さよなら、ベイビー (新潮文庫)

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著者 : 里見蘭
  • 新潮社 (2013年7月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101281315

さよなら、ベイビー (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • あかちゃんの面倒をみるって大変!ってことじゃなく、引きこもりの青年があかちゃんを育てることでしだいに… なんてありきたりの話でもない。それ込みのミステリーなんですね。終盤、えーっ!そっち?って思いましたよ(笑)

  • 引きこもり青年が、いきなり赤ちゃんを任されることになるという衝撃的なストーリー。
    様々な登場人物が主人公の青年に絡んできて話が複雑だが、ミルクだおむつだ泣き止まないだってところが、我が子の赤ちゃんの頃を懐かしく思う。赤ちゃん独特の温もりと香りと柔らかさ。初めて言葉を発したときの嬉しさ。そんな諸々を思い出しながら、寝顔をのぞきにいきました。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    僕の自殺未遂。母の死。失われた“あの日”の記憶。ひきこもり続けて、もう四年。父が、家に傍若無人な赤ん坊を連れてきて、僕の生活は、無茶苦茶になった。でも、生きる目的は復活。

    漫画チックな表紙で少しひるみながらも、あらすじがどうにも気になって購入。
    所謂ニートが、見知らぬ赤ちゃんを世話する事によって次第に上向きになって行く話ですが、母親は死別で、父親も序盤で無くなる為結構かわいそう。21歳時分で同じ境遇になったら絶望ですね。
    成長小説、叙述ミステリーが混ざっているので結構盛り沢山なんですが、それを感じさない纏まりが有って、物語としてとても面白かったです。この手の本は読みやすいようにおちゃらけが有る事が多いですが、ライトな読み口に関わらず重い内容でおちゃらける事無く書き進めていてとても好印象でした。

  • 進むにつれて疑問が解決するかと思いきや、いろいろミスリードもあり、最後まで注意して読まないといけない感じはあったけど、内容はなかなか興味深かったです。

    なんつーか、やっぱ子供産むのも育てるのも大変なんだよ、ほんと。

    2016.9.21

  • 親との死別、出生の秘密、ひきこもりなど暗い要素満載ながら希望を持てるハートフルストーリー。赤ん坊の可愛さと怖さもそれなりにリアリティがありますね。遥か昔、親になった頃を思い出します。

  • 想定外の掘り出し物。家にも帰らず、喫茶店に寄って久々の一気読み。ミステリとしても、心温まるエンタメ小説としても楽しまさせていただきました。都合のいい部分はあるが、それでもいい。

  • 主人公のダメっぷりに最初はイライラしてしまった。
    引きこもり、死、破産、不妊、借金などとにかく色々あるうえに文章でみてるとコレがどの人の話か混乱してしまう時もあった。
    主人公が赤ちゃんとの生活で他人とかかわり、変わっていく過程は最初のイライラを忘れるほど楽しく読めた。

  • 引きこもり中の21才の雅隆。そこに父親が突然赤ん坊を連れてきた。
    突然混じってきた赤ん坊にイライラしたり怖いと思ったり、彼の平穏が崩される。
    そんな中、彼の父親が突然死し、引きこもり状態で赤ん坊を抱えて途方にくれるはめに。
    赤ん坊の親が誰なのかもわからず、父が借金の連帯保証人にもなっていたり、大変な事に。

    民生委員の緒方さんから引きこもりの主人公に
    居心地の良い逃げ場所から抜け出すいいチャンスじゃないと言われたり、大災害のように泣き出す赤ん坊の世話に追われたり大変な目にあいながら徐々に社会復帰していく。

    特別養子縁組に結びつけたミステリー。
    子供の利益を守るという目的で制定されたこの制度、それまでは普通養子縁組という、相続や立場上不利になりやすい位置付けでしかないものしかなかった。(平成25年に法律が変わって、非嫡子も実子と同じ法定相続配分になったけど)
    それと不妊に悩む夫婦にフォーカスを当てた事件だなと思う。

  • まあくんにいらいらしつつ、自分に重ね合わせて自分の嫌なところを突きつけられたような気持ち。物語が進むにつれて、成長していくところが楽しい。

  • 引きこもりの若者の家に突然やってきた赤ん坊。諸事情から若者が赤ん坊の面倒をみる羽目になり、しかし引きこもりなので何かと親戚のお姉さんに頼り・・・ その話と並行してシングルマザーの話や不妊症の話やら赤ん坊をまつわる話が。これがどこでどうなって繋がるのかと思いつつ、途中で繋がりの想像をして、かなりピースが繋がったように思えたのに、あるところからがらがらと崩れ。まぁ崩れた所から、たどりつく正解が見えたけれど、複雑に絡み合っていた話を確認するために、また少し前まで戻ったりして。途中読み進めるのに若者にいらいらしたり、パズルの繋がりがなかなか見いだせなくて読むのが進まなかったところもあったけど、繋がりだしたら一気に読めました。

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さよなら、ベイビー (新潮文庫)の作品紹介

見知らぬ赤ん坊(タカヤ)を連れてきた父親が、まさかの突然死。母亡き後ひきこもり歴4年の雅祥(まあくん)が、いきなり育児を任されることに。この時から地獄の二人暮らしが始まった。ミルクを飲ませても、おむつを替えてもタカヤは泣き止まない。母親はいったい誰……迎えが来る日まで、あと1日。だが、まあくんとタカヤと母親の人生は驚愕の真実へと急転直下する! 胸に染みる、痛快青春ミステリー。

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