レインツリーの国 (新潮文庫)

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著者 : 有川浩
  • 新潮社 (2009年6月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101276311

レインツリーの国 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • ネットで知りあった男女が互いに惹かれ合っていく物語。と思いきや、とっても深い。伸には感心してしまう。どうしてそんな考え方が出来るのか、自分の考えを真っ直ぐ伝えられるのか。もちろん二人の間にはすれ違いもあるけれど、今後の二人を応援したい。

  • 自分もライトノベルの『フェアリーゲーム』を最初から読んで、ワクワクドキドキを味わった後、ラストで突き放されて衝撃を受けたい、この2人の仲間に入って、自分の感想を言いたい!と思った。

  • すごく自分好みの小説で、とても面白かったのですが、最後のひとみの「伸はきっと誰にとは訊かずに『したたかになったなぁ』と笑ってくれるはずだった。」この文が、何故過去形なのかな、と思いました。
    考えすぎだと思いますが、こういう所も含めて、とても面白い小説でした。

  • 有川さんの作品だなとわかる文章表現が満載。
    ・・・というのは、・・・だろうか。
    ・・・・な程度には・・・。等

    河内弁での啖呵について作品内で書かれた評は、納得できてとてもおもしろかった。
    当てはまる人物が近くにいるので。

  • 気楽に読めるラブストーリー。でも、聴覚障害者と健常者の捉え方の違いについてはハッと気づかされることがあった。

  • でたでた青春菌!有川浩といえばこのサブイボポイント満載の青臭すぎる登場人物のセリフの数々ですよね。かゆすぎてイガイガするんだけど面白いんだよなぁ。アレルギーなんだけどすきな食べ物みたいな。1番の衝撃は聴覚障害のあるヒロインはアニメ化拒否されたという事実。世の中ってそんなに生きづらいところなのか。

  • 「図書館戦争」は好きで全部読みましたが、そのスピンアウト作品と言えるこれは、何となく今まで読んでいませんでした。が、実家に帰った際にたまたま母が持っていたのを見つけて読んでみました。期待通り安定の面白さでした。
    また、聴覚障害についてものすごく勉強になりました。

  • ひとみが紡ぐ真摯な言葉たちに魅せられて伸行は彼女宛のメールを送る。
    ブログの記事への感想とはいえ、見知らぬ他人に突然メールを送るなんて伸行にとっては日常には絶対にない出来事だった。
    ひとみからの返事はもちろん期待していなかった。
    ただ、自分にとって特別だった物語の感想を話したかっただけなのだけれど…。
    人が知り合うきっかけはきっと何億種類ものパターンがあるのだろう。
    同じように見えても同じものはひとつもない。
    伸行とひとみがブログを通じて巡りあったことも、よくあるパターンのようでそうじゃない。
    それは伸行とひとみにとっては特別な、たったひとつの大切な出会い。
    切なくて哀しいところもあるけれど、あたたかくて優しくて、キュンとするような物語だった。
    障害を持っている人の気持ちはわからない。
    伸行はそう言い切っているけれど、たしかにそうなんだと思う。
    何の苦労も努力もなく伸行には聞こえている音がひとみには聞こえない。
    どんなに想像したって、ひとみの辛さや苦しみを本当にわかることは出来ないだろう。
    それでも、俺にもわからせてくれ…と踏み込める伸行の強さはすごい。
    父親の一件があったからだろうとは思うけれど、伸行は強いだけじゃない。
    優しくて我慢強くて、そして考え方もとても柔軟だ。
    しっかりと自分というものを持っているし、他の考え方に耳を傾ける度量もある。
    ひとみが初めて伸行の辛さに思いを巡らせたとき、あらためて自分の身勝手さに気付かされる。
    障害を盾にして甘えてばかりいたのは自分のほうだったのでは?と思い悩む。
    自分でもどうにもならない意固地な性格だとしても、他を思いやる優しさがないわけではない。

    未来なんて誰にもわからない。
    10年後、1年後、一ヶ月後、明日、1時間後…。
    時間の長さの違いはあっても、どれも未来だ。
    そして、いつだって未来は不確定で何が起きても不思議ではない。
    だからこそ、少しでも良い未来を期待して人は生きていくのかもしれない。
    二人の未来が明るいものであるようにと願いながら物語のページを閉じた。

  • 会話文が多いのでさくっと読めました。映画は観てないけどキャストを知ってたのでなんとなくあの二人のイメージで。「なるほど」となるところと「うーん」となるころと…まぁ、色々な考え方があるよなぁと思いました。

  • あっさりした恋愛小説。
    なんとなく元気になる。

  • 二人が出会って引かれていくシンプルなストーリーだったが、心理描写が素晴らしく、お互いの価値観、そして言動に納得し、物語に引き込まれていった。

  • どうにもこの方の作品は読まず嫌いなところがあってずっと避けていたんだけど、
    一冊くらい読んでみようかと思って手に取った。

    映画になってたんだかな?

