一勝九敗 (新潮文庫)

  • 2038人登録
  • 3.66評価
    • (115)
    • (311)
    • (293)
    • (37)
    • (3)
  • 251レビュー
著者 : 柳井正
  • 新潮社 (2006年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101284514

一勝九敗 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • これまで、ユニクロに関しては、
    他の人が書いたのを読んだのですが、「なるほどね。」と思っただけだが、今回の「1勝9敗」は、あまりにも率直に書いているので、
    かなり、勉強になった。

    ユニクロが、低迷から復調になりつつあると
    報道されている。
    やはり、これだけ、現実をきちんと見ていると
    つねに改革していく姿勢が、はっきりしているのだと痛感する。

    「成功の中にひそむ失敗の芽」
    「失敗から育てる次の芽」
    実に、はっきりしている。

    柳井正氏の「経営者10戒。」(抜粋)
    経営者は、なにが何でも結果を出せ。
    経営者は高い理想を持ち、現実を直視せよ。
    経営者ははえたたきにならず、本質的な問題解決をせよ。
    経営者は素直な気持ちで、即実行せよ。
    経営者は誰よりも熱心に、自分の仕事をせよ。

    ふーむ。ヨッシャー。
    まだ、私は、「0勝9敗」だ。あと1回勝つだけでいい。

  • プロフェッショナルマネジャーのまえがき、あとがきとも重複あるが読み応えあり。ブレない精神と判断力が秀でていると理解。

  • UNIQLOの柳井さんの、入社から2006年くらい前までの話。

    大企業病とかの興味深い話もあった。
    あと、失敗したビジネスの話もあったので、面白かった。

    まあ、失敗恐れて、机上検討ばかりしている会社よりも魅力的だな。

  • タイトルの通り、9敗しても1勝すれば生き残れるというのが印象的だった。

    特にすごいと思ったのは、9敗しても会社をつぶさなかったこと。
    ・失敗と分かったらすぐに撤退すること=傷口を広げすぎない
    というのが重要かと思った。

    本文では失敗の経験が数多く語られているため、個人的には「そんなに失敗してるのに、なんで会社がつぶれなかったの?」をもっと詳しく知りたかった。

    でも、柳井社長は強烈なカリスマ性を持っているというよりは、本当に地道に人を集め、チャレンジし会社を大きくしていったのだと思った。
    現場第一主義で、本部は店舗をいかに上手くサポートするかに留めるなど、上手な組織体制にも興味を持てた一冊でした。

  • 2003年までのユニクロの軌跡をまとめたもの。見る人の知的さに期待した、フリースやデニムの宣伝等、ユニクロらしさが伝わってくる内容。UNICLOがQに変わった理由は偶然だったというのは面白い。以下メモ。(1)実行しながら考えて修正していけば良い。‥実行もせず分析ばかりしてグズグズしているよりよほど良い。失敗の経験は身につく学習効果として財産になる(2)商売の基本はスピードと実行。出来るだけ早く失敗し、失敗したということの一つ一つを自分自身で実感する。その上で失敗しないようにするにはどうやっていくかを考える。そこで工夫と言うものが生まれる(3)良い失敗というのは失敗の原因がはっきりと分かっていて、次はそういう失敗をしないように手を打てば成功につながるもの。‥当社のある程度の成功も実態はたぶん一勝九敗程度である。(4)ほとんどの全ての日本企業、ひいては日本株式会社は現在失敗していることの本質を本気で認識しようとしていない。利益が上がらないということは単純に失敗していることということなのだ。辛辣なコメントも多々あるが、個が自身を見つめ、自省し、柔軟な組織の中でチームワークできるかがユニクロの強さなのだと思った。

  • 柳井正がどのようにユニクロをここまでの大企業に育てたかを、柳井正の考え方と、ユニクロの歴史の二つの面から描いている。

    柳井正は、攻撃こそ最大の防御と考えていて、数多くの勝負を仕掛けてきた。そして、その勝負は10回に1回くらいしか成功しなかったことから、一勝九敗というタイトルをつけた。

    私がユニクロに通いだしてから九年がたつが、本当に毎年まいとし新しいことをやっている。パワフルな会社である。

    ・会社に頼る時代は終わった。会社とはもともと期限のあるものである。
    ・経営者と商売人は違う。経営者とは、目標と計画を立て、企業を成長させ、収益を上げる人。
    ・高い志や目標を持て。
    ・失敗は、目を逸らし、蓋をして葬り去りたいものだ。失敗をたんなる傷にせず、そこから成功の芽を探す。
    ・「働かされる人」ではなく「経営ができる人」が必要。手足だけの人材は不要。
    ・会議で発言しない人がいたら、次回からは出席しなくて結構と言う。
    ・有能な人間が、マニュアルや本部の方針通りにやって、仕事が面白いはずがない。
    ・中途半端なゼネラリストは必要ない。
    ・実力主義以外で人を評価することはあり得ない。
    ・自分の能力に自身がある人ほど、失敗したことを認識せずに突っ走る。
    ・なるべく短い助走期間で始める。何らかの失敗をして、それをすぐに修正する。
    ・昨年と今年を変えない限り、会社は潰れると思ってほしい。


    2010年6月19日 読了20(13)

  • 大好き☆私のバイブル

  • 『会社はもともと期限のあるものと考えるべきで、新しい事業の芽を出し続けない限り、賞味期限が切れたらそこでお終いなのだ。その本質はつねに変わらない。

    会社は安定成長を続けると、形式的に動くようになり、管理組織も次第に肥大化し、意思決定のスピードが鈍くなる。会社というもの、事業=商売というものは、安定や形式とは正反対に位置すべきものではないだろうか。』

    ヒートテックがヒットする前までのユニクロの物語。
    引退宣言した年齢はとっくに超えてしまっているけれど、彼に安心して経営を任せられる日は来るのだろうか?

    非常に心に響く作品。とにかくお客様と現場が大事。それさえ忘れなければ、会社はなんとかなる可能性がある。ただし、可能性があるだけだ。優先順位を常に間違えてはいけない。また、ただ言ってるだけではいけない。言っているだけの言葉があまりにもこの社会には多過ぎる。

  • 今読んでみてこれが15年近く前に書かれていたことに驚く。トップ経営者と言われ続けてきたのはまさにこういことかと。

  • 創業から成長、成熟までをダイジェストで追体験できる。“事を成す”ということの一例を示してくれる良書。

全251件中 1 - 10件を表示

柳井正の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ロバート キヨサ...
三木谷 浩史
村上 春樹
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印

一勝九敗 (新潮文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

一勝九敗 (新潮文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

一勝九敗 (新潮文庫)の作品紹介

豪胆な父とは対照的に内気な息子・柳井正は、大学卒業後、家業の紳士服店を継いだ。やがて店をカジュアルウエアのトップ企業「ユニクロ」へと急成長させるまでには、数々の失敗の歴史があった。株式上場、急成長、業績低迷の実態に率直に触れつつ、高品質の衣料を低価格で売る秘訣、広告代理店任せにしない宣伝戦略、透明性の高い人事など、独自の経営哲学を惜しみなく公開する。

一勝九敗 (新潮文庫)の単行本

ツイートする