新潮ことばの扉 教科書で出会った名詩一〇〇 (新潮文庫)

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制作 : 石原 千秋  新潮文庫編集部 
  • 新潮社 (2014年10月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101274515

新潮ことばの扉 教科書で出会った名詩一〇〇 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 情景が浮かんできます。

    夕焼け/吉野弘 いい詩です。

    茨木のり子 心に刺さります。

    きっといつまでも、美しく、記憶に残る。

  • 有名な詩がうまく分類されて網羅されていて、非常に良かった。それぞれの詩人の詩集を買うのは億劫だけど、こういったコンピレーションは、非常にありがたいと感じる人も多いと思う。あのころ読んだあの詩がここにある。

  • 小、中学校の国語の授業で読んだことのある詩もいくつか出てきた。懐かしい。
    詩はあまり読まないけど、久々に。新幹線の静かな時間の中、読みました。詩って、読んでる自分のその時の状況も少しは影響ある気がする。詩は音楽聴きながらじゃ読めません。
    また文字の改行や間の取り方で、情景や抑揚が大きく変わるところが、小説との大きな違いだとも思った。
    中でも好きな詩は、「こだまでせうか」、「わたしを束ねないで」、「祝婚歌」、「朝のリレー」。昔の授業か、金八先生で観たものが多いかもしれない。子供の時読んで心を打ったものは、大人になっても忘れないものだ。自分は、暗くて救いようのない詩とナンセンスな詩はやはり苦手で、自然の美しい情景や、人間の温かさや日常の風景を描いたものが好きだ。
    吉野弘さんの文章が、わかりやすくストレートで好きかもしれない。「祝婚歌」素晴らしくて、結婚するすべての人に読んで欲しいなと、思ったのだが、注釈を見たら、「よく披露宴のスピーチで引用される」とあった。やっぱな。
    今度吉野さんの本も読んでみよう。

  • 学校で詩を習うことについては、教える側の解釈の押しつけになりがちとかで批判が多いところだし、実際自分も学生の頃はそう思っていた気がする。でも大人になって改めて読んでみると、若かったあの頃の自分に、たとえ押しつけがなかったところでどれだけの解釈ができただろうと思ったりもする。
    もちろんあの頃にしかできない受け留め方もあっただろうけれど。
    学校で知識として教えてもらったおかげで今はただじっくり味わえる詩もある。
    たとえば宮沢賢治の『永訣の朝』。「あめゆじゆとてちてけんじや」なんて、教わってなければちんぷんかんぷんだし、「Ora Orade Shitori egumo」に至っては、「これ何語??」って辞書アプリや翻訳ソフトでむなしく検索しまくったかも。注釈があればいいけど、注釈と首っ引きじゃなきゃ読めない詩はやっぱり味わえない。

    石垣りんの『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』は、学生時代はあまりピンとこなかったけど、女性としてある程度いろんなステージを生きてきた今読むと、ぐっと襟元を正したくなる。
    茨木のり子はいつ読んでもハッとする。
    女の人の詩をもっと読みたくなったな。

    うつくしい日本語を味わい、それを学んだ学校時代に思いを馳せながら、これまでの自分があって今の自分があるんだな、などということまで思ってみたりするかもしれない、とてもお得な本。
    それぞれの作品ごとに、作者の簡単な紹介があるのもうれしい。
    「新潮ことばの扉」シリーズはこれを皮切りに「名句・名歌」「名作小説」「漢文・古文」が刊行されるとか。楽しみ。

  • また文庫本を買っちゃいました。
    「教科書で出会った名詩100」(新潮文庫)です。
    宮沢賢治の「雨ニモマケズ」や島崎藤村の「初恋」など、
    いずれもどこかで出会ったことのある詩ばかりです。

    この中に河井酔茗の「ゆづり葉」という詩があります。
    「・・・・・・  

    世のお父さん、お母さんたちは
    何一つ持ってゆかない
    みんなお前たちに譲ってゆくために
    いのちあるもの、よいもの、美しいものを
    一生懸命に造ってゐます

