戦場の軍法会議: 日本兵はなぜ処刑されたのか (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2016年7月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101283784

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戦場の軍法会議: 日本兵はなぜ処刑されたのか (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • 戦場という非日常の中で行われた軍法会議のリアルな描写が心苦しい。法秩序と統帥の間で苦悩する法務官。苦闘の中、軍の論理が優先されのちに軍隊秩序がなくなる中で不法に処刑された兵士たちの悲劇もさることながら、その軍律違反記録により、後ろ指を指され続けた遺族たちの戦後。冤罪の可能性が高くとも、証明する書類の消失や証言者たちがほとんど残っていないことによる無常感。

  • 軍法会議という法廷の存在は前から知っていたけど、やはり理不尽な処刑があったと知って愕然。

  • 軍隊の秩序を守るべき、法律の専門家で運営していた軍法会議制度が崩壊していったノンフィクション。
    読者を取材者の一員になったと錯覚させるぐらい取材過程の著述が、傑作。

    無罪の罪で裁かれた人に、非がないのは当然である。無罪を有罪として裁いた側の言い分には、組織の板挟みになった状況を見て、過去の不幸な誤審だったと素直に思えない。
    高齢化、触れられたくない遺族など、真実が明らかになりづらい取材過程に負の遺産が、ここまで引きずるなかと思わせ、複雑な感情を抱く。

    唯一、戦後間もない逆境の中、無罪の戦争遺族を保護しようとした厚生労働省の立派な役人がいた事には、少しだけ心が洗われる。

    自分だったらできたのか?と自省してしまう。皆さんは、困窮した戦地(職場)で、正義を保持できますか?と世に問いたくなる。

    結果だけでなく、取材過程までを描いており、長ったらしい文章と思う人もいると思いますが、私には、モレなく伝えようとするNHKらしくて、好感が持てた。

  • 単行本で既読。

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戦場の軍法会議: 日本兵はなぜ処刑されたのか (新潮文庫)の作品紹介

太平洋戦争中、敵前逃亡罪などを犯した兵士を裁くため設けられた「軍法会議」。戦争末期、ここで多くの日本兵が銃殺刑に処されたが、中には「不当に」死刑判決を受けたケースも含まれていた。裁判記録が焼却されて実態は謎のままだったが、元「法務官」が残した証言テープ、未公開資料、遺族・軍関係者への徹底取材から、タブーとされてきた旧軍の闇の部分が明らかになる。

戦場の軍法会議: 日本兵はなぜ処刑されたのか (新潮文庫)はこんな本です

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