エコラム (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (554ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101275734

感想・レビュー・書評

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  • 綺麗な装丁にだまされてつい地下鉄で読み始めたが、おっとこの人の文章には関連するイラストがついてくるということを忘れていた(笑) 巻末で彼は「便所での通読をオススメ。しばらくもちます。」と言っていたが言い得て妙。肩の力を抜いた状態で読むのが一番だし、現に呼んでるうちに肩の力も抜けてくる。

    この人の文章は「本質」というものを下品というオブラートで何重にも包んで書いているから面白い。本質だけを抜き出した「裏よりぬき」版を編集してみたい気もする。でも中には最後までオブラートのままの回もあったりするから油断大敵(笑)

    きっちり百八つで終焉するあたりも秀逸。

  • リリーさん自身も認めておられるように、この本はほとんどが下ネタが出来ており、逆にそれ以外の構成要素を探す方が難しい。
    にも関わらず、これもリリーさん自身が認めておられるようにトイレで読むにはなかなか骨太で、量も沢山あります。
    すごく良かったです✨

  • 帯に、「これが男の生きる道!」って堂々と書いてあって、中身の一発目が宇多田ヒカルの「だは〜」の話。このくだらなさのギャップ。読んでて気になったから聴き直してみたら確かに「だは〜」だった。

  •  何とも爽快感のあるのかないのか、ようわからんコラム集。ええ年こいてくだらないネタのオンパレードなのが素晴らしい。これくらい爽快に下品だとありがたい。ただ電車や職場の休み時間に読むわけにはいかなかった。何かこっぱずかしい気がしてしまい・・・誰ものぞくわけないのだが、つい。
     50ページに1回くらいで、渋い味わいのあるコメントが見つかる。あとはひたすら下世話な妄想と中高生的変態観。それほどディープに変態ではない点も読みやすい一因。500p以上もあっても1日で読めるくらい軽いよみものだった。

  • 相変わらずのリリーコラム。本人も自覚してるほど書いてる内容がほぼ下ネタというスタンスをぶれることなく変えないリリーさんが大好きです。

  • 馬鹿な良本

  • 東京に出てきたばかりの頃を思い出す一冊。
    くだらないエロ話が多いけど、そんなくだらない話さえ出来ない自分が、なんだかつまらない人間に感じるが、やっぱり自分にはそんなエロ話は出来ないなぁと思いながら肩の力が抜けるお話満載。

著者プロフィール

1963年生まれ、福岡県出身。 武蔵野美術大学を卒業。 俳優業のほか、文筆家、小説家、絵本作家、写真家、アートディレクター、作詞・作曲など幅広く活躍。自身初の長編小説『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』(扶桑社)が06年、本屋大賞を受賞。200万部以上の大ベストセラーとなり、映画化をはじめ、ドラマ化、舞台化された。著書は『美女と野球』『エコラム』など。初のひとり芝居に挑んだ映画『その日、カレーライスができるまで』が公開中

「2022年 『細野晴臣 夢十夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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