七つの黒い夢 (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2006年2月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101281513

七つの黒い夢 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • amazonのカスタマーレビューが低かったので、全く期待せずに読んだのが良かったのかもしれない。
    思ったより面白かったし、かなり読みやすい。
    でもタイトルからもっと怖い短編集かと思った。
    乙一と北村薫がおすすめです。

  • 夢や天使など現実でないものをテーマとしたアンソロジー。とはいえ、主人公が異世界へ引き込まれる、というような話は少ない。
    設定を無理やり文中で語ったり、主人公が興味深々のことにこっちは全然興味を持てなかったり、話の構成が私にはあまり好きでないものが多かった。短編は読む方も難しい。

  • 面白くない。怖くもない。読後感悪し。
    一番怖いのは恩田さんの赤い毬。見につまされる。

  • ●誉田哲也さんの「天使のレシート」
    後味悪すぎで良かった。
    ●西澤保彦さんの「桟敷がたり」
    死人が出ないのに人間の怖さがひしひしと伝わってくる作品だった。
    ●岩井志麻子さんの「哭く姉と嘲う弟」
    黒い夢を見た男の話。怖いというより哀しい。

  • 乙一さん他、今も一線で活躍されている方々の短編集。ホラー?というほどでもないけど、サスペンス?なのかなぁ。どの作家さんも長い話を読んでそのストーリー展開が上手い人なので、どうもすっきりしない話ばかりでした。どう読んだらよいのかオチが分からない物もあり・・・。西澤さんの「桟敷がたり」が良かったくらいかな。

  • 天使のように美しい顔をした私の息子。
    幼稚園児の彼が無邪気に描く絵には、想像を絶するパワーがあった。
    そしてある日――。
    乙一の傑作「この子の絵は未完成」をはじめ、恩田陸、北村薫、岩井志麻子ら、新感覚小説の旗手七人によるアンソロジー。
    ささやかな違和感と奇妙な感触が積み重なり、遂に現実が崩壊する瞬間を描いたダーク・ファンタジー七篇。
    静かな恐怖を湛えたオリジナル文庫。

  • 作家陣を見て、ホラー短編集かと思ってよんだけれど、期待外れ。
    これだけミステリ作家が集まっているのだから、もっとゾクゾクしたかった。

  • ちょっとダークな感じの話が集まったアンソロジー。作家名だけ見てハズレなしと思って読んだけど、どの話も良かった。さすがです。

    ・この子の絵は未完成/乙一
    乙一フリークなんですが、この話は初見でした。うっかりしてた。
    絵を描くとその絵に描いたものの香りが漂ってくるという才能(?)を持つ幼い男の子。その母親の視点で話が語られる。
    母親は息子が奇異の目で見られるのを防ぐために家の外でのお絵描きを禁止するけど、ある時幼稚園に来られなくなった友達の家に遊びに行った息子は、そこで禁じられたお絵描きをしてしまう。
    ダークな内容かと思ったけど、思いの他心温まる話だった。
    乙一なのでいつスプラッタがでてくるのかとビクビクしながら読んでた私、胸を撫で下ろす(笑)。

    ・赤い毬/恩田陸
    赤くてきれいな毬。それをついていたのは主人公の祖母。もうこの世にいないはずの…。
    そして「この毬は女の子が付き続けるもの。でもまだあなたはこの毬をつく番じゃない」と言う。
    毬が何を意味しているのかは想像するしかないけど、「素敵怖い」雰囲気漂う不思議な話でした。

    ・百物語/北村薫
    飄々としてない北村薫。
    タイトル通り、怖い話を終えた後の闇に、本当の怖いものがしのんでいる話。
    本当にオーソドックスだけど、引き込まれてしまう。

    ・天使のレシート/誉田哲也
    最初は「やれやれ主人公系ラノベ」のような語り口で話が進む。あれよあれよという間に「天使さん」のスケールが大きくなり、しまいにはSFのような設定に。そしてラストは結局、妹助からず…。余りにもあっけないというか「嘘だろ!」というようなラストシーンに驚愕している間に、バサリと幕が落ちる。

    ・桟敷がたり/西澤保彦
    自分勝手に恨みを抱いた人の悪意を、主人公が解き明かしていく話。
    「こんなことで恨んで、こんな迷惑千万な悪戯しちゃうのかい!」という…。その理不尽さが味な話だと思いました。

    ・10月はSPAMで満ちている/桜坂洋
    初読みの作家さん。
    もうSPAMが食べたくなって仕方なかった話。
    主人公の請け負っている業務以外、黒い箇所はかじられず、むしろおっさんたちがこぞって猫にエサやってたと言う妙におかしみのある結末。
    これ、シリーズにでもなってるんですかね。読みやすくて面白かったです。

    ・哭く姉と嘲う弟/岩井志麻子
    嫁入りした姉に語り掛ける弟、というスタイル出話が進む。
    弟は、昔姉に寝物語で話してもらった奇妙な話の思い出を語る。
    この姉と弟の関係がどうにも危ういなぁ……。
    そう思って読んでたら、ラストでこの話をしていた男の身の上が別の視点から語られる。
    妄想なのか過去の思い出なのかわからないけど、男の心が生きている世界はこことは違ったようだ…。

  • 2016年4月22日読了。「夢」をテーマにした7人の作家によるアンソロジー。見知った作家ばかりなのと、薄くてすぐ読めそうな本だったので期待したが、乙一・北村薫の作品はさすがの手腕で心に「ぞわっ」とした感じが残ったが、後の作家の作品はイマイチ。「夢」なんていくらでもお話を広げられそうなテーマだと思うが、かえってふわっとして取り組みが難しいのかねえ・・・?

  • 【通りすぎてしまう位の違和感の先】

    なんでこんなに安いんだろうって位充実した内容(定価400円)。本の適正価格について本当に疑問を感じる。

    ダークファンタジーに看板に偽りあり、内容には間違いはなし。

    アンソロ嫌いでも抵抗なく読めた。変な先入観を持たない方がいい。

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