一勝九敗 (新潮文庫)

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著者 : 柳井正
  • 新潮社 (2006年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101284514

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一勝九敗 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

  • これまで、ユニクロに関しては、
    他の人が書いたのを読んだのですが、「なるほどね。」と思っただけだが、今回の「1勝9敗」は、あまりにも率直に書いているので、
    かなり、勉強になった。

    ユニクロが、低迷から復調になりつつあると
    報道されている。
    やはり、これだけ、現実をきちんと見ていると
    つねに改革していく姿勢が、はっきりしているのだと痛感する。

    「成功の中にひそむ失敗の芽」
    「失敗から育てる次の芽」
    実に、はっきりしている。

    柳井正氏の「経営者10戒。」(抜粋)
    経営者は、なにが何でも結果を出せ。
    経営者は高い理想を持ち、現実を直視せよ。
    経営者ははえたたきにならず、本質的な問題解決をせよ。
    経営者は素直な気持ちで、即実行せよ。
    経営者は誰よりも熱心に、自分の仕事をせよ。

    ふーむ。ヨッシャー。
    まだ、私は、「0勝9敗」だ。あと1回勝つだけでいい。

  • プロフェッショナルマネジャーのまえがき、あとがきとも重複あるが読み応えあり。ブレない精神と判断力が秀でていると理解。

  • UNIQLOの柳井さんの、入社から2006年くらい前までの話。

    大企業病とかの興味深い話もあった。
    あと、失敗したビジネスの話もあったので、面白かった。

    まあ、失敗恐れて、机上検討ばかりしている会社よりも魅力的だな。

  • タイトルの通り、9敗しても1勝すれば生き残れるというのが印象的だった。

    特にすごいと思ったのは、9敗しても会社をつぶさなかったこと。
    ・失敗と分かったらすぐに撤退すること=傷口を広げすぎない
    というのが重要かと思った。

    本文では失敗の経験が数多く語られているため、個人的には「そんなに失敗してるのに、なんで会社がつぶれなかったの?」をもっと詳しく知りたかった。

    でも、柳井社長は強烈なカリスマ性を持っているというよりは、本当に地道に人を集め、チャレンジし会社を大きくしていったのだと思った。
    現場第一主義で、本部は店舗をいかに上手くサポートするかに留めるなど、上手な組織体制にも興味を持てた一冊でした。

  • 2003年までのユニクロの軌跡をまとめたもの。見る人の知的さに期待した、フリースやデニムの宣伝等、ユニクロらしさが伝わってくる内容。UNICLOがQに変わった理由は偶然だったというのは面白い。以下メモ。(1)実行しながら考えて修正していけば良い。‥実行もせず分析ばかりしてグズグズしているよりよほど良い。失敗の経験は身につく学習効果として財産になる(2)商売の基本はスピードと実行。出来るだけ早く失敗し、失敗したということの一つ一つを自分自身で実感する。その上で失敗しないようにするにはどうやっていくかを考える。そこで工夫と言うものが生まれる(3)良い失敗というのは失敗の原因がはっきりと分かっていて、次はそういう失敗をしないように手を打てば成功につながるもの。‥当社のある程度の成功も実態はたぶん一勝九敗程度である。(4)ほとんどの全ての日本企業、ひいては日本株式会社は現在失敗していることの本質を本気で認識しようとしていない。利益が上がらないということは単純に失敗していることということなのだ。辛辣なコメントも多々あるが、個が自身を見つめ、自省し、柔軟な組織の中でチームワークできるかがユニクロの強さなのだと思った。

  • 柳井正がどのようにユニクロをここまでの大企業に育てたかを、柳井正の考え方と、ユニクロの歴史の二つの面から描いている。

    柳井正は、攻撃こそ最大の防御と考えていて、数多くの勝負を仕掛けてきた。そして、その勝負は10回に1回くらいしか成功しなかったことから、一勝九敗というタイトルをつけた。

    私がユニクロに通いだしてから九年がたつが、本当に毎年まいとし新しいことをやっている。パワフルな会社である。

    ・会社に頼る時代は終わった。会社とはもともと期限のあるものである。
    ・経営者と商売人は違う。経営者とは、目標と計画を立て、企業を成長させ、収益を上げる人。
    ・高い志や目標を持て。
    ・失敗は、目を逸らし、蓋をして葬り去りたいものだ。失敗をたんなる傷にせず、そこから成功の芽を探す。
    ・「働かされる人」ではなく「経営ができる人」が必要。手足だけの人材は不要。
    ・会議で発言しない人がいたら、次回からは出席しなくて結構と言う。
    ・有能な人間が、マニュアルや本部の方針通りにやって、仕事が面白いはずがない。
    ・中途半端なゼネラリストは必要ない。
    ・実力主義以外で人を評価することはあり得ない。
    ・自分の能力に自身がある人ほど、失敗したことを認識せずに突っ走る。
    ・なるべく短い助走期間で始める。何らかの失敗をして、それをすぐに修正する。
    ・昨年と今年を変えない限り、会社は潰れると思ってほしい。


    2010年6月19日 読了20(13)

