茶子と三人の男子たち (新潮文庫 れ 2-1 S力人情商店街 1)

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101270418

感想・レビュー・書評

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  • かわいくまとまった児童文学。作者の商店街への愛情が感じられます。続きが読みたいな♪

  • 前知識なしに本屋で出会った本。
    新潮文庫なんだけど、ラノベふうの表紙で、すごく薄くて、おまけに超能力モノで、極めつけに香月日輪さんが帯を書いている…いや絶対これ児童書だろ、と思ったらやっぱり元は児童書でした。中身もほぼ児童書なので、ラノベ読みかつ児童書読みの人しか面白いと感じないんじゃないかな?私は面白いと感じたし続きを買うけど、人にお勧めはできない感じ。

    その昔、友人と本屋にいるときに平積みになっていた『若おかみは小学生!』というタイトルを見て吹き出したことがあるのですが(若女将という言葉選びがエロビデオかっつーのwwwと思った私たちがたぶん穢れていた)、どうやらその作者さんらしく。本屋で手に取ったとき、それを知って本棚に戻そうと思ったのですが、(そういえばあのシリーズ人気あったらしいよな)と思い出してパラ見しました。ネームバリューってすごい。

    しょぼい超能力モノ、と言われて浮かんだのが『セイギのチカラ』だったんですが、あそこまでしょぼくもエキセントリックでもなく、もうちょっとわかりやすい(エスパーというと思い浮かぶようなメジャーな能力)で、ただ能力の大きさがしょぼいという感じ。エスパーものとして読むには不完全燃焼。

    じゃあ何かといえば、だいぶ昔に昼13:00からTBSでやってたドラマ枠が夏休みだけは子供向けドラマになっていた、あの感じ。もしくは土曜夕方にNHKが放送していた子供向けドラマ。
    小さくさびれた商店街で、その商店街のための力を幼なじみの4人の子供たちが授かって暗躍するけどしょーもない、という。ほのぼのした小さな世界観が、そういう系好きにはけっこう良かったです。でも中学生にしては正直子供っぽすぎるような?最近の中学生っていろんな意味でもっとこう大人な気が。

    まあ、続きが出たら買いますが、恋愛要素が濃くなるようならちょっと嫌になるかも(以降のタイトルがもう既に)。意味も無く逆ハーレム要素ってあまり好きではないので。
    1巻のドタバタしてさっぱりした感じが続けばいいな、と思いました。

  • 連続して軽い本。
    角川で(例によって)失敗したので、表紙からして少年物だけど新潮だから大丈夫かと買ったのです。
    しかし、本当にジュブナイル・コミック・SFでした。著者自身も後書きに「中学生くらいの読者に向けて書いたものですが・・」と書いてます。まあ、それを知らずに買った私が悪いのですが。
    筒井さんの名作と言われる『時をかける少女』の雰囲気です。若い人たちには人気があるのでしょう。しかし、私は『時をかける少女』も苦手なのです。
    ヒネリもなく、影もなく、あっけらかんと。
    あっと言う間に読み終えてしまいました。続き物ですが、多分これ一冊で終りです。
    私の年齢には、あまりに幼すぎました。

  • 「若おかみは小学生!」シリーズで有名な令丈ヒロ子の作品。「若おかみ~」が青い鳥文庫から出ていることもあり、想像通り子供向けの本だった。ファンタジー色が強く、大人はあまり読まないかも…。小中学生にお薦めする。

著者プロフィール

大阪府生まれ。嵯峨美術短期大学卒業。講談社児童文学新人賞に応募した作品で注目され、作家デビュー。おもな作品に「若おかみは小学生!」シリーズ、『パンプキン! 模擬原爆の夏』『長浜高校水族館部!』『よみがえれ、マンモス! 近畿大学マンモス復活プロジェクト』(以上、講談社)、『妖怪コンビニで、バイトはじめました。』(あすなろ書房)、『クルミ先生とまちがえたくないわたし』(ポプラ社)などがある。「若おかみは小学生!」は2018年にテレビアニメ化、劇場版アニメ化され、大きな話題となる。

「2022年 『病院図書館の青と空』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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