ガラシャ (新潮文庫 み 43-3)

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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101285740

感想・レビュー・書評

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  • 泣いた~!
    洗礼を授かっている身として細川ガラシャの名前は知っていたのだが、その生涯をもっと知りたいと思って・・・

    ず~っとキリタン弾圧による「殉教」だと思っていたが、違った(アセ)

    宮木さんらしく、恋愛要素関連の切なさ超多め。秀治との絡みと幽斎のラストは・・フィクションだよね?

    これは三浦綾子氏の「細川ガラシャ夫人」も読んでみねば!
    ”求めても求めても埋められることのない悲しみ・渇きを救ってくださるのは天主様のみ”
    そうしてキリスト教に傾倒していく様は非常に共感を覚えた。

    それにしても、明智光秀さん、イメージが180度変わりました(笑)

  • 史実を基に細川ガラシャの生涯を幻想的に彩った作品。
    人物関係の相関図が章を追うごとに広がって行く様子がおもしろい。
    最終章の人物間の感情が意外で驚いた。
    オチよりも驚いた。

    恋愛絵巻みたいな感じかな、と読み進めていくうちに百合っぽい雰囲気が……
    と思っていたら、突然の薔薇……!

    ガラシャにまつわるエピソードを丁寧に拾って、それぞれに糸が絡んで行っている様子に妙な背徳的美しさを感じた。

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著者プロフィール

1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。

「2023年 『百合小説コレクション wiz』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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