  • 大好き☆私のバイブル

  • 今読んでみてこれが15年近く前に書かれていたことに驚く。トップ経営者と言われ続けてきたのはまさにこういことかと。

  • 創業から成長、成熟までをダイジェストで追体験できる。“事を成す”ということの一例を示してくれる良書。

  • ,会社を経営するうえで一番重要なのは「どういう会社にしたいのか」と「どういう人たちと一緒に仕事をしたいのか」を明確に示すこと。

    ・全ての人たちの仕事の同期をとるには、やはりコンピュータの力を借りなければならないだろう。全員がムダ・ムラ・ムリのない仕事を同時並行でできて、早すぎたり遅すぎたりすると、赤ランプで警告される。どこかで問題が発生すると全員に、同時に、周知される、そんな仕組みが必要だろう。

    ・会社組織は優秀な人がいるだけで成長するわけではない。構成員全体のバランスが大事。優秀な人も必要だし、そうでない人も必要だ。バランスがとれていて初めて成長するものだ。全員が組織全体の目標を共有化していて、しかも自立しながら仕事をしないと成長しない。同期化する組織を作ることは、優秀な人だけを集めなければできないわけではない。優秀かどうかはまったく関係ないところで求められるべきこともある。職業倫理を理解し、モラルが高い人たちであることだ。

    ・店舗の仕事すべてマニュアル化できるわけではないがら非常にささいなこともマニュアルに書いて欲しいとか、それはマニュアルにないのでできませんということが現場で起こってくる。自分で判断し自分で行動することができなくなる。自分で判断するよりも本部の方針やマニュアルに従っていたほうが安心だ、自分は作業だけをやっていればいいんだ、という感じにさえ陥ってくる。命令やマニュアルを墨守していると、やがて組織も硬直化する。会社は休み悪しき官僚組織とは違うのだ。

    ・店長の次にスーパーバイザー、そしてその上のブロックリーダーで本部にあがるやり方ではダメ。店長を最高の仕事と捉え、店長の仕事を全うすれば、本部にいるよりも高収入が得られる仕組みを作らないと、小売業は繁盛しない。考えるのは本部、実行するのは店舗という図式になってしまったらもう将来性はない。そうではなく、店長が主役で、店長が本当の商売人だという具合にしないといけない。

    ・歯に衣着せぬ批判は大事である。組織の中で肯定することと批判することが渦を巻いて、組織全体が揺れているような、そんな状態が望ましいと思っている。組織は安定したらそこで終わりだ。あっちで揺れ、こっちで揺れることによって、その次はどこに行くのかというエネルギーを発散したり貯めたりすることが、商売にとっては大事なことなのだ。非常に難しいことだが、客観性と主体性のバランスをいかにしてとっていくか、が、商売の真髄なのだ。批判は批判としえ受け入れながら、どっちつかずではなく主体的に実行していくというのは、ある意味では矛盾する。しかし、それをやり続けない限り、いい商売とか、いい経営ということにはつながらない。

  • 唯一絶対の評価者は市場と顧客

    長期ビジョン 計画 夢 理想を失わなたあ

    現実を知る。その上で理想と目標を失わない

  • #読書開始
    ・2016/11/7
    #読了日
    ・2016/11/25
    #経緯・目的
    ・学生時代、ユニクロでアルバイトしていた。その影響から柳井氏の経営学に関心を持ったため購入。
    ・経営学、仕事術について学び活用したい。
    #達成、感想
    ・シビアだが的確で、例えを野球にしてくださっているので、わかりやすい。実際に現場で働いていたが、確かに柳井氏の思考が届いてきていたように思う。
    ・前向きに、常に成長。すごく共感。
    #オススメ
    ・管理職だけでなく、現場の重要性も語っているため、ビジネスマン全般にオススメ。

  • なんか、読んでいる人の人数がやばい(笑)。

    柳井氏がユニクロを立ち上げて2006年現在の形にするほどの成長をした、その軌跡を描く。
    会社の規模や目指している段階によって、会社や組織の(構造等の)在り方も違うべき、というのは、確かにごもっともであり、なんか、忘れがちだな、と思った。

  • 失敗に早く気づく
    そして、改善する。
    一番大切なこと

  • 父親から継いだ紳士服の店を、現在のユニクロまで育て上げた柳井正氏の現在までの歩みが正直に書かれている。
    そこで経営の厳しさがよくわかる。
    仮説、実行、失敗、検証を繰り返し、常に走り続ける行動の人だ。
    色々と心の響く言葉もある。
    「失敗してもいい。ただ、立ち直れないような失敗をするな。キャッシュがつきればすべてパー」という言葉を肝に念じます。

  • ・ユニクロの1店舗目は、柳井さんが会社の跡を継いでから12年目。

    ・”安くて良い服”を作るためには、企画段階から生産、物流、販売にいたるまで自社ですべてをコントロールできないといけない。
     効率よく、無駄を排して、着る人の立場から価格も品質も満足していただける服を作る。

    ・人件費が高い日本では、労働集約的な産業はもうやっていけない。
     労働者も確保できない。
     労働集約的な産業が一番評価される場所・国でやるべきだ。

