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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
後味が最強に悪い。しかしながらこういった読み応えのある小説が、小説というカテゴリ全体の中で一定数の割合で存在することも大切であると思う。読者に主人公の行く末を預ける形で終わっている部分も味わい深い。
ある日突然、暗い小説が読みたくなりネットで検索し出会ったのがこの本です。そしてこの後も米澤作品を読むきっかけとなった作品であり、読書が好きではなかった僕が小説を読み続けるきっかけとなった本でもあります。 メインの舞台は冬の北陸、石川県金沢市。 僕の故郷でもあるので小説の中で登場する場所が脳内に風景として描き出され、登場人物たちが会話している姿が浮かんできます。 いきなりパラレルワ... 続きを読む »
ボトルネック…物事の効率化の妨げになっているもので、排除されなければ、効率化は望めない。
自分の生まれてこなかったパラレルワールドを通じて、自分が、自分の属している環境(家族であったり、恋人であったり)にとってのボトルネックだったと知る。自分がいることによって、世界は悪くなっている…
それを知ったときの自分はどんな気持ちになるのか… 考えさせてくれる小説だった。ご都合主義の小説でない分、リアル感があった。でも最後は、それでもやっぱり、ツユに応えてくれたと信じたい!
米澤穂信の作品ならではの苦味が味わえた。
「ボトルネック」 瓶の首は細くなっていて水の流れを妨げ、 流量の妨げとなっている箇所。このことから、システム全体の効率を上げる場合の妨げとなる部分のことを指す。 「自分がいる世界」と、「自分がいない世界」とを対比し、 「自分がいない世界」の方が周りにいる皆が幸せになっていた。 家庭環境も良くなっていたし、定食屋のじじぃも生きている。そして何より恋人が死んでいない。 そうした場合、... 続きを読む »
辛すぎる物語だった。。。
身近な人が不幸になる様を写真に撮るのが生き甲斐、
というような悪意を目の当たりにしても。
愛していたと思っていた相手に、
自分のネガティブなオーラを照射し続けてしまっていたことに気づいても。
「自分が生まれなかった世界」のほうが、家庭も恋人も、近所のお店までも
すべて物事がいい方向に進んでいても。
せっかくサキという、まっすぐでポジティブな姉を登場させたのだから、サキの存在のせいでかえって自分の存在を否定する、というところまで主人公リョウを追い込まないであげてほしかった。。。
『儚い羊たちの祝宴』、そしてこの『ボトルネック』と、怖すぎたり辛すぎたりする作品から米澤穂信さんを読み始めてしまって泣きそうだけど、次は救いのありそうな作品を選んでトライしてみよう!
中盤からが良い。
読んだらちょっと泣きそうになった。
感動でなく。
図書館で米澤さんの棚を見てたらなんとなく目に入ったので借りてみた。
最初SFにはよくあるタイムスリップものなのかなと思いながら読んでいく……しかし重大な事に気付かされる。
パラレルワールドを題材にしたミステリー小説。 主人公の嵯峨野リョウは、主体的に行動することの少ない、ただ受け入れて生きてきた中学生。 「自分が生きている意味は?」、「自分と周囲の環境との関係性」など、アイデンティティに関する深いテーマが潜んでいる。 作中では中学生として描かれているが、現実には「受け入れ型」の大学生は多い。 一人の人間の存在は少なからず、地球環境に影響を与える。鋭い識者はこ... 続きを読む »
小学生の頃、とある偉人の伝記を読んでゐたら、その偉人が全体の3分の2くらゐのところで死んでしまつたのであります。 残る3分の1は、主役がゐなくなつた後のことが延々と述べられてゐました。 これはね、案外ショックなものです。年少の者は、その偉人に感情移入して読んでゐますから、まるで自分が死んでしまつたかのやうな不安定な心持になり、自分がゐなくなつた世界を想像できないのでした。 それ以降、幼いわた... 続きを読む »
【ボトルネック】 瓶の首は細くなっていて、水の流れを妨げる。 そこから、システム全体の効率を上げる場合の妨げとなる部分のことを、ボトルネックと呼ぶ。 全体の向上のためには、まずボトルネックを排除しなければならない。 ある別の可能世界への扉を叩いた本作の主人公嵯峨野リョウ。 日常と世界景観はほとんど変わらないのに、ただひとつそこに「自分」だけがそこに織り込まれてない世界。「もし自分がこの世... 続きを読む »
もしも自分が生まれていなかったら・・・
パラレルワールドなお話。
彼だけが生まれてなかったという設定で
生まれていたか、生まれていなかったかの微妙な差(お店だったり、人物だったり)が彼の生き方に直結していて痛い。
くっと引き込まれ一気に読破。
ラスト一行は二度読みするも絶望的かな。
自分が生まれなかった世界に迷い込んでしまう、という物語。 主人公は、自分に対して臆病というか、無気力というか、あまり活力のないタイプの人間で、迷い込んだ世界には、性格の対象的な女の子が代わりとして存在します。 その違いで世界が滅んだりはしないけど、日常の細かいところが少しずつ違っていて、それが明らかになるにつれ、結果、主人公を追い込んでゆきます。 ある種の諦め。 多くの人は... 続きを読む »
文体は読みやすく、内容も気になってあっという間に読んだ。
最後の解釈に迷うところだけど、どうだろう。ふつうの小説であれば、最後は立ち上がるものだけれど、あのラストはそうではないのかもしれない。
「ボトルネック」「パラレルワールド」「グリーン・アイド・モンスター」。
これらの言葉の意味がわかれば、着地点がなんとなく想像できてしまう。
結末をうすうす予感しながらも、まだどこかで「違うかもしれない」「違ってほしい」と期待してしまう自分が、主人公であるリョウと似ているような気がした。
毒に侵された人間は、もう元へは戻れない。
心が健全な時に読むことをお勧めする。
あらすじから推理モノだと思っていたら、青春モノというか、なんというか。すべての登場人物の性格や感情の描写がすごかったです。凄すぎてついていけず、ラストでノゾミの望んでいたことが分からなかったです。
世界が変わった原因を探すのが面白くて、一気に読み終えてしまいました。
正直、驚いた。
久しぶりに衝撃のあるストーリーに出会ったと暫し呆然とした。ここまで主人公に何かを迫り、求め、先を想像させるものはなかなかない。グロテスクとは異なる残酷さ。存在という最も根本的なものに直面させ、更に選択しろとは全否定された後に残るものが恐ろしすぎる。
背筋がすっと寒くなるのと同時に《怖い》と久々に感じた。読み返す事は恐ろしくて当分は遠慮したい。

陸風海風ってそんなに確固たる死因の反証材料になるのかな?
いまいちピンと来なかったのは多分俺がこの辺の理系科目に弱いからなんでしょう……。
主人公のリョウ君、とても暗い思考でしたね。
結末は...





