人生の〆方: 医者が看取った12人の物語 (新潮文庫 お 85-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101277622

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  • ホスピスの緩和ケアドクターが看取った12人の
    それぞれに特別なエピソード

    全て、ちょっと普通以上の人たちなのだけれど
    不思議に私が強く感じたのは、
    病院で迎える最後という同じ光景

    病院で死を迎えるのは避けたいという声があるけれど
    それは家族などに恵まれた人の声ではないのかな
    少なくとも、病院にいれば孤独死はない。
    一人かもしれないけれど、
    病院の医師や看護師などとは接触がある。

    一人でいることが苦手でない人ならば
    時間に糸目なく好きなことができる環境になる
    読書でも、手芸でも、夢想でも・・

    作者の意図とは違っているかもしれないけれど
    病院で一人で死ぬことが怖くなくなった
    これって、すごく気持ちが楽になることだ

  • 終末医療に携わる医師が経験した11のエピソード。人生何が幸せか、人生を全うした人の話は説得力がある。著者自身も生きがいを持っているのがよく感じられ、自分のことを振り返る機会となった。2015.2.19

著者プロフィール

早期緩和ケア大津秀一クリニック院長。茨城県出身。岐阜大学医学部卒業。緩和医療医。2006 年度笹川医学医療研究財団ホスピス緩和ケアドクター養成コース修了。内科専門研修後、2005年より3年間京都市左京区の日本バプテスト病院ホスピスに勤務したのち、2008年より東京都世田谷区の入院設備のある往診クリニック(在宅療養支援診療所)に勤務し、入院・在宅(往診)双方でがん患者・非がん患者を問わない緩和医療、終末期医療を実践。2010 年6 月から東邦大学医療センター大森病院緩和ケアセンターに所属し、緩和ケアセンター長を経て、2018年8月より現職。遠隔診療を導入した日本最初の早期からの(診断時や治療中から。対象をがんに限らない)緩和ケア専業外来クリニックを運営し、全国の患者さんをオンライン緩和ケア相談している。全国相談可能な『どこでも緩和』ネットワークを運営。著書に25万部のベストセラー『死ぬときに後悔すること25』(新潮文庫)、『死ぬときに人はどうなる 10の質問』(光文社文庫)、『死ぬときにはじめて気づく人生で大切なこと33』(幻冬舎)などがある。

「2021年 『幸せに死ぬために 人生を豊かにする「早期緩和ケア」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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