きではないので。
    1巻のドタバタしてさっぱりした感じが続けばいいな、と思いました。

  • 連続して軽い本。
    角川で(例によって)失敗したので、表紙からして少年物だけど新潮だから大丈夫かと買ったのです。
    しかし、本当にジュブナイル・コミック・SFでした。著者自身も後書きに「中学生くらいの読者に向けて書いたものですが・・」と書いてます。まあ、それを知らずに買った私が悪いのですが。
    筒井さんの名作と言われる『時をかける少女』の雰囲気です。若い人たちには人気があるのでしょう。しかし、私は『時をかける少女』も苦手なのです。
    ヒネリもなく、影もなく、あっけらかんと。
    あっと言う間に読み終えてしまいました。続き物ですが、多分これ一冊で終りです。
    私の年齢には、あまりに幼すぎました。

  • 「若おかみは小学生!」シリーズで有名な令丈ヒロ子の作品。「若おかみ~」が青い鳥文庫から出ていることもあり、想像通り子供向けの本だった。ファンタジー色が強く、大人はあまり読まないかも…。小中学生にお薦めする。

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茶子と三人の男子たち―S力人情商店街〈1〉 (新潮文庫)の作品紹介

さびれつつある商店街で育った幼なじみの中学生、茶子、吾郎、研、吉野の4人組は、神社で雷に打たれ、超能力を授かった。エスパーアイドル誕生か?…と思いきや、それぞれの不思議な力はどこか「しょぼい」。果たして、彼らの脱力系の活躍でふとん店を襲う謎の事件は解決できるのか?商店街をこよなく愛する大人気作家によるユーモア青春小説。

茶子と三人の男子たち―S力人情商店街〈1〉 (新潮文庫)はこんな本です

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