    ・ユニクロの至上命題は、常に低価格高品質を自社の力によって極め、実現することだ。

    ・人が会社を選ぶのと同時に、会社も人を選ぶ必要がある。
     能力の高い人でも、根本的に考え方の違った人が入社すると、その人にとっても会社にとっても不幸だ。

    ・10人の組織でも、最高の10人を揃えるのはムリだ。
     優秀な人が2人、普通の人が6人、足を引っ張るダメな人が2人 これが現実。
     ダメな人をクビにしたとしても、残った8人の中で、ダメな2人が生まれてしまう。

    ・店長でいることが最終目標という仕組み。
     店長を最高の仕事と捉え、店長の仕事を全うすれば、本部にいるよりも高収入が得られる。
     そんな仕組みを作らないとダメ。

    ・30人、50人というチームになると、いつもリーダーが目の前にいるわけではないので、
     いかにも目の前にいるかのようにチームの基本方針、行動指針、戦略目標などを作って開示しておかなければならない。
     「こういう場合は、こう考える」という原則を教え、共有しておかないとチームとしてうまく動かない。

    ・公明正大、信賞必罰、完全実力主義の経営
     ※信賞必罰 = 功績ある者は必ず賞し、罪過ある者は必ず罰すること。賞罰を厳格にすること。

    ・一定の地域に、一定の店舗数を超えると、急に売上が伸びる。 = ドミナント現象
     参考:http://pharm-kusuri.com/real/dominant.html

  • ユニクロの成功と失敗。
    2005年くらいまでの歴史。

  • 成功と思われる裏側には、数多くの失敗とブレない理念、高い志があることを知ることができる。改めて、チャレンジし続ける大切さを感じた。 12/13

  • グローバル化が進む中で言ってることはその通りなのかもしれないが、やはり実力主義、結果主義の側面は多いにあるな、と。本人は何度も文中でフォローしてるが。

    頭のいい企画マンと現場叩き上げの構図はどの会社にもある。私は後者だが、そこの整合性をどうとるかが経営者の腕の見せどころなのだろう。私は後者であるが笑

  • 失敗を恐れないこと、成功はそこから生まれるということがよく伝わる。
    一勝九敗のスタンスで良いということにとても深みを感じる。

  • 経営者とはどうあるべきか、経験を踏まえてストレートに表現されている。スピードをもって実行し、失敗を次に活かすことの大切さを再確認できる。

  • 1,会社というものは、組織や資産規模が売上規模に応じて変動するような仕組みが必要で、柔軟性を持たないと駄目。
    2,会社の命名:いつでも服を選べる巨大な倉庫”ユニーク・クロージング・ウエアハウス”
    3,広島中区袋町が1号店
    4,UNICLO→UNIQLOへのロゴ変更は、香港の現地法人が間違えたのがきっかけ。
    5,ユニクロの悪口言って100万円 キャンペーンで、ユーザーニーズを理解した。1万通の便り。
    6,いい会社というのは、社長の言っていることがそのとおり行われない会社である。全て真に受けて実行していたら、会社は間違いなく潰れる。社長が言いたいことの本質を理解し、現場では自分なりにその本質を見極めどう具体化するかを考える。実行する。
    7,社会貢献をやることによって、現場の一体感が生まれる。業績回復のヒントになるかも?
    8,1勝9敗だからこそ、一つの成功に深みがあり、次に繋がる大きなパワーが生まれる。失敗を早く認識し、本質を本気で理解しどうすればいいかを早く考え、実行する企業しか生き残れない。

  • 家業の紳士服店を父から継ぎ、カジュアルウエアのトップ企業「ユニクロ」へと育て上げるには数え切れない失敗の歴史があった。業績低迷や海外進出の失敗にも率直に触れながら、失敗を恐れない独自の経営哲学とその手法を公開。

  • ユニクロの社長、柳井さんの本。
    自分にも人にも厳しく、実現しようという志が強かった。タイトルの通り失敗談もいくつもありましたが、会社としてどんなに失敗してもプラスにする成功は必ずとらなければいけないという想いが潰れない要因なんですね。

    上場するにあたって、公認会計士を自分の読んだ本の中からこの著者こそという人に直接アタックするところなんかは行動力が凄いなぁと感じた。
    いくら絞れと言われても譲らなかった経営理念の数や中身を見ても、自分の理念があると思った。こういう人が実業家として成功するんですね。
    上司だったら厳しそうだけど。。

    ただ、一つのエピソードが短く簡潔すぎたので、インパクトが薄かったかも。

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一勝九敗 (新潮文庫)の作品紹介

豪胆な父とは対照的に内気な息子・柳井正は、大学卒業後、家業の紳士服店を継いだ。やがて店をカジュアルウエアのトップ企業「ユニクロ」へと急成長させるまでには、数々の失敗の歴史があった。株式上場、急成長、業績低迷の実態に率直に触れつつ、高品質の衣料を低価格で売る秘訣、広告代理店任せにしない宣伝戦略、透明性の高い人事など、独自の経営哲学を惜しみなく公開する。

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