もののけ、ぞろり 東海道どろろん (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 87
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101270647

作品紹介・あらすじ

兄に迷惑をかけてまで、人間社会に生きてはならない――。《鬼火》は思い詰め、箱根山中にある妖かしの楽園を目指し家出する。道中、目玉を奪うミカリ婆、天狗、妖狐に襲われ大ピンチ! その上、化け狸の総大将・北条早雲まで出現。早雲の毒矢に射られた《鬼火》は人間の姿に戻るも、数時間後には朝日を浴びて死に至る……。伊織は《鬼火》を救えるのか? 痛快シリーズ第四弾。

感想・レビュー・書評

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  • 自分がそばにいるかぎり、兄は普通の幸せを掴めない

    兄から離れ、箱根にあるという妖の楽園をめざす
    「鬼火」

    ねこの「さんすけ」自分大好き「青行灯」
    謎の女性「いさら」と共に進むが
    化狐、化狸の争いに巻き込まれてしまう

    相変わらずテンポよし
    危機が迫ると仲間たちが次々颯爽と現れる展開も同じ
    漫画チックを楽しむシリーズ

  • 相変わらずサクサク読めました。
    4作の中で、今回はあの武将が一番素敵に書かれている感じがありました。本編も今回は面白く読めましたが、プロローグとエピローグが秀逸。
    それから、本編の中で、それぞれが登場する、集合するシーンがいいですね。ヒーローは登場場面が大切!ページを繰る手が速くなりました。
    それから、究極の美白、究極の美白は輝いているなあ。
    あまりパターン化が激しくならないように、次回作に期待しましょう。
    完結はいつになるんでしょう?

  • ぞろりシリーズ第4弾
    今回の舞台は箱根、箱根は妖怪の楽園らしい。都市型妖怪ではなく、天狗、妖狐、化け狸などケモノベースの野外型妖怪が多く出演。
    鬼火と伊織の兄弟の絆がテーマだけれども、相変わらず軽快に読める。

    登録を漏らしていた。。。ちゃんとしましょ。

  • そうか、シリーズものだから
    これだけ読んでも
    あんましっくりこないのか。

  • 「もののけ、ぞろり」シリーズ第4弾です。ようやく追いつきました。「鋼の錬金術師」の設定をまんまパクッているとのことで評判が悪いというか、まあけちょんけちょんに言う人が多いこのシリーズですが、個人的にはハガレンも読んでないし、ラノベ風・妖怪・武将・人情もの??みたいな感じで気楽に読めてわりとお気に入りです。
    と言いつつ4冊目の本書は主人公の伊織があんまり活躍しなくてちょっと間延びした感は否めませんでしたが、新たに霧隠才蔵や北条早雲などが登場したりと、今後の展開に期待できるところもあり、世の中の低評価はさておき、もうしばらく見守っていこうと思っていたりするのでした。

  • さくさく読めて面白い♪伊織と鬼火の兄弟は、かわいいし♪最近、幸村ファンになってる自分に気づいて慄きましたがwww

  • 鋼錬似の設定もどこ吹く風になってます。
    今回は弟、白狐の大冒険。(珍道中)

    戦国武将は予習しておく必要あり。
    今回は箱根近辺で。

  • 人物の心情とか行動よりも歴史の説明が延々続くので飛ばし読み。肝心の解毒部分も説明が足りない。

  • 自分は好きです、このシリーズ。今回もいろいろな登場人物が出てきて、結構わくわくしました。歴史上の人物を思い浮かべて、「どんな人なんだったっけ」って感じでググったりしながら(笑) そうしているうち歴史の勉強になってたりして。自分で興味を持って調べたりすると、どんどん世界が広がっていって面白いですね。

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著者プロフィール

高橋由太:第8回「このミステリーがすごい!」で最終選考まで残った作品を加筆修正したデビュー作「オサキ江戸へ」が10万部を記録。以来、時代物を中心に執筆活動を行っている。亜沙美:講談社「ITAN」を中心に活躍するイラストレーター・漫画家。

「2015年 『雷獣びりびり ⑥ 大江戸あやかし犯科帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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