いつも心にイタリアを (新潮文庫)

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制作 : Alessandro Giovanni Gerevini 
  • 新潮社 (2010年1月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101278827

いつも心にイタリアを (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • イタリアの日常、習慣が垣間見られて興味深い。

  • 著者はイタリア語-日本語の翻訳家。

    というわけで、始めから日本語で書いた本なんだろうが、ものすごく上手い。全く違和感がなくて読みやすい(プロだから当たり前でしょうが)。

    「アンナちゃん」のこと、大好きなんだなあ・・・。
    ゴッドファーザー(代父)になる話は、ちょっとしみじみするいい話。

  • イタリア生まれの翻訳家、作家であるジェレヴィー二さんのエッセイ集。日本、韓国、アメリカと住む場所を変え、また東京で生活していた2009年に書かれた作品。日本人が電車や教室など人前で平気で眠ることについてなど、イタリアとの文化の違いについて、楽しいエピソードをあげながら論じている。読みながらニヤニヤしてしまうエピソードもあり、最後まで興味深く読めた。ジェレヴィー二さんの心のふるさとイタリアが、少し身近に感じてきた。

  • 帰るべき場所のある言葉。均衡を保つバランス感のある言葉。旅とは境界の上にとどまり続ける行為。

  • 読友の推薦本。著者のアレッサンドロ・ジェルヴィーニは、よしもとばななのイタリア語翻訳者。現在は早稲田大学准教授で、東京在住。本書も日本語で書いている。とっても軽妙でこなれた日本語だ。しかも、イタリアの文化はまあ当然としても(そうは言うものの、日本人でも日本文化を十分に理解しているとは限らない)、日本の現代文化にも精通している。ばななさんも、いい翻訳者を持って幸せだ。もっとも、彼からすれば「内面的な解釈さえ合っていれば」という、ばななさんも翻訳者にはありがたい存在らしい。

  • sembra buonissimo !

  • 所変われば品変わる。
    イタリアについて書かれた、あっさりさっくり読めるエッセイ。
    絵葉書が、それに書かれた単語数で切手代が変わるというのが衝撃的だった。

  • いつも習っている教授がこんなにチャーミングだとは・・・。
    授業のやる気がおかげでアップしています(笑)

    現地の人しか語れないイタリアの新たな一面と、当たり前と思っている日本の生活を知れる一冊。国がどうとか以前にオチがあってほろりとできて読んでいて幸せになれます。

    何より、日本語で書いてある所に感服です・・・。

  • 単純におもしろい。
    ちょいちょいボケるし、とてもサクサク読める。
    如何にも役に立つ!勉強になる!そんな本も良いけれど、
    こういうサッと読めてクスッと笑える、
    そんな本を手許に何冊か持っておくのって意外と大切かな、と思う。

    病院の待合室で、はたまた、おやつ時間にちょっとコーヒー飲みながらと、
    合間時間や場所を選ばず読める、いい意味で後に残らない感じが好きになった。

    個人的にはP49-50に出てくるトマトピューレ?を一度作ってみたいなぁ。

  • イタリア史にはまった時に、ゆるいイタリア関連の読み物を探していたら発見した本。イタリア出身で、アメリカ・日本・韓国などを渡り歩く著者のエッセイ。

  • 日本文学の翻訳者であるイタリア人が日本語で書いた本。やっぱり外国のことは外国人に聞くに限る。観光本を何冊読んでも、ツアーで何日観光しても、こういう話はなかなかきけない。面白かった。

  • イタリアの文化についてざっくばらんに話した本。
    イタリアの人って話し好きで絆や娯楽を大切にしてるんやなと思った。けど読むのと感じるのは全然違うと思うから、実際に話したり、遊んだりしてみたいな。

  • アメリカや日本、韓国で暮らした経験ももつ、イタリア人が描くイタリアのエッセイ。驚くことに、翻訳本ではなく、その日本語のうまさに脱帽。
    品のよいイタリアエッセイ。今年の夏は、イタリアだ!

  • イタリア寄りの意見は多いものの、イタリアの悪いところ、日本を見習うべき所など割とニュートラルに書かれているので、気持ちよく読める。読み物としては面白かった。

  • イタリア人が日本語で書いたものとは思えない。
    うまい。
    日本語もストーリーも。
    イタリアで働いてた頃を懐かしく思い出しました。
    また行きたいなあ。

  •  イタリア・クレモナに生まれ、アメリカ、韓国、そして日本と母国を離れて生活してきた著者。国外にいるからこそ、よりはっきり見えてくるものがある。遠くにいる著者が新たに気づいたイタリアの素顔が、ありのままに綴られています。食文化、イタリア人気質、恋の国ならではの男女の話、常識と非常識、冠婚葬祭、イタリア語についてなど、さまざまな視点から語られるイタリア。知っているようで知らないことがこんなにあるのかと驚かされます。

