kaizenさんの感想
2011年8月4日
最初の殺人から、本題の贋作論争にたどり着くまでの筋書きがなかなか。 亀井、十津川の推理の深さに脱帽。 怪しげな贋作、寄贈された美術館は良い迷惑? 赤川次郎の美術品の知識が試される作品。 画商に敵を作らないように工夫しているところが憎い。
一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。 「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」