    想像以上に面白かった。

    職業柄障害を目の当たりにすることが多いからか。
    卑屈になりやすい自分をヒロインと重ねたからか。


    そこそこイケてる主人公が
    ふとインターネットで検索したのは、
    昔読んだ本の感想。
    そして出会ったレインツリーの国。

    管理人の彼女と親しくなるうちに、
    リアルでも会いたいと気持ちが募る。
    でもいざ会ってみると思っていた彼女とはどこか違和感があって…


    こんなにも真正面から向き合ってもらえるって羨ましいな。
    めんどくさいところも含めて好きになってもらえるなんて、幸せだ。

    でもそれが主人公の元々の素質?なのか、
    根気よく付き合えるほどの魅力がそんなにあったのか?
    最初のメールのやり取りで全部説明するには少し足りない気もする。


    文章は軽め。
    1日30分程度の通勤電車の中だけでも
    読むのに1週間かからなかった。


    「救急車で病院に担ぎ込まれるような重病人が近くにいても、自分が指を切ったことが一番痛くて辛い、それが人間だ。」

  • 障がいが1つの軸となって繰り広げられていく
    男女のラブストーリー。

    同じ立場だったとしても、背景や抱えてきた傷は十人十色で100%の理解を示すことはできない。
    同じ立場でなくても、目に見えていないだけで一人ひとりに通ってきた暗闇がある。

    衝突を繰り返しながらも
    本気で向き合って歩いて行こうとする二人が好きだなぁと。


    私自身色んな人と出会って考えてきた感情を、有川さんのお話で改めて整理することができました。

  • 簡単に言えば、聴覚障害をもつ女の子との、メールから始まったラブストーリー。
    聴覚障害をうまく理解できないことをもどかしく思う主人公の少年の頑張る姿がほほえましい。
    しかしあとがきで有川さんは「別に何かを誰かに訴えたいとかそうしたことではありません」と書いてるけど、実際はそうは受け取りがたい…。というか無意識にでも”聴覚障害への理解”を訴える作品になってるよね。

  • 実を言うとあまり好きな作家ではないのだが、旅行中の暇つぶしにはちょうど良い娯楽。ネタバレはしていいものかどうか悩むところで、序盤、わりと長い間引っ張っていたので、しないほうがいいんだろうな、多分。

    作中の架空小説(筋はほとんど明らかにされない)のヒロインと、作中のヒロインの感情がオーバーラップする構成は芸が細かいが、序盤のメールのやり取りは青臭くて読めたものではない。高校生同士の話かと思ったよ、まったく。

    一方、二塁打ナナコことミサコが、第一印象最悪な登場シーンとのギャップもあって、オトナのイイ女!

  • お互いが合わなければ普通は終わっちゃうのだろうに、決して終わらせようとせず相手を分かろうと諦めない伸の想い方がすごい。本当はすごいって言葉ではないのだけれど、他に何て言ってよいか分からないので。

  • 2017年1月23日読了。
    読みはじめのメールのやりとりは、読んでいるこっちが恥ずかしくなるようなザ・恋愛もの!って感じでしたが、読み進めるにつれ、伸とひとみの抱えている苦しみ、性格の違いによるすれ違いが、細かい部分まで描かれていて、いろいろと考えさせられました。
    文章が軽めなのがあまり好みではないですが、有川さんの作品はキャラに深みがあって生き生きしているので好きです。

  • 単純に伸がタイプ!(笑)
    関西弁は苦手だけど、こういう男子すきだなぁ。

  • 学生時代に読んだ小説の感想をネットで見つける。HP名は「レインツリーの国」。お互いに作品の感想を伝えあい、惹かれあっていく。主人公がブログ主に直接会おうと気持ちを伝えるが、相手は気が進まない。ここまで気が合うのに何故、直接会えないのか・・と複雑な気持ちが混じったが、遂に会うことが出来た。相手が何故、会いたくないと拒んでいたのか、それは彼女が聴覚障害を患っていたからだった。健聴者と聴覚障害者の恋愛小説という作品。くっついたり、離れたり、主人公、ヒロインともに心理描写を上手く捉えている。聴覚障害の方もそうだが、相手の気持ちに立って深く考えたことなど一度もなかった。この作品を読めば見解が変わると考えられる。

  • 2016/11/27読了。本の感想をメールで言い合っている場面がとても良かった。聴覚障害者だった彼女だけれど、普通の女の子であり普通の恋愛だなと感じた。みんな何かしらの障害があってそれを理解し合いながら恋愛するのだからなにも変わりないなと。障害を受け入れて受け入れてもらって前向きにいたいと思った。

  • 伸はひとみにとって王子様。
    伸がひとみに当たられても、ひとみの事を愛していて、全て受け止めている。
    伸の優しさにひとみも人間的に成長している。

    自分の痛みや辛さは他人にわからないけど、
    他人の痛みを受け止めながら、人に優しくなりたい。
    自分の辛い体験なんて人に話さないものだけど、誰しもそういう経験がある。
    他人の痛みに気づいて初めて自分弱さが分かる。

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