  • 2回目の夜ナビ、皆様の興味深いお話を伺えてとても楽しかったです。
    2回目の夜ナビ、皆様の興味深いお話を伺えてとても楽しかったです。

  • イタリア人の著者のエッセイ。
    イタリアの、生活様式とか言語とかの文化について知れて楽しい

  •  おととい『世界ふれあい街あるき』を見た。
     アルプスの遠景、石造りの街並み、活気のある市場、明るくて社交的そうな人びと。どこなのか解らぬままに見入ってしまう。よく聞いてみると、話されいるのはイタリア語である。「アオスタ」というフランスと接するイタリアンアルプスの街であることがやがて分かる。こういう「おや」という発見で実際にソコまで旅行しちゃうことが、私にはある。マルタ行きを思い立ったときもそうだった。偶然見た『世界ふれあい街あるき』で、どう見ても地中海の島だ、ひとびとがみんな文化的なのにとてもフレンドリーだ、そもそも街全体が世界遺産だというその街は一体・・・、という気で見入っていたら、なんとソコで話されているのは英語だった。複雑な歴史的背景から、ギリシア語でもイタリア語でもなく、英語で楽しめちゃう世界遺産の地中海リゾート、それがマルタ共和国の素顔だと知り即「飛んで」いた。
     「この素敵な街で話されているのは何語だろう」と思いながら『ふれあい街歩き』を一生懸命観たのはそれ以来のことだ。

     本書の解説で「異なる文化に等しく接することのできるひと」と評された著者のアレッサンドロ・ジェレヴェーニは、40歳になったばかりのイタリア人。よしもとばなな作品の翻訳などを手掛けた翻訳家にして、早稲田でイタリア文学を講じる準教授でもある。
     彼の、完全な日本語で語られるイタリア人の自嘲や日本人への揶揄は、さらりとしていて明るくて全く嫌味がない。それは、彼の母国と日本への深い慈愛がにじみ出ているからなのだろう。彼と同様に完全な語学力でもって、川端、谷崎などの日本文学をかの国に紹介し、逆にかの国のカトリックの伝統文化や、庶民の暮らしぶりや、上流のひとたちの社交界のリアルな様子まで、日本の私達に伝えてくれたのは須賀敦子だった。彼女の完璧な語学力があってはじめて、私たちは隣のおばさんのエピソードのごとく現代イタリアのひとびとの様子を窺い知ることができ得た。
     アレッツサンドロは、実は、須賀敦子を「先生」と呼ぶ「教え子」だ。彼は、初対面の時の須賀の「完璧なイタリア語」に舌を巻いた様子を別な本で告白している。
     本書の解説者は、「こんな申し分のない日本語が書けるなんて(ああ羨ましい)!」と記しているが、彼に対しても須賀敦子に対しても、私も全く同様の羨ましさを感じる。
     「翻訳者は裏切り者である」と題する一篇があった。「裏切り者」というのは誤訳がつきものの翻訳という作業を揶揄した、イタリア語の常套句らしい。さらには、一回限りの翻訳料のみで翻訳印税が存在しないことや、そもそも翻訳者名が表紙にクレジットされないことが多いほど、翻訳者の地位が低いイタリア出版界の事情について知ると、「羨ましい」だなんて軽々には語れない。英語や仏語から定冠詞は定冠詞に、複数名詞は複数名詞に置き換えさえすればよい欧州語同士の翻訳のお手軽さや、そもそもイタリア語による出版市場の小ささなどが背景にあることなども事情としては解るけれども、それにしてもイタリアにおける翻訳家の地位は悲惨だ。
     夫の急死後、ミラノで翻訳家として不安定な生活を送っていた須賀敦子の、不安な生活の一端を理解する手掛かりを、このイタリア人らしいおちゃらけを装った一文は雄弁に語ってくれている。

     さきの『ふれあい街歩き』でみたイタリアの街のひとびとは、フリマで初対面のおばさん同士が「これは小さい」、「あんたが太ったからだよ」と明るくやりあっていた。その過剰な社交性に嬉しくなる。食品店のおやじは名産のチーズを抱えて見せて、ぽんと叩く。すかさず、前の通りで道路工事のための重機を操作しているおじさんまでもが、「そのチーズの旨さと言ったら、この腹のとおりさ」と腹をぽんと叩いて見せてくれる。まさに「ふれあ... 続きを読む

  • よしもとばななの日記に出てくるヒトの本?
    イタリア人が、家族や親族関係を大切にしていることがよくわかる。
    お料理の本も読んでみたいな。

  • 「食べたいほど~」を読んで面白かったので。
    イタリア人男性はマザコンであることを隠そうとしない、というよりもむしろマンマが大好きな自分を積極的に肯定すらしている。
    日本でそれをやれば大多数の(息子を持つ母親以外の)女性に忌み嫌われるとおもう。

  • 暖かさを感じる文章に心なごみました。
    イタリアの日常が垣間見れます。

  • 楽しく読めるイタリア本。

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