    ・・・・・・」

    ほんとにそうですね、でも子どもたちにこのことを教える必要はないのですね。
    いずれ人とし歳をとればわかってくることですから。
    ただただ、子どもたちは元気で明るく楽しく遊んでくれればいいのですね。
    この詩を読んでなぜかこの年寄りまであたたかい気持ちになりました。

  • 懐かしい詩がたくさん。
    こういう詩だったのか、という作品もたくさん。

  • 聞いたことのあることば。
    2016/1/3

  • 衝動買いしたんですが、実に楽しい本でした。

    詩。ポエム。って素敵だなあ、と思うんですよ。
    結局、いわゆる「歌」っていうのも詩ですからね。
    ただねえ。
    詩集っていう本はどうにも読みづらくって。楽しくありません。
    同じ人のばかりでは、結局玉石混交。飽きてきますしね。

    この本は、教科書に載っていたような詩を編集者が選んで載せたもの。
    こういうの、いいですね。
    詩歌は、作者至上主義で編集して本にしてもねえ、息詰まります。
    そもそも、万葉集とか古今和歌集なんかが、それを証明していますね。
    作者押しじゃなくて、「この時代の良かった詩歌、ぎゅぎゅっと全部のせドンブリひとつ!」って奴です。

    (無論、誰が選ぶんだ、どういう権威なんだ、ケシカラン、という議論もアリなんですけどね。
    でもとにかく詩歌を活字で読んで愉しむってことを、どれだけの人がしているか…と、考えると。
    まずはとにかく1冊!ということですね)

    宮沢賢治「雨ニモマケズ」。

    改めて読むとすごいですねえ。すばらしいですねえ。
    なんでそこまで自分を痛めつける…ヨブ記のような凄み…。

    上田敏さんの訳詩。
    うーん日本語が格好いいなあ。
    やっぱり文語的な表現スタイルっていうのも、多少は残ったほうがコトバってカッコイイなあ。

    茨木のり子さんって全く知らなかったけど、素敵だなあ。

    吉野弘「祝婚歌」。うーん言葉の連なり自体が説得力という、この快楽。

    中原中也もうーんと唸る。サトウハチロー、島崎藤村、北原白秋、谷川俊太郎から糸井重里まで。

    この一冊、ほんっとに素敵だと思いました。是非、一家に一冊。
    特に、誰かと一緒に暮らしている人は、「一緒に読んで愉しむ」という珍しい本ですね。
    寒い冬に、読書であったかくなれます。おすすめです。

    島田陽子さんという詩人さんは全く知らなかったのですが、「うち、知ってんねん」この詩、最高に楽しい、美しい詩でしたね!

    読んだ人と、本を片手に語り合いたい一冊でした。

  • 「教科書で出会った」詩だそうだが、記憶からは飛んでいる。詩心のない身には、けっして身につかないのが、詩だろうか。
    最近、吉野弘の詩集がベストセラーになっているらしい。確かに、ここに掲載の詩も、他の詩人の詩に比べてわかりやすく、スッと心に入ってくる。

  • 悲しいことにどの詩も教科書に載っていた記憶がなかった…。
    結果、新鮮な気持ちで通せたのは幸せだった。
    何度も声に出して詠みたい。

    コスパも良い。強くお薦め。

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新潮ことばの扉 教科書で出会った名詩一〇〇 (新潮文庫)の作品紹介

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ/ふるさとは遠きにありて思うもの/こだまでしょうか、いいえ、誰でも……。教室で、街角で、広告から。私たちの心に確かに刻まれ、いつしか忘れてしまった美しい日本語の響きが、小さな文庫本という扉の向こうからもう一度溢れ出します。1950年代から2010年代まで各世代が愛した名詩を精選し、一冊にした新潮文庫百年記念アンソロジー。

新潮ことばの扉 教科書で出会った名詩一〇〇 (新潮文庫)はこんな本です

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