日本の危機 (2)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101272221

感想・レビュー・書評

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  • 20世紀末の諸問題を丹念な取材で辛らつに描いた
    櫻井よしこの時事批評エッセイ。

    時事問題は最新のを読まないと
    あんまり意味ないかと思いきや、
    7年前を振り返らせながら

    「ああ、こんな問題あったなぁ」
    「この部分はだいぶ改善されたな」
    「なんにも変わってないじゃん、ニッポン…」

    といろいろ考えさせてくれる。

    こんな堅苦しい話題、新聞じゃ読みもしないのに
    こういう本になるとすらすら読めるから不思議。
    櫻井先生の文章力の賜物かしらん。

  • 日本が抱える問題、危機について知りたくて読書。

    10年前の本であるが現在も引きずる問題を大手のマスコミやニュース報道とは異なる切り口で知ることができる。

    まだ拉致を正式認めて一部の被害者の帰国が実現する前の話なので当時の世相を読み取ることができ興味深い。

    各章末の追記や再追記があり読みやすい。

    特に在日朝鮮、韓国人問題と公明党の問題をこれだけ突っ込んで説明できる人はいないのではないかと思う。とりわけ公明党の問題は多くのジャーナリストが口を重くする傾向が強いと思うから。

    もっと日本人はマスコミで報道されないことを能動的にする努力が必要な時代なのかもしれないと感じる。

    読書時間:約1時間10分

  •  前作に比べてソフトよりに新たな問題を提起しています。
     メディアは一過性で問題が少しでも古くなれば報道しませんが、追記として新しい情報を加味しており、非常に役立ちます。

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著者プロフィール

ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。「クリスチャン・サイエンス・モニター」紙東京支局員、日本テレビ・ニュースキャスター等を経て、フリー・ジャーナリストとして活躍。『エイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中公文庫)で大宅壮一ノンフィクション賞、『日本の危機』(新潮文庫)を軸とする言論活動で菊池寛賞を受賞。2007年に国家基本問題研究所(国基研)を設立し理事長に就任。2010年、日本再生に向けた精力的な言論活動が高く評価され、正論大賞を受賞した。著書に『何があっても大丈夫』『日本の覚悟』『日本の試練』『日本の決断』『日本の敵』『日本の未来』『一刀両断』『問答無用』『言語道断』(新潮社)『論戦』シリーズ(ダイヤモンド社)『親中派の嘘』『赤い日本』(産経新聞出版)などがある。

「2022年 『わが国に迫る地政学的危機 憲法を今すぐ改正せよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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